近頃、大注目されている酒といえば「レモンサワー」。
手軽に酔えて楽しめるストロング系チューハイが人気を博している中、「爽やかでおいしい・食事と合わせやすい・ヘルシー」などのイメージでジワジワ人気を集め出している注目カテゴリです。
しかし、レモンサワーと一口にいっても種類が豊富でありどれを選べばよいかわからない…という方も多いはず。
そこで今回、ワインや日本酒、焼酎、ウイスキー関係者に幅広く取材を続けている筆者が個人的に愛してやまないレモンサワーをガチ分析。
プロ目線で厳選したレモンサワーを、シチュエーション別で紹介していきます。
レモンサワーとは何ぞや?
おすすめのレモンサワーを知る前に、そもそもレモンサワーとは何なのか、その定義から学んでいきましょう。
まず、レモンサワーに使用されている“サワー”とは、酸っぱいを意味している「sour」が語源となった言葉で、本来は酸味の強い果汁やジュースをスピリッツで割った飲み物が○○サワーと呼ばれます。(今は甘いサワーも多い)
そのため、レモン果汁やレモンジュース、原液レモンなどをスピリッツで割ったお酒がレモンサワーということができるでしょう。
一方、“レモンチューハイ”という商品も存在しています。
この「チューハイ」は、「焼酎の酎」のチュー、「ハイボール(じつは、炭酸で割ったお酒の総称)」のハイを組み合せた言葉で、定義としては焼酎を使った炭酸割りを意味しています。
つまり、レモン液の焼酎割りが「レモンチューハイ」となるわけですが、現在ではサワーもチューハイも同じ意味合いで使われていることも多く、そこまで詳しく分類しなくても問題はないと考えられています。
今回紹介するレモンサワー
シチュエーション別に紹介するとはいったものの、基本的には酒類業界で働く自分が“本当に旨い”と思ったものだけを列挙しています。
ちなみに、一杯目はレモンサワーと決めている筆者は各メーカーはもちろん、飲食店でもレモンサワーを楽しんでいるため飲んできた数は数百杯を超えているでしょう。
中でも、自分がうまいと思っているレモンサワーは「レモンの風味とベースアルコールのバランス、飲み応えのあるタイプ」です。
ここでは、特に筆者のお気に入りである(使っていただきたい)商品をラインナップ。
“どんなレモンサワーにしようなかな…”と、悩んでいる方はチェックしてもらうと嬉しいですね。
レモンサワーのライナップ紹介
こだわり酒場のレモンサワー 缶
お店のレモンサワーをご家庭で…が、コンセプトになったレモンサワー。厳選したレモンを丸ごと仕込んでいる上にレモンの味わいを引き立てる黄金比率のブレンドで仕上げられた極上の1本。アルコール度数も7%で飲みやすい。
アルコール度数 | 7% |
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カロリー | 42kcal |
アルコールベース | スピリッツ 焼酎 |
メーカー | サントリー |
タカラ 丸おろしレモン
レモン混濁果汁11%&全果摩砕レモンペースト”を使用した本格派レモンサワー。しっかりとしたお酒のニュアンスを感じられる上に、レモンを皮まですりおろしたニュアンスも楽しめる贅沢な1本です。
アルコール度数 | 7% |
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カロリー | 55kcal |
アルコールベース | レモンスピリッツ 焼酎 |
メーカー | 宝酒造 |
「檸檬堂」鬼レモン
あのコカ・コーラが生み出したレモンサワー。レモンを果汁を1.5個分使った贅沢な味わいはもちろん、アルコール分9%というパンチ力のある存在感が話題。ストロング系レモンサワーでありながら、味わいの良さもウリです。
アルコール度数 | 9% |
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カロリー | 80kcal |
アルコールベース | リキュール |
メーカー | コカ・コーラシステム |
キリン 本搾りチューハイ レモン
ディス・イズ・シンプル。レモンとウォッカ、レモンリキュールのみを使用したレモンの味わいをダイレクトに感じられるシンプルな一本。
チューハイとはいえ、本格派レモンサワーに負けない味わいとなっており、多くのレモンサワーファンを虜にしている伝説的な1本です。
アルコール度数 | 6% |
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カロリー | 38kcal |
アルコールベース | ウォッカ、レモンリキュール |
メーカー | KIRIN |
サッポロチューハイ99.99クリアレモン
ストロング系レモンサワーの新星として話題の“99.99シリーズ”のレモン。
2段階の白樺炭ろ過で磨き上げたという、超高純度ウォッカをベースにレモンの酸味と風味をしっかりとバランスよく配合させた芸術的な1本。厚みのある、こだわる大人が納得できる仕上がりが魅力的です。
アルコール度数 | 9% |
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カロリー | 55kcal |
アルコールベース | ウォッカ |
メーカー | サッポロ |
アサヒ 贅沢搾りレモン
レモン果汁を14%を使用した贅沢な1本。酸味が強過ぎず、フルーティーで飲みやすく仕上げられているので初心者でも安心。ふくよかな香りも魅力のレモンサワーです。
アルコール度数 | 4% |
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カロリー | 40kcal |
アルコールベース | ウォッカ |
メーカー | アサヒビール |
こんな人にはこんなレモンサワー!
↑実際に試飲中であります!
レモンサワーを数百本飲んできた、“レモンサワーマニア”の筆者が特に太鼓判を押す、6つのレモンサワーを用意しました。
では、それぞれどんなシチュエーションに合っているのか解説もふくめてお伝えしていきましょう。
アルコール度数で選ぶ!
低アルコールなら…
アサヒ 贅沢搾りレモンで決まりです!
アサヒ 贅沢搾りレモン
アサヒ 贅沢搾り レモン 缶(350mL*48本セット)【アサヒ 贅沢搾り】
レモンサワーが飲みたいけれどお酒に強くない…。そんな方におすすめなのが、〈アサヒ贅沢搾りレモン〉。アルコール度数4%なので飲みやすく、レモン果汁を14%贅沢に使っていることから本格的な味わいを楽しむことができます。
酸が強過ぎず、レモンカクテルというような味わいも初心者や女性にはおすすめ。カロリーも比較的低めなのですが糖分がやや使用されているようなので飲み過ぎにはご注意を!
高アルコールなら…
サッポロチューハイ99.99クリアレモンで決まりです!
サッポロチューハイ99.99クリアレモン
その名の通り、アルコール度数9%のガツンと系レモンサワー〈サッポロチューハイ99.99クリアレモン〉。
ウォッカベースのパンチの効いた味わいに仕上がっており、“今日はしっかり飲みたい”という方にはおすすめです。レモン感が強過ぎず、甘さも控えめなのでよりアルコール感を強く感じることができます。
ダイエット、カロリーで選ぶ!
キリン 本搾りチューハイ レモンに決まりです!
キリン 本搾りチューハイ レモン
送料無料 キリン 本搾りチューハイ レモン 350ml缶×4ケース (96本)
無添加をウリにした、果汁のうまさを最大限活かしたシンプルなレモンサワーが〈キリン本搾りチューハイ レモン〉。ほかに比べて甘さは控えめでピュアな分、カロリーが低くすっきりとした飲みやすさに仕上げられています。
カロリー自体は、38kcalですが糖類などさまざまな甘味料が配合されていないので、ダイエット向きの一本といえるでしょう。
味にこだわって選ぶ!
タカラ 丸おろしレモンに決まりです!
タカラ 丸おろしレモン
味わいにこだわりたい、というクオリティ重視の方であれば〈タカラ 丸おろしレモン〉がおすすめ。
果汁11%に7%というほどよいバランスで仕上げられており、飲み飽きることなくぐいぐい杯が進む傑作です。焼酎ベースなので日本人には馴染みやすく、酸がしっかりと効いているので飲み終わるまで味わいがダレることはありません。
パッケージデザインも美味しさをプラスするオシャレですね!
食事との相性にこだわって選ぶ!
「檸檬堂」鬼レモンに決まりです!
「檸檬堂」鬼レモン
コカ・コーラが提案するレモンサワー〈「檸檬堂」鬼レモン〉。
レモンの酸味と強いアルコールによる、ボリューム感のある仕上がりとなっています。アルコール度数が高いものの比較的爽やかな味わいであり、ほのかな甘さもあるたね和食から洋食まで幅広い料理とのペアリングを楽しめます。
特にポン酢でいただく寄せ鍋との相性はバツグンです。
こだわり酒場のレモンサワー 缶もオススメ!
こだわり酒場のレモンサワー 缶
レモンの風味とほどよいアルコール感、スピリッツと焼酎といった二つのベースアルコールを利用している、全体的にバランスのよいレモンサワー〈こだわり酒場のレモンサワー缶〉。
派手な味わいでないため食事の邪魔をせず、から揚げなどの揚物から揚げ出し豆腐、豚の生姜焼きなど日常的な料理と合わせやすいのが特徴です。
同商品の“素”も売られているので、好きな度数で飲めるところもポイントですね。
レモンサワーは実に奥が深いだ!!
ここで紹介したレモンサワーだけでなく、いろいろなレモンサワーが日本各地に存在しています。
今後も、しっかりと“プロ目線”でレモンサワーの世界を深堀りしていきたいと思います!