「折りたたみ式踏み台」は収納に便利で、使用したい時にサッと取り出せるアイテムです。一方で、使用時には注意が必要です。
特に、小さな子どもがいる家庭では、踏み台を使っている際に乳幼児が台につかまり、指が隙間に挟まる事故が報告されています。
息子も2歳の時この折りたたみ踏み台を開こうとして指挟まれたことあったな。
樹脂製で軽いし、たためて便利だったから洗面所で使ってたけど固定式のに替えた。
指切断は怖すぎる… pic.twitter.com/leDTcyVZgY— おぶり🍍息子4才 (@odentabetaione) October 5, 2022
折りたたみ踏み台は大人でも指挟むよ
ほんと侮れないよあいつ— あつこ (@AtsuKen61127) October 7, 2022
これにより、重大な怪我をすることもあるため、国民生活センターは特に注意を促しています。安全には十分気をつけて、この便利な商品を使いましょう。
折りたたみ式踏み台の特徴と利点
「折りたたみ式踏み台」は、その軽さとコンパクトさが特長です。主に樹脂製で、その軽い素材感は取り扱いやすさを向上させています。使用しない時は簡単に折りたたむことが可能で、スペースを取らずに収納できるため、小さな住空間にも最適です。
安全性に関する重要な注意点
しかしながら、便利なこの踏み台には幼児や子どもを取り巻く危険が潜んでいます。2021年には、0歳児が踏み台につかまり立ちしている最中に、不慮の事故で指を挟み、切断するという痛ましい事件が発生しました。
また、1歳の男児が踏み台を操作している際に他の子が引っ張り、思わぬタイミングで折りたたまれ、指が挟まれてしまった事例もあります。
国民生活センターによる調査とその結果
これらの事故を受け、国民生活センターでは2022年に折りたたみ式踏み台の安全性についての調査を実施しました。市販されている複数の製品を対象に、特に乳幼児がどれほど簡単に踏み台を操作できるのかを調べた結果、「乳幼児でも容易に天板を持ち上げることができる」という事実が明らかになりました。この操作の簡便さが、不意の事故へとつながる可能性があることを示しています。
消費者への警告と対策
これらの調査結果を踏まえ、消費者への安全警告とともに、踏み台の使用時には常に成人が監視すること、小さな子どもの手の届かない場所に保管することが推奨されています。また、製品の安全機能についても、より細かな規制や改善が求められています。
乳幼児による不慮のけがのリスク
国民生活センターの最近の調査によると、「折りたたみ式踏み台」を使用している際の危険性が指摘されています。特に、乳幼児が踏み台につかまり立ちをし、何かの拍子に指を挟んだ状態で天板に力を加える場面が想定されています。
この場合では、小さな子どもが指を挟み、さらに天板を誤って押さえてしまうと、大人でも裂傷を負うほどの力が発生することが確認されました。試験では大人の指のダミーを用いて検証が行われ、乳幼児の場合はさらに大きなけがのリスクがあると結論付けられました。
また、踏み台を折りたたむ過程や展開する過程で、指が挟まれる事故も検証されています。これらの状況では、誰でもけがを負う可能性があるということが明らかになっています。
安全対策と保護措置
これらの検証結果を受けて、国民生活センターは「折りたたみ式踏み台」の安全管理について、一層の注意を喚起しています。特に乳幼児がこの製品に触れないよう、適切な管理と保管が求められています。消費者への呼びかけだけでなく、製造者や販売者に対しても、製品の危険性を明確に伝え、適切な警告を行うことが促されています。
これにより、家庭内での事故を未然に防ぎ、全てのユーザーが安全に製品を使用できるようにすることが目指されています。
乳幼児、子供に安全な折りたたみ踏み台は?
子供がふいに触った時に折りたたまれるという状況で指を挟んでしまいます。
そんな不意の事故を防ぐために安全ロックがついている折りたたみ踏み台もあります。
よくある折りたたみ踏み台ですが、こちらのタイプは安全ロックがついていて、解除しない限り勝手に折りたたまれる心配はないです。
特に乳幼児など、つかまり立ちをする時期に事故が頻発するというデーターがありますので、そういった際に安心できます。