テレビでドラマなどを観ていると、BGMばかりが耳に付き肝心のセリフが聞き取りにくい…ということありませんか?
最近の薄型テレビは、画質に重点を置いているので音はいまいちという話をよく耳にします。
そこでおすすめなのが、ホームシアタースピーカーです。ホームシアタースピーカーの価格は、まさにピンキリですが、今回はテレビのセリフがクリアにはっきり聞こえるようになる、初心者におすすめの2万円以下のお手頃価格なものを紹介します。
2万円以下の安いホームシアタースピーカーは初心者向け
ホームシアタースピーカーと聞くと、そこそこの価格で配線など接続や設定が難しく、初心者には敷居が高いイメージがありませんか?しかし最近のホームシアタースピーカーは、接続や設定が簡単な上、お手頃価格のものが多くあり、初心者でも手軽に使えるようになっています。とはいえ、そこまで家で映画を観るわけでもないし、必要性を感じないよいう方もいるでしょう。
ホームシアタースピーカーの良いところは、映画鑑賞時に迫力のある音を楽しめるだけでなく、テレビドラマやニュースのセリフが聞き取りやすくなったり、Bluetooth接続でスマホで再生した音楽を高音質で楽しめる点です。
また、2万円以下のホームシアタースピーカーでも、大手メーカーから出ているクオリティの高いものもあります。高価なホームシアタースピーカーだと、細かい設定ができる分、ある程度知識が必要な場合がありますが、お手頃価格のものはシンプル設定のものが多いので、初心者には使いやすいというメリットもあります。
ホームシアタースピーカーの基礎知識
ホームシアタースピーカーを選ぶにあたって、知っておくと便利な基礎知識から見ていきましょう。
ch(チャンネル)数とは?
ホームシアタースピーカーを調べていると必ず出てくるのが「ch」です。2.0chや5.1chという表記を見かけますが、なんのことかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
chはスピーカーの数を表す単位のことです。整数が全音域再生を行うスピーカーの数で、小数点以下の数字が重低音だけを再生するサブウーファーの数です。
2.0ch | スピーカーが左右に2つ。 一般的なテレビのスピーカーが、2.0chです。 |
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2.1ch | スピーカーが左右2つ+サブウーファーが1つ。 重低音が加わる分、音に厚みが少し出ます。 |
3.1ch | 左右のスピーカーの間にスピーカーが もう1つの計3つ+サブウーファーが1つ。 これによって人の声が鮮明になり、 セリフやヴォーカルが、より明瞭に聞こえます。 |
5.1ch | 前方左右とその間に1つ+後方左右にスピーカーの計5つ +サブウーファーが1つ。 音が全体を包み込むので立体感のある音が楽しめます。 |
バーチャルサラウンド | サウンドバーでよく見かけるのが、 このバーチャルサラウンドと呼ばれるシステムです。 これは、耳の錯覚を利用して、 前方のスピーカーのみであるにも関わらず 仮想的に5.1chやそれ以上のサウンドを再現する方法です。 |
接続方法
ホームシアタースピーカーとテレビのが難しそう…と躊躇する方もいるかと思いますが、実はとても簡単です。
HDMI ARC対応のテレビとホームシアタースピーカーの場合
「HDMIケーブル」でテレビとホームシアタースピーカーをつなぐだけでOK。
HDMI ARC非対応のテレビとホームシアタースピーカーの場合
「HDMIケーブル」と「光デジタルケーブル」でテレビとホームシアタースピーカーをつなぐだけでOK。
ホームシアタースピーカーのBluetooth機能とは
最近のサウンドバータイプのホームシアタースピーカーには、Bluetoothが付いているものが主流です。Bluetoothがついていることで、スマホやタブレット、PCなどとワイヤレスで接続し、そちらの端末で再生した音楽をホームシアタースピーカーから流すことができます。
ホームシアタースピーカーのタイプ
ホームシアタースピーカーは、
- 通常のスピーカー+ウーファータイプ
- サウンドバー
- ボード型
- ラック型
の4種類があります。今回は、お手頃価格なものが豊富で、さらに使いやすく初心者におすすめな「サウンドバー」を紹介します。
▼ホームシアタースピーカーのタイプについての詳しい説明はこちら

口コミで高評価な安いホームシアタースピーカー【サウンドバー】の比較表
サイズ(幅×高さ×奥行きmm) | ch | Bluetooth | HDMI ARC | 最大出力 | 価格 | |
![]() Bar Studio 2.0ch |
614×58×86 | 2.0ch+デュアルバスポート | ○ | ○ | 30W | ¥14,123 |
![]() SoundBar 2.0ch |
745×64×92 | 2.0ch | ○ | ○ | 50W | ¥9,980 |
![]() Infini Mini |
550×63×94 | 2.0ch | ○ | × | 20W×2 | ¥7,999 |
![]() フロントサラウンドシステム YAS-107 |
890×53×131 | 5.1ch | ○ | ○ | 120W | ¥18,800 |
![]() SC-HTB175 |
950×66×105 | 2.1ch | ○ | ○ | 120W | ¥19,800 |
![]() HT-S100F |
900×64×88 | 2.0ch | ○ | ○ | 100W | ¥18,878 |
![]() サウンドバー |
892×84×55 | 2.0ch | ○ | × | 10W×4 | ¥9,999 |
![]() S6520Pro |
710×100×105 | 2.0ch | ○ | × | 20W | ¥6,998 |
![]() サウンドバー |
1006×79×64 | ー | ○ | × | 20W | ¥7,999 |
![]() サウンドスピーカー |
800×64×51 | 2.0ch | ○ | × | 30W | ¥5,999 |
※価格は、2020年3月現在のAmazonでのものです。
購入者の口コミによると、説明書の日本語がわかりにくかったり、クオリティも値段相応だったりで、決して悪くはないけれど、値段以上の質は期待できないものが多いようです。
2万円以下の安いホームシアタースピーカー【サウンドバー】のおすすめ人気ランキングベスト3!
3位:JBL Bar Studio 2.0ch
低価格&初心者向けのエントリーモデルながら高性能だと人気の、JBL Bar Studio 2.0ch。8mm径ツイーターと50mm径ウーファーをそれぞれ2基と、低音を増強するデュアルバスポートを搭載したオールインワンタイプでパワフルな重低音が楽しめます。
スタンダード、ムービー、ミュージック、ボイス、スポーツの5種類のサウンドモードを搭載。ジャンルに合わせた最適のサウンドが選べます。その他、低音域の強さ調整機能や夜間モードも搭載されており、コスパ最強。
また、コンパクト設計なので、TVの前に置いても場所を取らず、壁面への設置も可能です。初めてのホームシアタースピーカーとして、おすすめです。
- HDMI ARC対応
- 5種類のサウンドモード
- 低音域の強さ調整機能
- 音量を下げた時にもサウンドが聞きやすい夜間モード
サイズ(幅×高さ×奥行きmm) | 614×58×86 |
ch | 2.0ch+デュアルバスポート |
最大出力 | 30W |
良い口コミ・悪い口コミ
グローで当たったJBL Bar Studioが来たので設置して #ザ·ヒーナキャット 鑑賞中🐱断然音がいい🤩🤩🤩 pic.twitter.com/A2FN1e2gWx
— 銀狼改🐺社畜のキャットクルー (@ginroumetal) May 12, 2019
良い口コミ
- 低音も程よく出て、全体の音もクリアな感じで良いです。あまり低音をきかせられない集合住宅にはちょうど良いと思います。
- HDMI ARC一本で接続しているので、テレビのリモコンで音量調節が出来て便利です。
- 初めてスピーカーを購入しましたが、テレビの音が良くなって感動です。
悪い口コミ
- テレビをのスイッチを入れてからサウンドバーが作動するまでに5秒以上かかるのが、ちょっとマイナスポイントです。
- 簡単な説明書しかついていなく、わかりにくいと感じました。
2位:パナソニック SC-HTB175
パナソニック SC-HTB175は、クリアで迫力のある重低音を楽しめると人気のホームシアタースピーカーです。余分な低音振動を打ち消しあう「振動キラー」効果で、クリアな重低音を出します。また、階下への振動伝達も軽減できるので、夜間でも迫力ある音を楽しめます。
最適なサウンドモードへ自動で切り換える「番組ぴったりサウンド」や、急な音量アップを自動制御する「音量オート」、消費電力を抑えるのに役立つ「番組連動おまかせエコ」など、多彩なモードも魅力です。
- HDMI ARC対応
- 明瞭ボイス機能
- 振動キラー効果
- 番組ぴったりサウンド機能
サイズ(幅×高さ×奥行きmm) | 950×66×105 |
ch | 2.1ch |
最大出力 | 120W |
良い口コミ・悪い口コミ
ということでパナソニックのsc-htb175というシアターバーを使った感想としては、『悪く無いけど期待は超えない』かなーと。小さいスピーカーで鳴らしてる感は拭えなく
とはいいつつテレビスピーカーには戻りたく無い位はレベルアップするのは確かかなーと
— Zaki_XL (@Zaki_XL) April 23, 2017
良い口コミ
- びっくりするくらい音が良くなりました。特にセリフが明瞭に聞き取れるようになりました。
- Bluetooth接続でiPoneの音楽も楽しめるし、映画も迫力のあるで楽しめるので気に入っています。
悪い口コミ
- 付属のリモコンの反応が悪く使いにくいです。
- 最初の起動時に音声が遅れるのが少し気になります。
1位:ヤマハ フロントサラウンドシステム YAS-107
2万円以下とは思えない高クオリティで初心者のみならず音とこだわる方にも人気なのが、ヤマハ フロントサラウンドシステム YAS-107。最新のバーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」に世界で初めて対応したオールインワン式サウンドバーです。前方・左右・後方に加え、さらに高さ方向の音場もバーチャルで再現する優れもの。
また、専用のスマホアプリを使って、5種類のサウンドモードなど細かい設定もできます。クリアボイスモードも搭載しているので、テレビの声が聞き取りにくいという方にもおすすめです。
- 4Kパススルー
- 「DTS Virtual:X」対応
- HDMI ARC対応
- 5種類のサウンドモード
サイズ(幅×高さ×奥行きmm) | 890×53×131 |
ch | 5.1ch |
最大出力 | 120W |
良い口コミ・悪い口コミ
昨日、ヨドバシにてヤマハのサウンドバーYAS-107を購入しました。これまでワイヤレスの5.1chを使用していたのですが、時々接続切れが起きていた為、今回はシンプルにサウンドバーのみに。結果は大満足。音に包まれる感が心地良く、ライブ円盤鑑賞には最適かと思います(^^) pic.twitter.com/NibKdIBnpT
— けいふらっと@まるれに名古屋 (@keifrat8090) February 18, 2018
良い口コミ
- さすが、YAMAHAだな!という高音質です。
- 重低音もしっかりと出て、臨場感のある音を楽しめます。
- テレビのスピーカーとは比べ物にならない迫力です。
悪い口コミ
- 細かいセッティングを行うには、専用アプリをスマホにダウンロードする必要があり面倒です。
- 高音は綺麗ですが、低音は若干ぼわつく気がします。
ヤマハ フロントサラウンドシステム YAS-107を実際に購入しました!
▼ヤマハ フロントサラウンドシステム YAS-107の使用感もレビューしておりますので、購入を検討中の方はこちらも参考にして下さい。
ヤマハ フロントサラウンドシステム YAS-207を実際に購入しました!
YAS-107ひとつ上のモデルのレビューです。こちらのレビューも参考になります。
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気軽にホームシアタースピーカーを楽しもう
一昔前はホームシアタースピーカーというと、音楽好きの男性が使っているイメージがありましたが、最近は一人暮らしの女性やファミリー層でも愛用している方が増えています。
音と画像の質に差が出がちな薄型テレビが主流となった現在では、ホームシアタースピーカーは必須家電になりつつあると言っても過言ではないでしょう。まずは、お手頃価格のホームシアタースピーカーを気軽に試してみてみませんか♪
