【北海道胆振東部地震】私のリアル被災体験~一番怖かったのはアレ

防災関連

2018年9月6日に起こった北海道胆振東部地震。筆者である私が実際に被災した時の体験談を、この記事を通して皆様にお伝えしていこうと思います。

比較的災害が少ないはずの北海道で起きた、最大震度7の大地震。この地震によって多くの方が防災に関する備えについて考えたはずです。この体験を通して、役に立った防災グッズなどを別記事で紹介していきますが、まずは地震直後の様子などを踏まえて災害のリアルな実態をお読みください。

libloomスタッフ:chihiro
libloomスタッフのchihiroです。私は北海道札幌市在住なのですが、初めて体験した大地震の様子を記事を通してお伝えし、皆様にもっと防災意識を高めて頂きたいな~と思っていますのでどうぞ最後までこの記事にお付き合いください。
防災アドバイザー:タカさん
chihiroさん大変だったね~…。僕も東日本大震災を経験した一人だから、恐怖心とか不安など共感することが多いです。

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9/6の3:08に起こった大地震「北海道胆振東部地震」

libloomスタッフ:chihiro
こちらは当日の情報かな?実際には最大震度7で、札幌の東区では最大震度6強を観測。私が済んでいた地域は最大震度5強でした。
防災アドバイザー:タカさん
当時は確か北海道にも台風がどうこう~ってニュースでやっていたけど、まさかその直後に地震が来てしまったとは…。

地震前日「北海道にも大きな台風が来たね」と友人たちと防災について話していたのを覚えています。しかし、そんな中でも「結局いつも通り、北海道に台風なんてこないのだろうな~」と思いながら、私が備えた食料備蓄はインスタントラーメン(5食1パック)のみ。

笑い話で終わるはずだったのですが、このインスタントラーメンがまさか地震で役立つことになるとは思ってもいませんでした。北海道胆振東部地震の筆者が実際に被災した時の様子をお伝えします。

libloomスタッフ:chihiro
自分がもしも私だったら…と感情移入して読んで頂けると伝わりやすいかと思います。
防災アドバイザー:タカさん
chihiroさんも実際に被災してみて改めて実感したこともあったんじゃないかな?
libloomスタッフ:chihiro
本当にその通り!災害を軽視してたわけではないけれど…実際に自分が経験しないとわからなかった事がたくさんありますね。

夜中に突然地鳴りが鳴り…その直後に緊急地震速報が!

 

私はわりと小さな地震でもすぐに目覚めるタイプ。この地震で大きな揺れを感じる前に「地鳴り」に気付きました。正直、私は地鳴りなど体験したこともなく、どのようなものが地鳴りなのかわからなかったのですが、あれはおそらく「地鳴り」だったと思います。

いや、地響きというのでしょうか…?とにかく、横になっていた体全体でその響きや音を感じ取れたのです。幸いにもこの時点で筆者は完全に目覚めました。そして、ゴゴゴゴゴ…と地鳴りが聞こえてからすぐに、小さくカタカタ家が揺れ始め…。

「あ、地震だ!」と思いながら息子を起こそうと頑張っている間もなく、地震のアラームが鳴りました。(緊急地震速報)そのアラームと同時ぐらいに揺れが非常に大きくなり「これはただの地震ではない!大地震だ!」と確信したのです。

libloomスタッフ:chihiro
大きな揺れが我が家を襲ったのにも関わらず…なんと息子が全然起きてくれなかったんですよ~。(なんて強者なんだ…)
防災アドバイザー:タカさん
息子さん小学生だよね?もう抱っこして逃げるというような重さでもないだろうし…それはパニックになるかもね…。(それにしても震度5強で起きないなんて肝がすわってるな…)

揺れが大きすぎて立つことも不可能

大きな揺れを感じてからすぐに、どう頑張って起こしても起きない息子を引きずり、リビングにある食卓の下に潜り込もうとしたのですが、あまりにも揺れが大きいので立つことも不可能…。

たった2mの距離も移動するのが難しい状態。今にも横にあるタンスが我々親子に倒れてきそうな状態に恐怖と焦りしかありません。

逃げたいのに思うように逃げられない…。これは健康であろうが、運動神経が良かろうが、バランス感覚に優れていようが…全く関係のない話で、そもそも立つことすら不可能なのです。

この体験から「大地震が起こればたった少しの距離も移動が難しい」と学びました。普段から足元にモノをたくさん置いてある人は是非この機会に片づけてください(笑)本当に災害時にはこの「足元のスペースの狭さ」が仇となる可能性がありますよ。

libloomスタッフ:chihiro
あまりにも身動きが難しい状態だったので、判断に迷いました。息子に覆いかぶさり、今にも倒れてきそうなタンスから息子の身を守るべきか、何とか踏ん張ってリビングの食卓の下まで2人で移動するべきか…。

結局、タンスの下敷きになれば私だけではなく息子も危ない!と思ったので、リビングまで床を這うようにして息子をひきずっていきましたけどね…。

防災アドバイザー:タカさん
短い時間でよくそこまで考えました!災害時はどうしても気が動転してしまいますが、chihiroさんのように冷静な判断を行えるように心も落ち着けていきましょうね!

食器棚が倒れてきた

 

▲これが地震直後の我が家の様子の写真です。

私たち親子が食卓の下まで辿り着くかつかないか…というタイミングで、その食卓の上に食器棚が倒れて来たんです!もうその時は部屋も真っ暗で、何が何だかわからなかったのですが、ある程度揺れが収まった時にすぐに防災リュックから懐中電灯を取り出し、あたりを見渡して唖然…。

部屋の中がぐちゃぐちゃなだけではなく、潜り込んだ食卓の上に食器棚が倒れてきたので、息子の周りはガラスだらけ。幸いにも息子にはケガはありませんでしたが、次また揺れたらもう命はないかもしれないと思いました。

libloomスタッフ:chihiro
実は同じ地域に住んでいる友達などは、ここまで大きく家具が倒れたりはなかったそうです。うちのアパートは築年数が古いこととか家具の配置が良くなかったのでしょうね…。部屋はこんな状態なので、家に帰れたのは5日後です…。
防災アドバイザー:タカさん
chihiroさん…ちゃんと家具の固定などを行っていなかったんでしょう?今回は運よく二人とも大きなケガ無く済んだけど…何かあってからじゃ遅いんだから!ちゃんと家具の固定はしておきなよ!!!
libloomスタッフ:chihiro
は…はい!!!(まだできてないんだよね~…)

何よりも怖かったのは「暗闇」

筆者が何よりも怖かったのは、街中が停電して真っ暗闇になっていたこと。いつもは窓から近くのマンションの明かりなどが見えていたのですが、この時は驚くほど真っ暗…。そして、恐ろしいほどに静かな状態。

風呂場から湯船のお湯がザブンザブンと波打っている音だけが我が家に響き渡り、不気味さをより一層掻き立てていました。すぐさま着替えて、荷物を準備し、家を出て近くに住む親友宅へ向かうことに。

空を見上げると驚くほど星が綺麗で、その美しさがなぜか恐怖心を更に強いものに。こう感じたのは筆者だけではないはずです。

光のない暗闇の道を息子とペットのウサギを抱えながら歩く…。「自分がしっかりしなきゃ、この子たちを守れない」という理性が働いていたので、その後は淡々と二次災害や、再度起こるかもしれない地震に注意して日が昇るのをただただ待ちました。

これが地震の時の私の状況です。その後のライフラインが途切れた生活については次記事でお伝えしていきます。いつ起こるかわからない災害に備えるためにも、是非次記事以降もご覧くださいね。

libloomスタッフ:chihiro
街中が暗闇で静まり返った状態は本当に怖かったです。悪い夢でもみているのか…という感じ。むしろこれはホラー映画の一部抜粋か?と思うほど。普段から防災グッズをリュックに入れていたおかげで、すぐに家を出られたので良かったですね。
防災アドバイザー:タカさん
防災グッズはきちんと作っていたんですね!災害時はパニック状態だし、身の安全を優先しなくちゃいけないし…で、さほど避難準備にかけられる時間がないから、防災グッズをいつでもすぐに持ち出せるところに置いておきましょう!

▼今回の震災で実際に役立った防災グッズ・必要だと感じた防災グッズについては別記事にまとめてありますので、こちらも参考にしてください。

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あなたの『生活』に幸せの花が『咲く』

SNSで見る北海道・札幌市の被災状況

libloomスタッフ:chihiro
道路は本当すごいことになってます…。

libloomスタッフ:chihiro
札幌の中でも特に被害が大きかったのが清田区…。これは本当に泣けてくる…。

libloomスタッフ:chihiro
道路が液状化するとか…本当未だに信じられないですね…。

札幌の状況をお伝えしたく、SNSを引用して被害の実態を掲載しましたが、これはほんの一部でしかありません。まだまだ避難されている人が多くいらっしゃいますので、これからが本当に大変ですね。

防災アドバイザー:タカさん
本当にすごいことになっているね…。北海道で被災された方々・被災で亡くなられた方…早く皆様が安心して暮らせ、眠れる日が来るのを心から願っています。

地震当日は不安と恐怖に包まれた北海道

かなり簡潔に記載しましたが、これが北海道を襲った大地震当日、筆者が体験したお話です。正直、あまりあの日の事を思い出さないようにしている自分もいて、記事で当時の様子を伝えるのは非常に難しいことだな~ともどかしさを感じている次第です。

そしてこの記事を書いている今でも、余震に怯えながら生活している状態。震度が強かった地域では、この恐怖心を抱きながらしばらくは生活していく事になるのでしょう…。筆者が体験した地震によって、より多くの人が防災について考えてくれたら嬉しいです。

では、次の記事で防災について詳しく書いていきますので、是非立ち寄ってみてください。

▼普段から行える防災への備えについてはこちらをご覧ください。

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▼実際に被災してみて必要だった防災グッズについてはこちらに記載しました!(商品はリーズナブルなものをピックアップしています。)

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libloomスタッフ:chihiro
私は防災についていつも気にかけているものの「北海道は何だかんだ言って大きな災害はないだろう」と考えていた自分に情けなさを感じました。これを機に是非、皆さんも防災への備えをしてくださいね!
防災アドバイザー:タカさん
災害はいつどこでも起こりうること…だからこそ!災害に怯えるのではなく、備えて欲しいと強く願っています!

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■この記事の担当
chihiro

libloomスタッフのchihiroです♪小学男子の息子を持つシンママ。毎日忙しい日々を送っているからこそ!便利で画期的な商品が大好きです。性格はかなりズボラなので、どんなに良い商品でも使いにくいモノは嫌い(続かない)なので温かく見守って下さいね。

私が紹介する商品は「主婦」であり「ママ」であり「女性」である視点から選りすぐりのものをピックアップしています。特に最近は女子力アップに励んでいるので、美容に関する商品を多くリサーチしています(特に脱毛関係は3日寝ずに語れるほど詳しくなりました(笑))

ママでありながら美しい女性を目指している方にピッタリの商品を見つけてはランキングにしてまいりますので、これからどうぞよろしくお願いします♡

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