【レビュー】柳宗理 ミルクパン 16cm|ステンレスの利点

片手鍋

柳宗理 ミルクパン 16cmを3ヶ月ほど使ってみた『maa3910さん』(31歳/女性)に実際の使用感や特徴などをインタビューしました。

柳宗理 ミルクパン 16cm

この記事は以下のような内容を知ることができます。

  • 使いやすく離乳食作りがはかどる!
  • 底面積が小さいので水が蒸発しにくい!
  • ステンレスなのでブレンダーを直接使える!
  • オールマイティの大きさではない!
  • 焦げ付きやすい!

実際購入して良かった点、悪かった点など、伺っていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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柳宗理 ミルクパン 16cmを購入しようと思ったきっかけは?

5年前から使っているテフロン加工の片手鍋で離乳食のおかゆ作りをしていたところ、おかゆにコショウのような黒い点々が付着しているのを発見しました。

鍋にはお米と水しか入れていないので「もしかしてこの点々は鍋のコーティング…?」という考えに行きつき……これが大人用の食事だったら黒い点々を取り除いて食卓に出すかもしれませんが、0歳の子ども相手には絶対無理!と思い、7食分作ったおかゆを泣く泣く処分しました。

愛用してきた片手鍋を恨みつつ、「安心して離乳食を作れる鍋を新しく買おう」と決心してリサーチを開始しました。

柳宗理 ミルクパンをどのようにして知りましたか?

Amazonや楽天で「片手鍋 離乳食」「ミルクパン 離乳食」「片手鍋 シンプル」というキーワードで検索。

調べ続けていると広告で野田琺瑯の片手鍋が出てきて、白くて可愛いしサイズも離乳食作りにちょうど良さそうでしたが、出てきた商品は蓋が付いていなかったのでお粥づくりには向かないかなと保留にしました。

ネットで安く買うにしてもまずは実物を見てから検討したかったので212 KITCHEN STORE、LOFT、KEYUCA、ANGERAS、アレゴリーホームツールズなどお洒落なキッチン用品を取り扱っているお店を回り、偶然見つけた柳宗理 22㎝鍋の無駄がないシンプルな形に一目ぼれをしました。

サイズが離乳食作りには大きめだと思ったのとお値段が6,000円台で私には予算オーバーのため購入に至らず…

片手鍋を買う際に重要視したポイントとは?

黒い点々混入の件でテフロン加工恐怖症になったので、こんな鍋を購入したいと考えました。

①テフロン加工以外

➁傷付きにくい、傷付いてもコーティングが剥げない

③洗う時のストレスがないように取っ手と鍋の継ぎ目がシンプルで頑丈

↑ダメな例がこちら

④蓋付き

➄鍋底は直径15cm以下(元々使っている鍋が直径18㎝ぐらいで少量の調理に向かなないなと感じていたので)

⑥鍋の中でブレンダーを使っても大丈夫そうなもの

➆4,000円以下

⑧見た目にもこだわりたい

①~⑥は譲れない条件で、これまで性能重視の調理器具しか買ってこなかったので、おしゃれで気に入るものがあったらいいなあという思いもありました。

購入に迷った片手鍋は?

購入に迷った片手鍋は以下の商品です。

野田琺瑯 クルール ソースパン 14cm

野田琺瑯 月兎印 ミルクパン 14cm

DANSK コベンスタイル片手鍋 15cm

お店で見つけたDANSK コベンスタイル片手鍋15㎝は色と形がおしゃれですが、価格が8,000円程するので早い段階で購入候補から脱落しました。

野田琺瑯は「錆びない、焦げ付きにくい、汚れが取れやすい」と称賛のレビューばかりで、誰かデメリットについても書きなさいよという感じでAmazon、楽天、まとめサイトのレビューをひたすら見ました。

調べて出てきたデメリットは、沸騰した後に急激に冷やすとひび割れの原因になるので扱いに注意した方がよい、とのことでした。鍋を使ったあとに洗いやすいよう水を入れる習慣がある私にはちょっと危険だなと思いました。

また、「蓋の塗料が剥げていた」「すぐに傷ついた」「鍋の内側に沈着した食べ物の色が落ちなくなった」「やや重い」というレビューも気になりました。

月兎印ミルクパンの取っ手は鉄が剥き出しでやけどの心配がありそうなので、購入候補から削除しました。

残る野田琺瑯クルールソースパンは取っ手が天然木でやけどの心配もなく①~➄の条件を十分に満たしていましたが、「塗料が剥げていた」「すぐに傷ついた」という口コミが引っかかって候補から消えていきました。

それから、調理中の鍋の中にブレンダーを入れることを考えると、ホーロー鍋は黒い点々事件の二の舞いになりそうなので却下しました。

最終的に柳宗理 ミルクパン14cmを購入するに至った決め手は

・店舗で実物を見たときにシンプルで無駄がない見た目に一目ぼれした
・傷つくことがあってもコーティングが剥がれる心配はしなくていい
・蓋と取っ手のネジが表に出ていないので、ネジが緩むことがなさそうな造り ダメな例がこちら

・鍋と取っ手のつなぎ目がシンプルで洗いやすそう

・鍋の中でもブレンダーを使えそう(見込み)

・楽天だと4,000円以下で購入できる

安全面はもちろんですが、見た目と価格がかなり後押しになったのと、比較検討にかける時間がないこともあり柳宗理 ミルクパンの購入を決心しました。

柳宗理 ミルクパンの特徴、性能

生産国:日本
サイズ:W290×D180×H107mm
本体重量:580g
材質:18-8ステンレス
使いやすさを土台に、シンプルなデザインの中に機能的な美しさが共存する柳宗理デザイン。
熱が伝わりやすく焦げ付きにくく実用的。

シンプルで洗いやすい

見た目は無駄がなく、素人目で見てもとてもきれいな形なのが気に入っています。

蓋の裏に取っ手のネジが出ておらず、鍋本体と取っ手のつなぎ目が一体化していて、鍋本体にもネジがぽこっと出ていません。

フライパンや鍋、付属する蓋のネジがゆるんできた時に、ドライバーでネジを巻き直す作業が嫌いな私にはかなり嬉しいポイントです。

軽くて持ちやすい

購入する際に重さのことは考えていませんでしたが、約571gと軽量です。取っ手の素材と形が手のひらになじんで握りやすいのもおすすめポイントです。

注ぎ口が2か所

鍋の左右に注ぎ口があって、湯切りなどに使えます。他の方のレビューにもありましたが、左利きの方にも使いやすいようです。

湯切りの他に蒸気を飛ばす時にとても便利です。蓋を浮かせるのではなくスライドさせるので安全です。

ちょうどよい厚み

あまりに鍋が薄いと耐久性や焦げ付きやすさに不安を感じますが、薄すぎず厚すぎないところが気に入りました。

柳宗理 ミルクパンのメリット

使用してから3カ月ほど経ちました。

ステンレスの鍋なので、コーティング剥がれの心配なく離乳食作りができてかなりストレスが軽減しました!

柳宗理ミルクパン14cmを使ってこんな調理をしました。

・7倍粥 5食~10食

・パン粥 食パン耳なし1枚と水大さじ6強

・赤ちゃん用そうめんと鶏ひき肉の煮込み

・ゆで卵調理 卵M4個

・大人用うどん 1食

・袋ラーメン 1食

・お味噌汁 カブ1個と長芋60gほど約6杯

・ブロッコリー茹で 小さめブロッコリー1株

・アヒージョ 2~3人分

離乳食作りだと調理に使う水分量が1カップ~2カップなど少ないことが多く、以前使っていた18㎝の片手鍋だと調理中に水が蒸発しきることが多々あったのですが、柳宗理ミルクパンだと鍋の底面積が小さい分その心配も減りました。

例として大さじ6の水(分かりやすいよう薄く色を付けてます)を入れた時の18㎝片手鍋と柳宗理ミルクパン14cmの比較写真

油には弱いかなと思いましたが、オリーブオイルを鍋に2、3㎝程入れてアヒージョ風の調理をした時も食べ物が鍋に焦げ付くことはなく何度かリピートしています。

ホーロー鍋ではなくステンレスの柳宗理ミルクパン14cmを選んだ理由の1つに「鍋の中でブレンダーを使うかも」という理由もありましたが、子どもの月齢があがったことでやや形が残っている野菜も食べられるようになり、未だに鍋の中でブレンダーを使用していません…

柳宗理 ミルクパンのデメリット

実際に使ってみて感じたことは「オールマイティーさは求められない」「普通の調理には小さいサイズ、離乳食にはやや大きいサイズ」ということです。

購入前、ほうれん草1袋も茹でられるぐらいのサイズかなと思っていましたが、ほうれん草1袋は鍋に入りません。

冷凍うどん1食を茹でる時は、凍っている状態だと角1つがお湯に浸らないので、全体をふやかしてから角を押し込んでいます。

テフロン加工の鍋で調理する感覚でグラタンのホワイトソースを作ったところ、小麦粉とバターを鍋に焦がしつけてしまったので、テフロン加工の鍋と比較したら慎重に料理する必要があるのかなと思いました。

本題の離乳食作りに関しては、もう一回り鍋が小さいと調理しやすかったのかなと感じています。以前使っていた18㎝の鍋よりは調理中に野菜の茹で汁が蒸発しきるということはなくなりましたが、柳宗理ミルクパン14㎝だとやや大きいのかな?という気はします。

もはや注意力の問題ですが、離乳食を作っている途中で子どもが泣く→コンロの火を極小にして子どもを数秒あやしにいく→戻ってきたら鍋の中身が焦げていたということも2度ほど経験しました。

火を止める以外の解決策として、離乳食の量を多めに作って水分量を増やすことだと思います。

7倍粥を5食パターンと10食パターンで作って、鍋に対するお湯の水位は半分ぐらい+火はかなり弱火にしていましたが、どちらのパターンでも噴きこぼれました。

こちらの解決策として、蓋をスライドさせて注ぎ口2か所を開けて蒸気をしっかり飛ばすのがよさそうです。(試行錯誤中です)

柳宗理 ミルクパンの総合評価

総合評価は「なんともいえない」です。

元々使っていた鍋がコーティングが剥げて危険でサイズも離乳食作りには大きめだったので、柳宗理ミルクパン14cmを購入することで問題を解決したかったけれど、完全に問題解決できていない状況です。

野菜を細かく切って煮る時に18㎝の鍋に比べたら茹で汁の蒸発が遅くなりましたが、どうしてもすぐに水分が飛んでしまいます。

これは鍋の問題というより調理の問題なんですかね、鍋調理と電子レンジとの合わせ技で解決策を探しています。

「お粥を作ると噴きこぼれる問題」は鍋サイズに関わらず同じ経験をしている方が多いようで、鍋の蓋を外すことが解決先になるようです。

扱いやすさに関しては、焦げがついても焦げを落としやすい鍋です。傷付きづらいことはもちろん、焦げや食べ物が鍋に付着しても水にふやかしてから洗えば力を入れずに汚れが取れるところが気に入っています。

購入前には想定していなかったけれど、アヒージョ作りにはかなり向いていると思います!2~3㎝の水だったら野菜が煮える前に蒸発してしまいそうですが、その量のオリーブオイルで野菜を炒めて軽く煮るにはこのサイズ感はぴったりで重宝しています。

離乳食作りの問題解決はできていませんが、この綺麗な形の鍋を見ていると「美味しい離乳食を作るぞ」「この綺麗な鍋が映えるキッチンにしなくちゃ」という家事のモチベーションにつながっています。

柳宗理 ミルクパン 16cm

柳宗理 ミルクパンの口コミ・評判は?

ネットでの評判を調べてみました。以下、良い口コミ、悪い・要望などの口コミをどうぞ。

良い感想や効果があった口コミ

  • 10年使っていてヘタレなし!便利過ぎてまた買った。
  • 1人暮らしにちょうどよいサイズ。
  • チャイを作るのに買ったけど、使い勝手が良すぎ!

悪い感想や要望などの口コミ

  • スープは焦げ付きやすい。
  • 取手がグラつく。
  • 16cmより小さめ。

SNSの声

Twitterの評判

柳宗理 ミルクパンの購入を考えている人へアドバイス

離乳食用の野菜を50ml前後の水で煮る用途を想定している方は、より小さめの鍋を探す方がより安全に調理できると思います。

1~2人暮らしでお味噌汁2食分を作るのにはちょうどよいコンパクトさですが、うどんやラーメン2食分を煮るのは無理があります。

1人暮らしの方がラーメンやうどんを茹でて鍋のまま食べたい!という時には、鍋を火からおろして5分ほどすると鍋が冷めてくるのと注ぎ口がスープを飲みやすい形になっているのでちょうどよいかもしれません。テフロン加工の鍋と比べると焦げ付きやすいので、グラタンのホワイトソースづくりやカレー作りにはあまり向いていないと思います。

柳宗理ミルクパン14cmをおすすめしたいのは、このような方です。

・レトルト食品のボイルなどごく簡単な調理しかしない1人暮らしの方
・他にも鍋を持っていて、ゆで卵作りやお味噌汁作りに使えるコンパクトな鍋が欲しい方
・スタイリッシュな見た目の小さな片手鍋が欲しい方
・蓋をしっかり開ける前提での離乳食のお粥づくりに使いたい方
・2~3人用のアヒージョ作りに最適な鍋を探している方(おしゃれ感は薄いですね)
逆に柳宗理ミルクパン14㎝をおすすめできないのは、このような方です。
・なんでもこなせるコンパクトな片手鍋を探している方
・カレーやホワイトソースなどの調理に使う片手鍋を探している方
・調理中にキッチンを離れがちで鍋を焦げ付かせることが多い方
・離乳食は本やウェブサイトに書かれている分量通りに作りたい方(まとめて作らず少なめの量で作る方)

実際に使ってみて分かるやや不便な点もありますが、それでも長く大切に使いたいと思わせてくれる商品なので条件が合う方にはぜひ使っていただきたいです!

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■この記事の担当
ヒデ

libloomスタッフのヒデです。43歳で奥さんと3人の子供と暮らしています。家電やスマホ用ガジェットなど大好きで、「libloomレビュワー」さんのインタビューも僕が担当しております。

近々、新築を建てる予定でして、そのタイミングで電化製品などおおよそ買い替えるつもりでいますので、libloomでも僕が実際に購入した商品をレビューしていきますよ!

libloomのレビューはガチです。実際購入した方の情報を正確にお伝えすることを心がけています。今後ともlibloomをよろしくお願いします。

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