EAST マルチACアダプター AC-M1001を5年ほど使ってみた『しゅうじさん』(45歳/男性)に実際の使用感や特徴などをインタビューしました。実際購入して良かった点、悪かった点など、伺っていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
- EAST マルチACアダプター AC-M1001を購入しようと思ったきっかけは?
- EAST マルチACアダプター AC-M1001をどのようにして知りましたか?
- DCマルチアダプターを買う際に重要視したポイントとは?
- 購入に迷ったDCマルチアダプターは?
- EAST マルチACアダプター AC-M1001の特徴、性能
- EAST マルチACアダプター AC-M1001のメリット
- EAST マルチACアダプター AC-M1001のデメリット
- EAST マルチACアダプター AC-M1001の総合評価
- EAST マルチACアダプター AC-M1001の口コミ・評判は?
- EAST マルチACアダプター AC-M1001の購入を考えている人へアドバイス
EAST マルチACアダプター AC-M1001を購入しようと思ったきっかけは?
私たちが普段使用する様々な機器は、その動力を電気に頼っているものが殆どですよね。この電源供給方法は、大まかにいって2つあります。
1つは、冷蔵後や洗濯機、電子レンジなど、付属しているコンセントプラグをそのままコンセントに差し込むことですぐ使える製品です。家庭用のコンセントは100v(ボルト)の交流電源が流れていますが、この交流電源のことをAC電源(オルタネイト・カレント)と言います。
アコースティクギターのように5本指を器用に動かして弾くのをオルタネイト(交互)奏法といいますが、電気の場合、プラスとマイナスが交互に入れ替わる「交流」のことを指します。このため、コンセントを差し込む時はプラス・マイナスを気にしないで差し込む事ができる訳です。
ちなみに、この表示は50hz(ヘルツ)または60hz(ヘルツ)と製品に書かれており、50hzであれば、1秒間に50回、プラスとマイナスが入れ替わるという意味で、これを「交流」と表現しているわけです。富士山の麓を流れる川を境に、南は60hz、北は50hzとなっています。例えば、東京で購入した50hzの電化製品を大阪で使用すると、最悪の場合、壊れてしまいます。このため最近では表示に(50hz/60hz)=どこでも使えます! という製品も増えてきました。
2つ目は、このAC電源を直流電源(DC:ダイレクト・カレント)に変換し、機器に電源供給するものです。DC電源で作動する機器は、AC電源をDC電源に変換するための装置が必要なため、差し込みプラグ自体がデカかったり、あるいはパソコン電源コードのように途中に四角い変換ボックスがついているので、すぐに分かると思います。
私は、趣味でエレキギターやシンセサイザー、電子ドラム等をやっていますが、楽器関係の電源の多くはDC9v(直流電源の9ボルト)です。これは、電源が取れない場所で演奏をする時などのために楽器の多くが乾電池で駆動するようになっており、いわゆる「四角電池」と呼ばれる、あの電池(DC9v)が多く採用されている背景があります。
前置きが長くなってしまいましたが、このDCアダプター、何がどのアダプターなのだか分からなくなってしまったり、あるいは「器械本体は正常なのにDCアダプターの調子が悪いから仕方なく処分した」という経験はありませんか?
私はこういうケースが山ほどあります。昔買ったガラクタのようなエフェクター(エレキギターの音を変化される機器)やスピーカーのDCアダプターが、妻に「ガラクタ入れ」と称される箱の中に、他のコードと複雑に絡み合い、もはやそれを解きほぐす気も失せるほど多種のDCアダプターが眠っています。
「あぁ、、、何にでも使えるDCアダプターってないのかなぁ、、」そう思って、探しあてたのがこの商品です。
EAST マルチACアダプター AC-M1001をどのようにして知りましたか?
私はおもむろにパソコンを立ち上げ、yahooショッピングで「DCアダプター マルチ 9v」と検索ワードを入れてみました。すると、一般的なアダプターが表示される中、いわゆる「差し込み口」が複数一緒に写りこんでいる画像が目に留まりました。
「ん?・・・コレは!?」と、ざわつく感情を抑えながら、その商品をクリックすると、まさに私が求めていた商品がヒットしました。
「・・これだ!」価格は確か1,500円位。購入ボタンをポチリと押したのでした。
DCマルチアダプターを買う際に重要視したポイントとは?
私は主に楽器関係でよく使う「9v(ボルト)」が選べることが絶対条件だったので、9vが選択できない商品は初めから選考除外しました。
本体色には白と黒が用意されていますが、アダプター類にありがちな黒ではなく、白を選びました。私の黒い腹も少しは白くなることを願いつつ。
購入に迷ったDCマルチアダプターは?
このようないわゆる「DCマルチアダプター」は、現在はELPAをはじめ他のメーカーでも取り扱い始めましたが、私が購入した頃は、この「EAST」シリーズ位しかなかった気がします。
EAST マルチACアダプター AC-M1001の特徴、性能
入力/AC100V~240V 50/60Hz
出力電圧6段階の切替、3V,4.5V,6V,7.5V,9V,12V
変換プラグ/8種類
入力電圧AC-100V~240Vまで対応
ハイパワー1000mA●極性の反転が可能(プラスとマイナス)
私にしてみれば「神レベル」に便利な商品にも関わらず、未だに「何となくニッチ」「何となくマニアック」な存在である原因を考えてみますと、ひとつは、DCアダプターというモノの理解があまり広まっていない事にあるのではないでしょうか。
さらに「理解できようができまいが機械的なコトはキライ」というウチの奥さんみたいな方も多いのも見逃せない点です。確かに「何となくマニアックで面倒くさい」かも知れませんが、大切なのは次の3要素だけです。
- プラグの大きさが機器と合うか
- プラス・マイナスが合っているか
- ボルト数があっているか
これだけです。
・・・少しだけ退屈かも知れませんが、もう少しだけ説明しますね。 もしかしたらあなたが大切にしていたあの機器が、長い年月を経て復活するかも知れませんから。
1.プラグの大きさが機器と合うか
これは当たり前ですね。
2.プラス・マイナスが合っているか
2.は結構重要です。例えば、乾電池だと突起がある方が(+)で、フラットな方が(マイナス)である事はご存知だと思います。しかし、DCアダプターを差し込む機器側には2種類あります。
つまり、差し込んだアダプターの中心部が(+)で、外側が(マイナス)のパターンと、その逆のパターンです。前者を「センタープラス」といい、後者を「センターマイナス」と呼びます。
身の回りにあるDCアダプターを差し込む機器側をよく見てください。
↑機器側センタープラス10vの例
↑機器側のセンターマイナス9vの例
↑機器側のセンターマイナス9vの例
丸い電源のマークがあり、(+)または(-)の表示が、電源の中心部の「芯」の部分に伸びている表示がありませんか? これが(+)であれば「センタープラス」であり、(-)であれば「センターマイナス」という訳です。
3.ボルト数があっているか
〇v(ボルト)とは、電圧のことで、その製品を動かすのに適正な電圧がアダプター差し込み口付近にを表示されています。また、その隣にinput500mA」などと表示していますが、その機器が稼働するのに必要な電流値を示しています。しかし、これはあまり重要ではなりません。余程の精密機器でない限り壊れることはありません。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。
これで、ここからの説明がスッと入ってくるのではないかと思います。
私が購入した「EAST マルチACアダプター AC-M1001」は、アダプターの先端部が6つのサイズ用意されており、ほぼ全てのサイズの機器に対応します。
↑見えづらいが矢印マークがある
「AC-M1001」は、使用する口径が決まったら、センター(+)(-)を調べ、先端のプラグを(+)(-)の何れかを矢印に合わせるだけです。
↑センタープラスで装着するところ
↑センターマイナスで装着するところ
「AC-M1001」の電流供給量は1,000mAです。機器側が200mAとか低いものであればやめた方がいいかも知れませんが、一般的に普及している400mA~くらいのものに接続するのは問題ありません。
また、「AC-M1001」は、ソケット側部に電圧を選択できるスイッチがあり、「3v(ボルト)」「4.5v」「6v」「7.5v」「9v」「12v」から選べてしまうんです。
EAST マルチACアダプター AC-M1001のメリット
「AC-M1001」を使用し始めて既に5年位経過したでしょうか。経年劣化か、私の雑な扱いのせいか(笑)分かりませんが、先端部分の2本の端子が何度か折れてしまい、この先端部分だけを購入して使い続けています。
私が最も使用しているのは「ハイパーZO-3(象さん)」というエレキギターです。
このギターはあの布袋寅泰さんが愛用しているフェルナンデスというメーカーが販売しているアンプ(スピーカー)内蔵のギターです。
ちょっと話は逸れますが、エレキギターというのは、「エフェクター」という機器を使って音を歪ませたりすることで、あのジャジャーン!という音を出します。フェルナンデスではエフェクター機能がない、ただの「ZO-3(象さん)」も販売されていますが、これですと、いわばアコースティックギターの音をアンプから出しているようなもので、あまり面白くありません。ですから私は、エフェクターを内蔵した「ハイパー」の「ZO-3」を使っています。
ところがこの「ハイパーZO-3」、本体裏側に9vの四角電池を入れられるのですが、この電池消費が恐ろしく早いのです。
maxボリュームで弾こうものなら、10分ももたず電池交換が必要となります。9v四角電池は、そこらのコンビニなどで購入すると500円前後する高価なものです。・・それが10分でなくなるんです。
これは100円玉を落としながら走っているようなスーパーカーと同じくらいの不経済的行為です。
そう、ここで登場するのが「AC-M1001」なのです。これで電池代を気にすることなくギターを楽しまるようになりました。
EAST マルチACアダプター AC-M1001のデメリット
私は、ユーチューブなどに流れる好きなバンドのライブ映像などを見ながら、自宅ライブをやっています。もちろん観客はゼロですが、「カモーン!東京ドーム!」など叫びながら勝手に楽しんでいます。
そうしますと、ギターに接続している「AC-M1001」のプラグが曲がってしまうことがあります。また、ライブのため、家中を走り回るには少しコードが短いため、延長コードを併用せざるを得ません。
・・・まぁ、普通の人はこんな使い方しないでしょうから、殆どデメリットや改善点は浮かびません。無理な注文かも知れませんが、壊れたプラグだけを1個だけ購入する販売方法があると、まさに「神メーカー」と言えます。
EAST マルチACアダプター AC-M1001の総合評価
如何だったでしょうか。前半~中盤のウザイ説明を読んで頂けたならば、この商品の凄さがお分かり頂けたと思います。
現在では「ACーDCマルチアダプタ」などで検索すれば、数社から1,000円強から購入できます。前出の9v四角電池を3個買ったのだと思えば、安い買い物だと思います。
コストパフォーマンスを維持しているのならば100点満点です。
EAST マルチACアダプター AC-M1001の口コミ・評判は?
EAST マルチACアダプター AC-M1001のネットでの評判を調べてみました。以下、良い口コミ、悪い・要望などの口コミをどうぞ。
良い感想や効果があった口コミ
- A&DのACアダプターが使えなくなったのでこちらを購入しましたが、問題なく使えます。センターマイナスは希少なので、極性変更できるのは助かります。
- ツインファミコンのACアダプターの代わりに使用しましたけど、使えました。
- これひとつでいろんな機器につなげられます。
- 20年前のラジオの電源アダプターの代わりで使えました。ピンの太さが不明なのでもう使えないと思ってましたが、手配ピンを入れ替えれば色々な大きさに対応できるのし電圧も可変なので1台持っていると大変便利。
悪い感想や要望などの口コミ
- 普通のAMラジオには使えませんでした。使用目的に応じて選ばないとダメです。
- 調べたつもりでしたが合いませんでした。
EAST マルチACアダプター AC-M1001の購入を考えている人へアドバイス
前述しましたが、私が購入した時期にはこの類の商品には「EAST」(株式会社アズマ)くらいしかなかったので、選択の余地があまりありませんでしたが、今は数社が参入しています。
偉そうな表現で申し訳ありませんがここで記述したDC電源のポイントについてご理解頂けたなら、どの製品を選んでも良いですし、いろんなシチュエーションで役に立つと思います。ハード・オフなどの店舗やオークョンなどでも「アダプターが無いから動作確認できない」あるいは「アダプターがないからジャンク扱いで」「申し訳ありませんがアダプターはありません」というのをよく見かけます。
あなたの欲しかったあの商品がアダプタがないため「動作未確認のためジャンク」と500円位で投げ売られていたら、まさに「AC-M1001」の登場です。店員さんは必ずしも良い顔しないかもしれませんが、「ほんの1分だけコンセントを使わせて欲しい」と頼みましょう。
ここで「AC-M1001」を使い、何かのパイロットランプが点灯すれば、とりあえず通電はOKな事が分かります。経験上、通電しているのが分かれば、実は何の故障もなく普通に使える事が多いです。まさに「アダプターが無いから動作確認できない」という店側の事情裏をついた賢い買い物方法と言えるのではないでしょうか。
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