こんにちは。『佐藤恵理子』(女性/34歳)です。
今回はTVやCMでよく耳にする「ふるさと納税」について。
毎年、積極的に行っている方もいるとは思います。しかし実際には良く理解できていないという方も多いのではないでしょうか。
ちなみに私もその一人でした。
- よくわからないけど、税制上の控除があるらしい →手続きが面倒
- 返礼品というものがもらえるらしい →選ぶのが面倒
- 始めようと思ったはいいけど返戻率が下がったらしい →じゃあいいかな
このような感じで、また今年もふるさと納税は見送ろうと思っていたのです。
元々は地域活性化のために作られたふるさと納税制度。
しかし、先日ふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディングが大きなニュースになりました。
火災で焼失してしまった沖縄県那覇市の首里城。その再建に向けての支援金が3億円を超えたというニュースです。
また近年増加している集中豪雨や台風などの災害。その被災地にも寄付できるというガバメントクラウドファンディングもあるのです。
興味を持った私は、ふるさと納税を始めようと色々リサーチしてみました。今回はふるさと納税を扱うサイトや人気の返礼品、控除の方法などをご紹介いたします。
ふるさと納税とは
本来はふるさとへの寄付金のことです。
個人が2000円を超える部分を地域に寄付することで、住民税と所得税の免除を受けることができます。
この仕組みを活用することで、災害の被災地に寄付を行うこともできます。
ふるさと納税5つのメリット
- お礼品の返還
- 実質負担額は2000円(控除限度額範囲内で寄付することが条件)
- 寄付する地域を選択可能
- 寄付の用途も選択可能
- 複数地域への寄付も可
寄付をすることで税制上の控除を受けることはもちろん、お礼品の返還がされるというのがふるさと納税の大きなメリットです。また寄付する地域、用途は自分で選ぶことができます。
控除限度範囲内であれば、複数地域への寄付も可能。また現在はお礼品のないクラウドファンディングふるさと納税も注目を集めています。
ふるさと納税の4つのデメリット
- 控除を受けるためには多少手間がかかる
- 控除の限度額が計算しにくい
- 所得確定前に寄付することになる
- 全ての自治体に寄付できるわけではない
特に控除申請の手間、また具体的な控除額がなかなか分かりづらいなどが、ふるさと納税のデメリットです。控除額は家族構成や他の控除の有無によっても異なります。またふるさと納税の該当時期はその年の12月31日までです。そのため、所得確定前に寄付することになってしまいます。
自分の寄付上限額を知ろう
①家族構成や年収で寄付上限額がわかる簡単シュミレーター
②住宅ローン控除や医療控除などがある方は、以下のシュミレーターがおすすめ
ふるさと納税を扱うサイト5選とそのメリット
①楽天ふるさと納税
【メリット】
1楽天利用者には扱いやすい
2楽天スーパーポイントが貯まる
②ふるさとチョイス
【メリット】
1自治体数・返礼品ともに掲載数ナンバー1(2019年現在)
2電話やカタログでの注文も可能
③さとふる
【メリット】
1決算手段が豊富
2マイページ機能で控除上限額が管理できる
https://furusato-toku.red/furusatotax-site-hikaku-346#i-012
④ふるなび
【メリット】
1家電製品の掲載量が豊富
2Amazonギフト券などが稀に掲載される
⑤ふるさと本舗
【メリット】
1食品に特化した返礼品が魅力
2一度の寄付で複数回楽しめる定期便が豊富
おすすめの返礼品
いくら(北海道白糠町)
|
生干しイカ(青森県)
|
季節の野菜組み合わせ(長野県)
|
ねぎとろ(千葉県)

千葉県房総産ふさおとめ(厳選一等米)
|
訳ありカズノコ(千葉県)
|
ジンギスカン(北海道)

ほたてといくら(北海道)

クラウドファンディングふるさと納税
沖縄県 首里城再建支援
|
千葉県 令和元年台風19号災害寄付支援
|
令和元年台風15号災害寄付支援
ふるさと納税の始め方
返礼品から選ぶ場合
1.ふるさと納税品をチョイスする
2.希望した自治体から寄付金受領証明書が届く
3.返礼品が届きます
4.翌年の確定申告で、寄付金を申告する
寄付の用途から選ぶ場合(クラウドファンディングふるさと納税はこちらに該当します)
1寄付の用途を選ぶ
2寄付をする
3お礼の品届く場合もある(自治体によって異なります)
4翌年の確定申告で、寄付金を申告する
手間のかからないワンストップ特例制度
【該当するケース】
- 確定申告を必要としない人
- 年収2000万以下の給与所得者
- 1年間の寄付先が5件以下
- 申し込みごとに自治体に申請書を提出している人
ワンストップ特例制度の申請書の正式名称は『寄附金税額控除に係る申告特例申請書。こちらの申請書は、総務省の公式ホームページから入手可能です。
【申請に必要なもの】
・マイナンバーカード
(マイナンバーカードがない場合:マイナンバー通知カードもしくはマイナンバー記載の住民票+写真付き本人確認書類もしくは公的機関発行の書類)
・印鑑
提出日は寄付翌年の1月10日までです。申請書は各寄付に1枚ずつ必要になります。
ワンストップ特例制度を利用できないケース
- 個人事業主
- 年収2000万以上の方
- 不動産オーナー
- 公的年金収入400万以上の方
- 医療控除を受ける方
- 年間20万以上の副業収入がある方
- iDeCoを利用している方(確定申告が必要なため)
- 住宅ローン減税の利用初年度の方(確定申告が必要なため)
今回私がセレクトしたふるさと納税
北海道厚真町 ゆめぴりか定期便
|
↑実際に届いた「ゆめぴりか」です。
長野県長野市 令和元年台風19号

新日本フィル「音楽の力で人とまちを元気に」

さいごに
税制面でメリットがあるふるさと納税。しかし実際に活用している方は、少ないのが現状です。特に20代から30代の子育て世代には、なかなか浸透していないと言われています。
【浸透しない理由】
- 確定申告が面倒
- 収入に応じて控除額に差がある
- 人気の特産品は売り切れ
- 返礼品を探すのが面倒というケースも
現在はワンストップ特例制度などもありますので、より簡単に申請を行えるケースもあります。また返礼品から選ぶ、寄付金の使い方から選ぶなど、現在は様々な寄付の仕方があるのです。
よく分からない部分が多く、私自身もなかなか踏み出せなかったふるさと納税。しかし現在は本当にたくさんのプロジェクトがあります。
※支援内容がより明確なガバメントクラウドファンディングは、初心者の私にとってより挑戦しやすい内容でした。
12月31日支払い分までが、今年のふるさと納税の該当期間。是非、自分の目的に合った方法で、ふるさと納税を検討してみて下さいね。
- 『佐藤恵理子さん』(女性/33歳)のその他のレビューはこちら
