車屋根を活用したソーラーパネルのおすすめ｜車載、車上で発電！災害時の備えに

車の屋根を活用してソーラーパネルを設置すると、どんなメリットがあるのでしょうか。移動中にも太陽のエネルギーをキャッチして、電気を確保できるのは、アウトドア好きや災害時の備えとして非常に魅力的です。

ソーラーパネル車に取りつけたけど、ちゃんと朝には100Wくらい給電されてたので最強やわこれ。 pic.twitter.com/rEDWdY8LZt

— Gadgelogger (@gadgelogger) February 28, 2022

この記事では、車の屋根にソーラーパネルを取り付けることの利点、設置のポイント、そしておすすめのソーラーパネルやポータブル電源について、詳しくご紹介します。

旅行やキャンプ、日常のドライブをより快適に、そしてエコにするための情報をお届けします。

車の屋根にソーラーパネルを取り付けるメリットは？

車の屋根にソーラーパネルを設置することで得られるメリットは数多くあります。以下に、その主なポイントを挙げてみました。

1. 日陰の心配なし: 太陽光の向きに応じて臨機応変に光を取り込めるのは最大のメリット！車の屋根は常に開放されているため、建物や木の影などに遮られることなく、太陽光を最大限に受けることができます。これにより、効率的にエネルギーを蓄えることが可能となります。
2. 大容量発電: 車の屋根の広さを活用することで、比較的大きなソーラーパネルを設置することができます。これにより、スマートフォンやタブレットだけでなく、中型の家電製品まで充電することが可能となります。
3. 安定供給: ソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせることで、太陽光が不足しても安定した電力供給を維持することができます。これは、キャンプやアウトドア活動中に特に役立ちます。
4. 災害時のライフライン: 最近の災害の増加を考慮すると、停電時や非常時にも車とソーラーパネルを活用することで、生活の最低限のライフラインとしての役割を果たすことができます。特に、自宅が使用不可能な場合、車が一時的な避難場所としても大いに活用できます。大地震が来ることはすでに確定されてる未来です。車で生活しつつ安全な地域に移動できるメリットは計り知れません。

車の屋根に設置する方法

初心者が簡単に車の屋根にソーラーパネルを取り付ける場合を考えると、方法は大きく分けて2つ。取り付けキットを利用する方法と、個別に部品を選定する方法です。

1. 取り付けキットを利用:

市販されている取り付けキットを使用すると、手間なくソーラーパネルを車の屋根に固定することができます。キットには必要な部品が全て揃っており、初心者でも簡単に取り付けることが可能です。

2. 個別選定:

自分の車の型や使用目的に合わせて、ソーラーパネルや取り付け部品を個別に選定する方法もあります。この方法は、特定のニーズに合わせてカスタマイズしたい場合におすすめです。

こういったフレキシブルなソーラーパネルが売ってますので、思った以上に簡単ですし汎用性が高いです。（屋根に設置するだけでなく、停車している車の横や後ろにかけておくという方法でも有りですよ。）

車にソーラーパネルを取り付ける際、適切なアイテムの選定と設置方法が必要です。以下は、車載ソーラーパネルの取り付けに関する基本的なガイドラインです。

1. ソーラーパネルの選定

「フレキシブルソーラーパネル」は、車の屋根のカーブに合わせて設置が可能で、軽量性が高いため車本体への負荷も少ないです。一般的に、Amazonなどのオンラインショップで10,000円～30,000円程度で購入可能です。

2. 必要なアクセサリー

ソーラーパネルを車に取り付ける際には、以下のアクセサリーが必要となります。

• ソーラーケーブル：ソーラーパネルとポータブル電源を接続するためのケーブル。長さ5mの2本セットが一般的で、価格は3,000円前後です。MC4コネクタという部材付きのものを選ぶと、ケーブル同士の接続がスムーズに行えます。（商品の梱包内容にケーブルが入っているかどうかチェックしておきましょう。）

• 超強力マグネットフック：パネルの4隅に穴が開いてる場合はフックで固定できます。フックであれば、車の天井のみならず、横面などにも簡単に吊るしておくことができますので便利です。

• 補修テープ：ソーラーパネルを車の屋根に固定する際に使用します。価格は500円程度です。

• 防水テープ：ケーブルの接続部分を防水するために使用します。特にコネクタ部分からの水の侵入を防ぐために、しっかりと巻き付けることが推奨されます。価格は500円程度です。

3. 取り付け方法

1. フレキシブルソーラーパネルを車の屋根に配置します。
2. 補修テープを使用して、ソーラーパネルをしっかりと固定します。（もしくはマグネットなどを併用します。）
3. ソーラーケーブルをパネルとポータブル電源に接続します。
4. ケーブルの接続部分に防水テープを巻き付けて、水の侵入を防ぎます。（ずっと設置しっぱなしでの場合です。）

以上の手順で、車載ソーラーパネルの取り付けが完了します。適切なアイテムの選定と正確な取り付け方法を守ることで、効果的にソーラーパネルを活用することができます。

どういったソーラーパネルを選べば良いの？

ソーラーパネルを選ぶ際、ただ明るい日差しの下で発電するだけではなく、その性能や特性によってどれだけの電力を供給できるのか、またどのようなデバイスに適しているのかを理解することが重要です。

1. 発電量の確認

ソーラーパネルの容量はW（ワット）で表示され、この数値が示すのは、パネルが一時間に発電できる電力の量です。車の屋根に取り付ける場合、その広い面積を活用して、比較的大きな容量のソーラーパネルを選ぶことができます。

車の屋根に大きなソーラーパネルを取り付けることで、日常のアウトドア活動から非常時のライフラインとしてまで、幅広いシチュエーションでの電力供給が可能となります。

2. 変換効率の確認

ソーラーパネルの変換効率は、太陽光をどれだけ効率的に電力に変換できるかの指標となります。特に、車の屋根に取り付けるような大きなソーラーパネルシートの場合、20%以上の変換効率は一般的となっています。

この20%以上の変換効率を持つソーラーパネルは、同じ面積のパネルでより多くの電力を発電できるため、車の屋根という限られたスペースを最大限に活用することができます。変換効率が高いと、日照時間が短い日や曇りの日でも、一定の電力を確保することが期待できます。

購入の際は、変換効率の数値だけでなく、その効率を維持するための耐久性や保証期間なども確認すると良いでしょう。

3. 接続ポートの種類と数

• USBポート:

• DCポート:

ソーラーパネルを選ぶ際は、自分が主に充電したいデバイスの種類や数を考慮して、必要なポートの種類と数を持つものを選ぶと良いでしょう。

4. 耐久性と防水性

• 車の屋根に取り付ける場合、雨や風、さらには強い日差しにも耐えられるものを選ぶことが重要です。IPX4以上の防水規格を持つものを選ぶと良いでしょう。

5. サイズと重さ

• 車の屋根に取り付ける場合、サイズや重さも考慮する必要があります。車の屋根のサイズや形状に合わせて、適切なソーラーパネルを選びましょう。

これらの基本的なポイントを押さえた上で、次の章では具体的なシチュエーションやニーズに合わせて、最適なソーラーパネルの選び方を解説していきます。

シチュエーション別に最適なソーラーパネルを考えてみた

ソーラーパネルを車の屋根に取り付けることで、日常のアウトドア活動から非常時の備えまで、さまざまなシチュエーションでの電力確保が可能になります。しかし、初めての取り組みとなると、「どのようなソーラーパネルを選べば良いのか？」や「どれくらいの容量のポータブル電源が必要なのか？」といった疑問が浮かぶことでしょう。

そこで、この章では、具体的なシチュエーションをもとに、最適なソーラーパネルとポータブル電源の選び方をご紹介します。それぞれのシチュエーションに合わせたソーラーパネルのスペックやポータブル電源の容量を明示的に示すことで、あなたの選択をサポートします。

ケース1：1人キャンプ設定

あなたは一人でのキャンプを計画しています。一泊二日の間、車内でのんびりと過ごし、好きな音楽を聴いたり、読書を楽しんだりする予定です。使用する家電は、スマホの充電、ホットカーペットでの暖房、そして夜にはテレビを見るという軽めの設定。車はジムニーなどの軽自動車を使用し、ポータブル電源は予備充電として持参します。

最適なソーラーパネルの選び方:
このシチュエーションでは、大きな電力を必要とする家電は少ないため、中～大容量のソーラーパネル（20W～50W程度）が適しています。ジムニーなどの軽自動車の屋根に取り付ける場合、フレキシブルタイプのソーラーパネルがおすすめです。これにより、車の形状に合わせてしっかりと固定でき、風の影響を受けにくくなります。

ポータブル電源の選び方:
スマホの充電やホットカーペット、テレビの使用を考慮すると、合計で約50Wh～100Whの電力が必要となります。このため、150Wh以上の容量を持つポータブル電源を選ぶことで、余裕を持った電力供給が可能となります。また、予備充電として持参するので、電源の持続時間や充電速度もチェックポイントとなります。

このように、キャンプの目的や使用する家電に合わせて、ソーラーパネルとポータブル電源を選定することで、快適なアウトドアライフを実現できます。

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取り付けキットの場合:

単体のソーラーパネルの場合：

ポータブル電源：

ケース2：家族4人でのキャンプ設定

週末、家族4人でのキャンプを計画しています。大人2人はスマホで情報をチェックしたり、写真を撮ったり。子供たちはゲーム機のスイッチで遊びたいと言っています。また、夜は家族みんなでテレビを見たり、ホットカーペットで暖を取ったり。さらに、簡易冷蔵庫で飲み物や食材を冷やしておきたいと考えています。車は、フリードのような小さめのワンボックスカーを使用し、ポータブル電源も予備として持参する予定です。

最適なソーラーパネルの選び方:
家族4人分の電力消費を考慮すると、大容量のソーラーパネル（50W～100W程度）が必要となります。ワンボックスカーの屋根面積を最大限に活用して、複数のパネルを取り付けることで、十分な電力供給を確保できます。また、変換効率の高いソーラーパネルを選ぶことで、短時間の晴れ間でも効率的に充電できます。

ポータブル電源の選び方:
スマホ、ゲーム機、テレビ、ホットカーペット、簡易冷蔵庫といった家電の使用を考慮すると、合計で約300Wh～500Whの電力が必要となります。このため、500Wh以上の容量を持つポータブル電源を選ぶことで、余裕を持った電力供給が可能となります。また、複数のUSBポートやDCポートを持つものを選ぶことで、同時に複数の家電を充電することができます。

このように、家族全員が快適に過ごすための電力供給を確保することで、楽しいキャンプライフを実現できます。

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取り付けキットの場合:

単体のソーラーパネルの場合：

ポータブル電源：

ケース3：1～2日程度の停電の備え設定

突然の災害による停電。家族4人が1～2日間、電力を確保しながら生活を続ける必要が出てきました。暖房は灯油ストーブを使用するため、電力は主に冷蔵庫の動作やスマホ、パソコンの充電、そして照明に使われます。車はワンボックスタイプを所有しており、その車を活用して電力を確保したいと考えています。また、事前に備えていたポータブル電源も使用予定です。

最適なソーラーパネルの選び方:
停電時に最も電力を消費するのは冷蔵庫です。冷蔵庫の動作を継続させるためには、100W以上のソーラーパネルが必要となります。ワンボックスタイプの車の屋根には、100W～150Wのソーラーパネルを取り付けることができます。また、変換効率が高いソーラーパネルを選ぶことで、日中の短時間の晴れ間でも効率的に充電できます。

ポータブル電源の選び方:
停電時の緊急時に必要な電力は、冷蔵庫、スマホ、パソコン、照明を合わせて約600Wh～800Whとなります。このため、1,000Wh以上の容量を持つポータブル電源を選ぶことで、余裕を持った電力供給が可能となります。また、複数のUSBポートやDCポートを持つものを選ぶことで、同時に複数の家電を充電することができます。

このように、予期せぬ停電時でも、家族全員が安心して生活を続けるための電力供給を確保することが重要です。ソーラーパネルとポータブル電源を適切に選ぶことで、災害時のライフラインとして大きな役割を果たします。

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取り付けキットの場合:

単体のソーラーパネルの場合：

ポータブル電源：

SNSの声

実際に車の屋根にソーラーパネルを設置したり、ポータブル電源を使用してみたユーザーの声や経験談をピックアップします。

我が家は停電にはかなり強い方だと思います。精神的にも。車の屋根のソーラーパネル 、大型バッテリー、充電式LEDライト等を普段から使っております。昨年の5日間の停電中、風呂も大鍋でお湯沸かして入ったしww pic.twitter.com/ggyvhKjkAz

— 山口隆之 (@FujizoushiBot) October 12, 2019

車にソーラーパネルとサブバッテリーを積むメリット
・コンセントが使い放題
・駐車場で見つけやすい
・災害時に強そう
・家の必要性がわからなくなる
・ちきゅうにやさしい
・えころじー
・ともだちもふえる
・もてる
・つよい
・まじやばい pic.twitter.com/MhvpWw3W4j

— ぜつえん (@zetuenonly) April 5, 2020

先日購入したポータブル電源専用のソーラーパネルを購入しました。Yahoo!ショッピングで30%引き＆11%ポイント還元でした。2/3以下の価格で購入出来たので安いと思います。😸

まぁメーカーの術中にハマった事は否めませんが…😅

早速車のフロントガラスに乗せ充電すると41W/68Wで充電⚡️しています。🐱 pic.twitter.com/OL862yq2kz

— さとしん / よこはまMS831 (@YokohamaBJBlues) September 13, 2021

今回初めてデルタプロ(ポーダブル電源)を車に載せてみました♪

50L冷凍・冷蔵庫と並べることが出来たので、車中泊の際にも持っていけることを確認😁

400Wのソーラーパネルがあれば旅先でも充電出来るね✨

エコフロー社さん格安にてソーラーパネルお譲りくださいませ🤣#EcoFlow 　#デルタプロ pic.twitter.com/0nyoBixHwf

— 🐼と🐶とパパ (@eitoyudu) April 29, 2023

【オフグリッドはじめました〜💡】

DIYでバンライフ仕様に改装中のハイエースにソーラーパネルと走行充電ができる仕組みを搭載。

エンジンを切った状態でも車の中で電気を使うことが可能になりました。

電気を自給自足する「オフグリッドライフ」
また一つ自由なバンライフに近づきました！🚐💨 pic.twitter.com/PcoBAJCeY1

— だいち 🚐 VANLIFE (@Dtabiwalife) September 17, 2020

まとめ

いかがでしたか？

車の屋根にソーラーパネルを設置することで、アウトドアや災害時にも安定した電力供給が可能になります。

今回は車の屋根に設置ということで紹介しましたが、何も屋根に絶対に設置しなければいけないことはないです。停車している状態であれば、屋根にのっけておくだけでもいいですし、ボンネットにパネルを置いて発電してもいいわけです。

車を利用すればパネルの置き場となり効率的に太陽光から電気を供給できるというところが良いところですね。

一般的にはキャンプや外出先での利用を想定したものですが、近年では災害の備えとして鬼のように売れている、ソーラーパネルとポータブル電源のセット。備えあれば憂いなしだと、本当にそう思います。

是非検討することをお勧めします。有事の際に絶対買っておいて良かったと家族全員で思うことなることは間違いないです。