北海道胆振東部地震を経験してわかった「役に立った防災グッズ」や「これがあったら良かった」と思うようなものについて、今回は詳しく紹介していきます。
実際に被災し体験を踏まえた上で筆者目線で値段と商品の質を吟味したものをピックアップして紹介していますので、参考にして頂けたら嬉しいです。筆者の被災体験と共に防災グッズの必要性と利便性を解説していきますね!
また最近では千葉県の台風被害も記憶に新しいです。多くの世帯で停電が起こり、困難な状況が続きました。もはやこういった災害に合う事態は珍しいことではなくなっています。
毎年当たり前のように起こる災害に対して、意識を高めることに繋がれば幸いです。
実際に全ての防災グッズを揃えるとそれなりの出費は免れません。
私にとってもそれは現実的なものではありませんので、ここではなるべくリーズナブルな値段で且つ使い勝手の良い商品をメインにピックアップし、家計の負担が気になる方にも読みやすい記事にしていこうと思っています。
chihiroさんは家計には厳しいタイプなので、紹介される防災グッズにも期待できそうですね。
実際に被災してわかった防災グッズの必要性
◆北海道胆振M6.7
昨晩9/6 03:08 Mj6.7/D40km震度6強
直下型地震発生
◆震度6強 安平町
◆泊原発
停止中だったが外部電源喪失により
非常用発電機で燃料プールを冷却中
◆厚真町吉野で大きな土砂崩れ
民家20~30軒が被災した可能性あり
◆最大295万戸が停電
M5超余震も既に2回、まだ要注意です pic.twitter.com/xcSgMW0oAi— BOPPO (@Boppo2011) 2018年9月5日
恐ろしい大地震が北海道を襲ったのは2018年9月6日の真夜中。筆者は札幌市在住で、震度5強の地震を体験することとなったのです。
北海道は比較的災害が少ない地域だったこともあり、日頃から地震などの災害について知識を蓄えていたものの、どこか他人ごとのように感じていた自分がいたことを改めて実感しましたね…。(これが平和ボケってやつなんでしょうか…?)
この体験に基づき、被災してみて「必要だったもの」「役にたったもの」などをこの記事で詳しく紹介します。地震大国である日本だからこそ、この経験が少しでも皆様の役に立つことを願います。
これがあったおかげで、比較的スムーズに家から出ることができたので、皆さんもこれを機に普段使っていないようなバッグで構いませんので、防災グッズを詰めてくださいね。
特にすごいものを詰めていたわけではありませんが、確実に役には立ったので以下に私の防災リュックの中身を記載しておきます。
▼筆者が体験した地震当日の様子はこちらの記事にまとめています。

大停電により電気がない生活で必要だったもの
恐ろしい地震の中での大停電…。筆者の地域で電気が復旧したのは三日目の夜だったでしょうか。(眠っていないので日にち感覚がわからず…)それまでに電気というライフラインが途切れた生活で役立ったものや、あったら良かったな~と思うものについてまとめてみました。
▼実際に被災してみてわかった不便さや本当に必要な備えについてわかったことを、こちらの記事にまとめましたので、合わせて読んでください。

懐中電灯
まずはじめに役立ったのが「懐中電灯」です。大きく揺さぶられた我が家はすぐに停電し、家の中が一体どうなっているのかすらわからないぐらい真っ暗でした。防災リュックからすぐに懐中電灯を取り出し、光を当てられたことで避難準備をすぐに行うことができましたよ。
ちなみに筆者が使った懐中電灯は100円均一で買ったもの2つ。これが意外にも明るくて、停電中もかなり役に立ちました。しかし、大きな懐中電灯もあった方が便利だったな~と思ったのが本当のところですね。
今現在、懐中電灯を持っていないのであれば、まずは100円均一で2つぐらい揃えておき、お金に余裕がある時に立派なものを買っても良いかもしれませんね。
▼こちらの懐中電灯(マクロス・ハイパワー ライト 懐中電灯【MEL-94】)はサイズ・値段ともに魅力的です。
▼おすすめのランタンについてはスタッフの方が記事にまとめて下さっていますので、こちらも参考にしてくださいね。

スマホなどのバッテリー
今回の地震でスマホのバッテリー切れにどれだけの人がアタフタしたのでしょうか…。筆者も地震があった当日に慌てて電気屋さんに並びましたが、あまりの長蛇の列で買うことができませんでした。こちらは確実に必需品となりましたので、是非優先して揃えておきたい防災グッズ。
▼乾電池式のものは安いだけではなく、停電になっても使えるので重宝するでしょう。こちらの商品は「GREEN HOUSE モバイルバッテリー 【GH-BTB34A-WH】」です。
▼おすすめのモバイルバッテリーはこちらのランキングに記載されています。

ラジオ
停電してしまうと当たり前のようにテレビで収集していた情報を得ることができなくなります。また、スマホでネットニュースを見るにしても充電が必要ですが、その充電すら危うい時に情報収集する気にはなれませんでした。
そんな時に役立ったのはラジオ。ラジオから流れる情報を頼りに停電中を過ごすことになったので、ラジオは何が何でも必需品だな~とつくづく実感しましたね。
▼こちらのラジオは「乾電池受電」「太陽光充電」「手回し充電」が可能なタイプで、さらにはスマホの充電もできる優れもの。ライトも付いていますので、災害時にはとても役立つ一品でしょう。商品名は「smart-life ポータブルラジオ」です。
ちなみに、私は知人の方に「いつLINEが届くかわからないけれど、今の北海道の情報をメッセージとして送ってください」と頼み、時々届く情報のおかげでとても励まされました。(ありがとうございます!)
電池
言うまでもありませんが、電池は絶対に持っておきましょう!電気が復旧しない限りは、この電池が頼りの綱になるからです。地震当日もスーパーで少しだけ買うことができましたが、物資が届かない状況では次いつ電池を買えるかわかりません。
なるべく電池は常備しておくと安心ですよ。
▼どうやらAmazonベーシックの電池がコスパ面で人気なようですので、こちらではAmazonベーシックの電池を掲載しておきます。
ろうそく
筆者たちは停電中の夜に、ラーメンどんぶりにろうそくを立てて光を灯していました。ろうそくがあるかないかでは、全然明るさが違います。もちろん、ランタンなどの強力な光源を持っているのならその方が良いかもしれません。
ですが、何度も言う通り、一気に防災グッズを買うとなると家計に響くかもしれませんよね。なので、まずはろうそくを持っておくと安心できると思います。安いもので構いませんので、ろうそくを買っておくと良いですよ。
▼非常用ローソクセットなども販売されていますので、参考までに商品をアップしておきますね。
アルミホイル
▲停電中に実際に灯していたろうそく。アルミホイルはこのように使うと明るくなります!
わりとどこの家庭にもあるアルミホイル。今回は停電中に光を反射させるために使用したのですが、これが大活躍でした。空き箱などにアルミホイルを貼って、ろうそくなどの光を当てる事で明かりが広がります。
また、天井や壁などにもアルミホイルを貼ればより一層、光が反射し、部屋が明るくなるのです。アルミホイルは他にも保温として使えたり、食品の保存などにも活躍するので、一つはリュックに詰めておきたいグッズです。
生活用品で困ったもの・あってよかったもの
ここからは生活用品についての「なくて困ったもの」「あって良かったもの」についてお伝えしていきますね。
生理用ナプキンなどの消耗品
実はもう間もなく月経がはじまるな~と思っていた矢先の震災でした。普段は布ナプキンを使用しているので、使い捨てタイプの生理用ナプキンを少ししか持っていなかったのです…!
赤ちゃんがいる家庭や、介護されている家族がいる方はオムツなども必要でしょう。このような消耗品は「いつでも買える」ものだったのですが、突然「いつ買えるわからない」ものになってしまって本当に困りますよね。
このような消耗品はなるべく備蓄も含めて買いだめしておくと良いかもしれません。
ティッシュ・トイレットペーパー
使用頻度の高い消耗品のティッシュとトイレットペーパーは備蓄しておきたいですね。地震当日に入ったスーパーなどでは、トイレットペーパーが足りなかったりしていたところもあったので、やはりこのような生活必需品は常にゆとりをもって備蓄しておくようにしましょう。
ビニール袋
情けない事に、筆者の自宅はちょうど日用品が切れ始めていた頃で、ビニール袋がありませんでした。何か荷物を運ぶとしても袋があれば簡単にまとめて運ぶことが可能です。また、断水時などはビニール袋にも給水することができますので、ビニール袋は常備しておきましょう。
ビニール袋自体はさほどかさばるものではありませんので、防災リュックに詰めておくと良いですね。
▼以下のような強度が強めのビニール袋だと尚良いかと思います。こちらも日常的に使う物なので、防災だけではなく、家庭の備蓄として持っておいても良いのではないでしょうか。
断水になった地域で必要だったもの
筆者は幸いにも停電のみで、水道やガスは通常通り使えていました。ですが、マンションなどでは断水も余儀なくされ、水を何度も階段を上り運んだそうです。
もしも断水してしまった場合、給水所などから水を運ぶことになりますので、以下のものがあると便利ですよ。
水を入れる容器
ペットボトルなど、水を入れられるような容器は一気に捨てるのではなく、いくつかとっておくといいですよ。しかし、正直ペットボトルが何本も家にあると邪魔くさいですよね…。なので、水を入れられるような容器を準備しておくと場所を取らず・持ち運びやすいので便利でしょう。
▼以下のような給水袋を何枚かもっておくと安心です。袋なので使わない時は畳んでおけますよ。
リュックなど水を運びやすいもの
実際に水をせっせと運ぶのは罰ゲームのような過酷さです(笑)災害時は特に睡眠不足などで皆さん疲れ切っている中での作業になるので、体力・気力の勝負となるでしょう。
テレビで紹介されていたのが「リュックにビニール袋を入れてそれに給水して運ぶ」方法。リュックだと背負うことが可能なので、重たいものも運びやすくなりますよね。また両手が塞がらないので、小さなお子さんがいる方にとっては手が空くこと自体嬉しいはずです。
特に防災用のリュックではなくても大丈夫そうなので、自宅にある丈夫そうなリュックを使用すると良いでしょう。
▼マザーズバックなど利便性の高いリュックをお探しの方は、こちらの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?

ウォーターサーバーは大活躍!
我が家でも愛用しているウォーターサーバー。実はこのウォーターサーバーが災害時に役立った!という意見が多かったので、SNSの反響なども見て見ましょう。
ウォーターサーバーがどうして売れるのかいまいちわからなかったけど、こういう災害でも予備が荒れば買いに行く必要がないからか…
— ゆぱんだ (@marr1age) 2018年9月6日
地震の時も台風の時も、ウォーターサーバー契約しといて良かったと本気で思う。
断水時にも良いのは勿論だけど、コンビニやスーパーに商品が残っていても災害時使える訳ではないんだよね。— わたあめおじさん (@Enceladusxs2) 2018年9月11日
関西や北海道で災害が相次いでるのをみて、うちは水はなんとかなると思った
クリクラのウォーターサーバーがあって、大体、3ボトル(12ℓ/ボトル)はストックしてあるから
停電したら冷やす、温める、はできないけど、水は出せる
緊急であればご近所さんにも分けてあげられるかなとも— みずさん_UltimaONLINE@あすか (@mizu_sam) 2018年9月6日
以上のコメントにもあるように、ウォーターサーバーは日常的に便利なだけではなく、災害時にも慌てて水を買う必要がないので気が楽です。キャンペーンなどを利用すれば安くウォーターサーバーを契約できるので、おすすめですよ。
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▼ウォーターサーバーについてはこちらの記事で比較を行いました。参考にして下さいね。

もしもガスや電気が使えなくなった時の為に必要なもの
今回の地震では筆者は「ガス」「水道」は使うことができましたが、オール電化の家庭ではとても不安な日々だったでしょう。そこで、ここではガスが使えなかった時のために持っておきたい防災グッズについて紹介しますね。
カセットコンロ
だいたいの家庭にはあるのではないかと思うのですが、カセットガスコンロは一つもっておきたいですね。被災してガスが止まり、ガスコンロなどが使えないとなっても、カセットコンロがあれば調理することが可能。安くても良いので、なるべく持ち運びが便利な薄型タイプのものが望ましいです。
▼こちらは「イワタニ カセットフー 達人スリムII シャイニーレッド」。薄型タイプなだけではなく、見た目もスタイリッシュで価格もリーズナブルな設定なので、これから購入をお考えの方に是非おすすめしたいカセットコンロですね。
ガスボンベ
カセットコンロだけでは、火を付けることはできませんので、同時にガスボンベも購入しておきましょう。防災の備えとしてだけではなく、日常的にも使えるものなので、多めに買っておいても損はないですよね。
寒くなってきたら鍋やおでんが美味しい季節になりますので、是非ガスコンロを家族や友人と囲んで楽しい食卓を演出してみてはいかがでしょうか?
防災上、なるべくガスボンベはストックしておけるようにしたいですね。
▼ガスボンベはこのようなものです。こちらの商品名は「東海 カセットボンベ コン朗 3P 59013000」(この記事では、なるべくリーズナブルな商品を掲載しています)
最低限備えておきたい防災グッズは備蓄しておこう!
今回は筆者が体験した北海道地震に基づき、必要な防災への備えについて紹介しました。「低価格&便利な商品」に的を絞ってピックアップしたので、家計になるべく響かないような防災グッズを厳選しています。
これから「こんなものもあったらいいな~」なんてものがあれば、随時記事を更新していきますので、防災グッズの購入に迷った時はいつでもこの記事に戻ってきてください♪
▼こちらの記事でも防災グッズの紹介をしていますので、参考にしてください。

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