CUTOC TPU まな板を1週間ほど使ってみた『ハラオカさん』(30歳/男性)に実際の使用感や特徴などをインタビューしました。実際購入して良かった点、悪かった点など、伺っていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
シービージャパン CUTOC TPU まな板を購入しようと思ったきっかけは?
以前使用していたまな板は、プラスチック製の白いまな板(プロリーブ まな板 抗菌 プラスチック 白 MZB-5012)でした。
MZB-5012
まな板 抗菌 プラスチック 白 M ZB-5012(1枚入)
野菜など柔らかい物を切るのには特に不自由していなかったのですが、徐々に劣化していったのか、包丁傷は仕方ないにしても、肉など切るのに力を入れると、まな板の端に包丁が刺さり大きく欠けるようになってきてしまいました。
確かめると、端の方がかなり脆くなってきており、このまま使い続けると料理の中にまな板のかけらが混入し、健康を害するのではと考えました。また、サイズも30cm×20cmとやや小さく使いにくかったです。そして、一番気になるのが、包丁傷による雑菌の繁殖です。
CM等でもあっていますが完璧に除菌するのは難しくても、健康に害のない程度に除菌したいと思い、できるなら傷のつきにくいまな板を使用したいと考えました。それを考えると、傷がついても復元力が働くという木のまな板でもよかったのですが、乾きが遅く洗うのにも洗いにくい。
肉のべたべた感や野菜の色素がついてしまって、取れないし、良いと思われるものは高価でかつ女性には重いので、メンテナンスを含めた使い勝手という面であまり有用ではないと感じました。
以前店頭で、Joseph Joseph リンス&チョップ プラス まな板(43cm×26cm)を見たことがあり、最近のまな板はいろいろな種類があることを知っていたので、楽天市場で「まな板」を検索し、木や単なるプラスチック以外の素材を探していたら、今回のこの商品に行き着きました。
CUTOC TPU まな板をどのようにして知りましたか?
価格comを中心にアマゾン、楽天市場などで最近売れているまな板を参考にしつつ、探しました。いろいろ見ていると、新素材TPU(熱可塑性ポリウレタン)という文字が目に入り、それはゴムとプラスチックのいいとこどりをしたもので、特に傷に強く抗菌作用もあって清潔に使える。
それだけではなく、軽くて丈夫で薄く、フックもついているので管理しやすい。食洗機にも対応しており、メンテナンスしやすい事は清潔に使える事にもつながるので、有力候補に挙げました。
まな板を買う際に重要視したポイントとは?
私がまな板を購入しようと思ったときに重要視したのは以下の3つです。
1.機能、耐久性
最も重要視したことは、こちらのニーズを満たすことのできる機能をもっており、かつ何回も買い替えないでいいような耐久性があることです。結局、いくら安くても私の欲求を満たしてもらえなければ使わなくなってしまうし、すぐ壊れて買い替えれば、高くつくので多少値が張っても長く愛用できるものを使いたいと考えました。
2.使い勝手
そして、いくら機能や見た目が良い物でも使いにくい物は使わなくなってしまいます。いつも使うものは使いやすい物と決まっているので、機能や耐久性と同じくらい重視しました。
3.素材
木やプラスチックは使ったことがあるので、新素材を試してみたいと考えました。
購入に迷ったまな板は?
購入に迷ったまな板は以下の商品です。
OXO グッド グリップス カッティングボード S
Joseph Joseph グリップトップ まな板
Joseph Joseph リンス&チョップ プラス まな板
Joseph Joseph インデックス付 まな板 アドバンス2.0
ビタクラフト 抗菌まな板 ブラック No.3401
ビタクラフト 抗菌まな板No.3401 ブラックVita Craft 日本製
値段やメーカー、素材など関係なく候補に挙げました。
まずは、木製のものを外しました。包丁との相性は良いですが、傷がつきやすいかったりメンテナンスが難しいためです。良い物があったとしても、高価で重いので実用性に欠けます。
すると、大体プラスチック製の硬いものとゴムのように柔らかい物に絞られました。見た目からいえば、joseph josephの商品がおしゃれでとても魅力的に見えましたが、清潔に長く使いたいことを考えるといろいろな機能がついていたり、食材によって使い分けるよりは単純なものがよいと考えたので、今回は省きました。
最後は、新素材という事もあり本当に使えるかどうかわからないので、お試しという事で中くらいの価格のものを選び、耐熱抗菌TPUまな板CUTOCを購入しました。
CUTOC TPU まな板の特徴、性能
サイズ 約 幅24×奥行34×高さ0.4(cm)
重量:約220g
内容量 1枚
材質 TPU
カラー ブラック、レッド
生産国 台湾製
備考 耐熱温度:100度
・傷がつきにくく、適度に固い。ゴムのように柔らかく軽く薄い。
特に、柔軟性があるので包丁に対して優しく、まな板本体も傷がつきににくく、傷がつきにくい事は傷口での雑菌の繁殖を抑制し、清潔に使うことができる。また、柔らかすぎれば、物を十分な力を加えることが出来ず切れないが適度な固さもあるため、まな板本来の機能も保てている。
柔らかいと、切った食材をそのまま鍋に入れる時、曲げることができるので周辺にこぼさないで済む。小さな便利機能として、まな板の端に縁がついており水などのこぼれを防止し、角についている水きり
で水を軽く抜くことができる。違う角にはフックがついていて、
収納するのにも場所をとることなく壁掛け出来る。
傷がつかないので水はけも良好で、
まな板の中に抗菌剤も配合されているため安心して使う事が出来ます。
やはり、まな板は食材を直におくので清潔であることがまず重要で、その清潔を保つ機能もしっかりついています。単純な構造でとても考え抜かれた新しいまな板だと思います。
CUTOC TPU まな板のメリット
届いて一週間毎日使っています。以前のものよりサイズが二回りほど大きいですが、その代わり薄いので場所をとっているような感じはしません。
今までは、サイズが小さすぎて大きい食材は乗らず、乗っても切っていくうちに切った食材がまな板の端から零れ落ちる事がしょっちゅうありました。さらに、キッチン台にほかの食器を置いていると、サイズは小さいのに可変性がないため、キッチン台に乗らず飛び出した場や傾いた上で使用することもありました。
購入した物は、キッチン台との段差がないため、まるでキッチン台でそのまま切っているかのような使い勝手の良さです。
また、サイズが大きいですが、ゴムのように柔らかいのでキッチンスペースが狭くなっていてもどこでも問題なく使えます。
そして、エンボス加工により、食材とまな板、まな板とキッチン台をしっかり固定してくれます。
包丁を入れた時の硬いまな板に当たる反力もなくストレスを感じることなく使う事ができ、とても気に入っています。重視していたメンテナンスのしやすさも思っていた通りで、水はけ良好で包丁にも優しい作りとなっています。
軽く、フックもついているので今までのどこかに立てかけて収納する方法ではなく、掛けて収納できるので接地面に水がたまったり、接地面の清潔を確認する必要がないので管理方法も簡単になりました。
CUTOC TPU まな板のデメリット
柔らかすぎる点です。まな板としては良いのですが、立てかけて置こうとすると潰れてしまってうまく固定できません。
洗うときも、柔らかいので固定しにくくかなり洗いにくいです。
また、角に水切りがあるとの事ですが、特にその機能は必要なさそうです。まな板から鍋に食材を入れるのには簡単になりましたが、柔らかすぎて持ちにくく、安定しません。
色も赤と黒しかなく、以前のものは白だったので汚れればよくわかり洗えばきれいになったとわかりますが、色が濃いので汚れが分かりにくく清潔に保つには不安な点もあります。
そして、サイズが大きいので掛けると結構場所をとります。もう少し、いろんな色のレパートリーがあったり、いろいろなサイズがあったり、柔らかさに関しても中に支柱を入れるとかもう少し固くするとかしてもらえればよかったなと思います。
CUTOC TPU まな板の総合評価
結果としては、「以前のものよりは断然使いやすいが次回は同じ素材の違う商品を買うだろう」というところです。木製やプラスチック製の硬い物に比べたら、断然使いやすいです。
大きいのに軽く。薄く柔らかく、耐久性があって清潔に使えます。当初の目的通りの商品で大変満足しています。
しかし、ただ一点、柔らかすぎた点が残念です。使い勝手という点で、柔らかい事によるメリットも多いのですが、デメリットもありました。洗いにくく、持ちにくい、掛けにくいのは、毎日使うものとしては大きなデメリットです。
ただ、今回においては新素材という事もあり、そのような使ってみないとわからないデメリットは想定内でした。そのために高価なものではなく中程度の価格帯のもので試したので、今回の商品で既存の素材よりは多くのメリットがあるとわかったので、次回は同じような素材の柔らかすぎないものを購入しようと思いました。
CUTOC TPU まな板の口コミ・評判は?
CUTOC TPU まな板のネットでの評判を調べてみました。以下、良い口コミ、悪い・要望などの口コミをどうぞ。
良い感想や効果があった口コミ
- かなり使いやすいです。包丁を使う感覚が違います。切れ味がよく思える。
- 軽い力でモノが切れる。まな板で切れ味が変わるとは・・
- 切ったものを鍋に入れるのが楽だ。
悪い感想や要望などの口コミ
- 意外と傷がつきます。
- 食洗機で洗えない。
SNSの反響は?
TwitterでもTPU素材は話題になっているようです。
とりあえずカバーのTPU素材とかいうの調べて見たけど、熱にはあまり強くない代わりに傷付き辛いという特徴があるらしい。使ってみてるとゴムっぽさもそこまで気になる程でもないし、何より後ろの塗装が傷付き辛いならありだな
— 廃墟 (@nature_chuni) 2014年5月16日
クッキングスプーンは理想のパラパラのチャーハンを作る為。
まな板はゴムとプラスチック兼ねたTPU製。傷と臭いが付きにくく衛生的なので購入。— すべり屋 (@suberiya_yahoo) 2017年5月14日
TPUのまな板買ってみた。傷がつきにくいらしいがどうなんだろ。有名なやつより安いやつ買った。
— 雷 (@lie_turn) 2017年9月15日
CUTOC TPU まな板の購入を考えている人へアドバイス
健康志向な方や、小さい子供がいる家庭のようなキッチン周りや食材に対する衛生面への意識が高い方にもお勧めします。他にも、キッチン周りをおしゃれにしたい方や収納好きの方、だれも持っていない少し変わったものが好きな方にもお勧めします。
逆に、保守的な人にはお勧めしません。木やプラスチック製のものは、どうしても傷がつきやすくそこから雑菌が繁殖し、清潔に保つのが難しいです。また、直置きというもの接地面に雑菌が繁殖しやすいのであまり衛生的ではありません。掛けにくい面はありますが、それでも直置きするよりはかけておく方が風通しがよく乾燥しやすい環境を作ることで、菌の繁殖を抑制することできます。
身体に入れるものはなるべくきれいなものをと考える方であったり、高齢者や赤ちゃん、小さい子供など免疫機能が低下していたり不完全な方は、成人にとっては何気ない事でも簡単に体調を崩してしまいます。健康を守るためには、多少のデメリットがあっても納得して使えるのではないかと思います。
それに、キッチンの壁は物を置くことが少なく、収納場所として盲点でとても有用であることは収納好きの方に良く知られています。また、とてもシンプルな作りで汚れも目立たないので、見た目にもよくキッチンにスタイリッシュな印象を与えてくれます。
店頭で見かけることも少なく、珍しい一品なので他の人と差別化を図ったり、話のネタとして面白いと思います。しかし、昔ながらのものが使いやすいと感じている人や目新しい物が苦手な方にとっては、新素材でもあり、なじみがないものでまな板としてはかなり変わった印象を持つと思います。
メリットが多い一方で、使い勝手という点ではデメリットが少なくないので、あまり便利に感じないだろうと思います。私自身は、新しい物が好きで何でも試してみないとわからないと思う方で、収納や清潔を重視しているので今回の商品はとても自身にピッタリであったと思います。
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