防水性能が高いBluetoothイヤホンがかなり多く販売されています。
一般的には雨や汗からイヤホンを守るのであれば防滴性能で十分ですが、完全に水の中の使用にも耐えうる性能を有するIPX5以上のものが3000円程度のイヤホンにでも搭載されています。
今回は一般的な使用ではなく防水機能がなくてはダメなお風呂や水泳、または海などで使うことを想定して、おすすめできるBluetoothイヤホンをご紹介していきますね。
防水でも使ってはダメな使用方法とは?
僕自身もBluetoothイヤホンを毎日のように愛用しています。
僕は趣味でロードバイクを乗っているので、雨や汗から守るために防滴機能を備えたものを使っています。

僕が使っている「Pasonomi TWS-X9」は1万円内で購入できるBluetoothイヤホンでも、最新のBluetooth5.0が採用されたもので、1万円以内で購入できるライナップでは最高のスペック(2018年6月現在)だと考えて購入したものです。
防水性能も防滴どころか、水の中でもまったく問題なく使える「IPX7」というBluetoothイヤホンでは最高クラスの防水性能なのですが、実際にはお風呂などで使うことはしていません。
実は、「IPX」(日本工業規格(JIS))が規定する防水性能は使用する場所によって、防水性能を適用外と定めているからです。

↑直接、IPXの表に飛びます
防水性能であっても、「IPX」が使用を除外しているような用途で使用する場合は、故障のリスクがあるということです。
詳しくはリンク先をご覧ください。
「IPX」の使用除外の使い方をするBluetoothイヤホンの選び方の2つのポイント
高スペックだが安価(4000円以下)で、超コスパ重視。
「IPX」が防水認定していても、使用するのがお風呂や海といったところであれば、当然イヤホンに負担がかかります。丁寧な使い方をしたところで半年程度使えれば良いと割り切って使うのが無難だと思います。
そのリスクと引き換えに、お風呂で英会話の勉強をしたり、音楽を聞いたりとその時間を有効に使えると考えれば壊れたとしてもコスパ的には高いのではないでしょうか。
一般的に「水の中でも使える」といえる目安は「IPX5」以上であれば問題ないですから、このあたりのスペックでコスパの安いものを選ぶことが無難です。
また、ハイスペックで安価といえば、中華イヤホンは外せません。ひと昔前と比べて中華イヤホンの技術は劇的に上がり、大手メーカーでも技術が必要な製造であっても中国で依頼するというところはとても多いです。
無名であっても、中身は大手の技術そのまま使用していることもあって、中華イヤホン無くしては今回の企画も成り立ちません。
形状
防水機能のBluetoothイヤホンを紹介している他のよくあるランキングサイトでとてもナンセンスだと思うのが、用途を全く考えていないことです。
例えば、某人気のランキングサイトでは以下の商品が堂々の1位でした。
もちろん悪い商品ではないと思います。
でも、防水機能が備わってるBluetoothイヤホンでこれが1位かな??とかなり疑問が出てきます。
これは実際にBluetoothイヤホンを使った人でない人が記事を書いたとしか思えないですよね。
実際に防水性能括りとするのであれば、ワイヤレス型であっても、有線である上記のイヤホンは使うシーンをまるで考えてないと言えます。
例えば、ジョギング時だとこの有線部分が確実に邪魔になります。
僕はこちらのコード付のものも使ったことがありますが、有線イヤホンから初めてBluetoothイヤホンに乗り換えたのであれば劇的な使い勝手の良さで感動ものですが、まったくコードが無いものから、コードありのBluetoothイヤホンを使うとなると、もう邪魔でしかないです。
今回の企画で言うところの使うシーンで言えば、お風呂や水泳など完全に水に塗れる場合であれば、なおさら何もない方がいいわけです。
イヤホン以外にコードが露出していると、その部分も濡れますし、顔周りにはコードが無い方が間違いなく邪魔にはなりません。
ということで、Bluetoothイヤホンでも、コードが付いてるものはNGです。
また、コードが付いてないBluetoothイヤホンであっても、耳にしっかり装着して激しい運動はもちろん、水泳などに使用したとするとイヤホンは間違いなく水の抵抗を受けますので、しっかり耳にフィットした「人間工学に基づいた設計」のものが好まれます。
そのあたりも考慮して選ぶ必要がありますね。
参考スペック
今回の防水性能でいえば、そこまで重要視すべきではないですが、使う用途によってはチェックしておくと良いと思います。
Bluetoothの規格
Bluetoothには規格があります。
現在販売されているBluetoothイヤホンは大体、4.0~が殆どになっています。
現状、イヤホンではBluetoothの最高スペックはBluetooth5.0になりますが、実際に一つ前のBluetooth4.2と比べて特別に音質や通信が安定しているというようなことはありませんでした。
むしろ通信の安定はイヤホンそもそもの仕様や、環境による場合の方が大きいので、コスパを優先的に考えればBluetooth4.2でも十分と考えます。
両耳、左右分離型
片耳のイヤホンの方が安価なものが多いですが、スポーツやお風呂、水泳などで使うことを考えると、両耳にセットできた方がより音がしっかりと聞き取れます。
また左右分離型の場合、どちらのイヤホンでも独立して聞くことができるので、用途に応じて片耳だけでも問題なければローテーションで使えますし、もし片方が壊れてももう一方で使い続けることができますから、その分長く使用できるというメリットもあります。
今回は両耳で、左右分離型のもの縛りでご紹介します。
連続再生
イヤホンの連続再生については、そこまで極端に変わるものではないですし、使用時間で言えば1~2時間程度持ってくれれば十分かなというイメージです。
その後は充電すればいいので参考値として記載しておきます。
3時間以上走るとか、泳ぐと言った方は、連続再生時間も意識されるといいと思います。
Bluetoothイヤホンを比較してみました。
上記のポイントに踏まえて、高スペックにもかかわらず、4000円以下という超安価なBluetoothイヤホンで条件に合うもの10つを比較表にしてみました。
名称 | Bluetooth | 連続再生 | 防水 | フィット感 | 価格(18年/6月現在) | 判定 |
---|---|---|---|---|---|---|
Beyeah Touch Two | V4.1 | 3時間 | IPX5 | イヤーフック式 | 3,179 | |
AIKAQI B06 | 4.2 | 2-3時間 | IPX5 | 人間工学に基づき設計 | 3,899 | |
OuLe X8 | 5.0 | 3時間 | IPX7 | 人間工学に基づき設計 | 3,999 | ◎ |
Meilunz NB7 | V4.1 | 3時間 | IPX5 | イヤーフック式 | 3,770 | |
PZX | 4.2 | 2-3時間 | IPX67 | イヤーフック式 | 3,780 | |
I.Lux | 4.1 | 2時間 | 生活防水 | 2,980 | △ | |
ANTRO | 4.1 | 3-4時間 | IPX5 | イヤーフック式 | 3,499 | |
Cathneke | V4.2 | 5時間 | 生活防水 | 人間工学に基づき設計 | 3,999 | △ |
LIDOFIGO | 5.0 | 4時間 | IPX5 | 人間工学に基づき設計 | 3,699 | |
Better&Best | 5.0 | 2.5-3時間 | IPX5 | 人間工学に基づき設計 | 3,899 |
この10個のBluetoothイヤホンはAmazonnで売れ筋で人気が高いモデルです。
まずイヤホン本体の形状なのですが、イヤホンからアンテナのようなものが突き出たイヤーフック型と、
人間工学に基づいて設計されている、耳にしっかりフィットするものと2つあります。
僕は両方のタイプを付けたことがありますが、両方ともしっかりフィットはします。
しかし、今回は使用用途として水の中で身に付けるということを考えた場合だと、イヤーフックは前方向にねじ回して安定させるために、水の流れが前から後ろへ起きることを考えると、ねじ回した逆方向に緩む恐れがあります。
実際に付け心地も、人間工学に基づいてフィットさせる方が安定感はありました。
ただし、イヤーフックがないタイプは「人間工学に基づいて」とメーカー側はこぞって記載していますが、本当かどうか怪しいんですよね。
実際調べた感じでも、「この形状は外れるだろ・・・」と耳にフィットしそうにないなと思うものもあったので、実際に付けないとわからないところです。
その上で「IPX」の数値を見ていきますが、I.Lux Cathneke は記載がなかったので、たぶん生活防水レベルだと思います。(IPX基準の性能があるならアピールしてるはずなので。)
I.Luxは値段が他のに比べて1000円ほど安価なので良さそうですし、Cathnekeは形状が耳にフィットするであろう形状が良さそうなんですが、防水性能に関して画グレーなので、要確認する必要があります。
以上を含めてlibloomがオススメするのは断トツでこのBluetoothイヤホンでした。
「IPX」の使用除外の使い方をするBluetoothイヤホン一押しはこれ
Bluetooth5.0 イヤホン OuLe X8
- Bluetooth5.0
- IPX7.0
- 形状が本当に人間工学に基づいた設計になっている
比較表を作ってリサーチしていた中では、もうスペックが頭2つぐらい抜けていました。
圧勝と言っていいでしょう。
値段こそ、4000円縛りの中で3999円とギリギリですが、この価格帯で唯一、Bluetooth5.0で、尚且つIPX7.0という防水性能です。
もっと言うと、「人間工学に基づいた設計」という他社と同じフレーズが記載されてますが、OuLe X8だけは耳にフィットするだろう形状をしていますし、僕が購入した「Pasonomi TWS-X9」にも近い形状なので、フィットするだろうというイメージもできます。
しかもOuLe X8はケースが充電ケースになっていますので、ケースをフル充電しておけば、両耳イヤホンを3回は充電可能というのも嬉しいところですね。
良い口コミ・悪い口コミ
良い口コミ
- Ipx7なので、雨や汗を気にしなくていい。音質もこの金額ではかなり良いと思う。
- ランニング時に使用しているが、耳のフィット感がとても良い。
- ランニングに初めてBluetoothイヤホンを使ったけど、軽くて音が良くて良すぎる!!
悪い口コミ
- 右側が多少音切れする
- 充電がうまくいかない時がある
この「OuLe X8」は僕が購入した1万円のBluetoothイヤホンで最強と判断して僕が購入した「Pasonomi TWS-X9」と比べてもスペックはまったく一緒です。
何が違うかと言えば、充電ケースの充電容量が違うという点ぐらいで、値段は2500円以上もこちらが安いというコスパの良さです。
▼Bluetoothイヤホンおすすめ!Pasonomi TWS-X9の口コミ!Bluetooth5.0

このスペックの充実ぶりだと、お風呂や水泳などに使って、壊れる覚悟で使うのはもったいないぐらいですね。
どれだけ壊れずに持つかがポイントですが、それでも半年ぐらい持ってくれれば、1日あたり22円の計算ですから、十分元はとれそうです。
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まとめ
一般的に、防水性能があっても、お風呂や水泳で使うのはNGです。
たとえ、メーカーから推奨されていたとしても、お風呂や水泳などはIPXが想定している防水の使用方法から外れているということは知っておいてください。
また海などで使用する場合は、よりリスクが高く、壊れる確率は高くなると思われます。
それでも尚、あえてわかっていて使う。壊れたらまた買い替えて使うという割り切りができる方だけ参考にしてくださいね。
お風呂などで音楽を聞きながらなど、時間を有意義に使うような使用方法は合理的で冷たい印象ですが、より快適な生活も体験することができますので、割り切ればとても充実した時間を過ごせるのではないでしょうか。