タイマーコンセントの活用術!いろんなシチュエーションで便利な使い方を指南

コンセント

コンセントのオンオフを切り替えるタイマーコンセントという商品があります。

電気代が高騰する昨今、節電の観点からもタイマーコンセントの需要が増えています。

今回の記事ではタイマーコンセントうまく使って、生活をより便利にする方法を書いていきます。

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タイマーコンセントとは?

タイマーコンセントとは、あらかじめ設定した時間に電源をオンまたはオフすることができる電源制御デバイスになります。接続された電気製品の動作を自動で制御することが可能です。メリットとしては、節電対策、防犯対策、また日常生活の利便性向上など、様々な用途で活用されています。

タイマーコンセントの種類は主に以下の3つです。

デジタルタイマー

    • 細かい時間設定が可能で、1分単位でオン/オフ時間を設定できるモデルもあります。
    • 曜日指定や特定の日にだけ作動させるなど、複雑なプログラム設定が可能です。
    • 通常、ディスプレイがついており、操作や設定が直感的に行える点が特徴です。

アナログタイマー

    • シンプルな設計で、設定時刻が15分単位などのモデルが一般的です。
    • 時刻目盛りの周囲にあるボタンを押し下げることでオン/オフの時間を設定します。
    • デジタルタイマーよりも直感的な操作性が求められる場面や、シンプルなタイミングでの使用に適しています。

一回きりタイマー

    • カウントダウン方式で、設定した時間後に一度だけオンまたはオフにするタイプです。
    • 一時的な用途や、特定の状況下での短時間利用に最適です。

タイマーコンセントは、電気ポットや照明器具、空気清浄機など、内蔵タイマー機能がない電気製品に対して特に有効です。また、外出中や夜間など、人が操作できない時間帯に自動で電源をコントロールすることで、エネルギーの効率化や安全対策としても利用されます。

このタイマーコンセントはどのような活用方法があるのでしょうか?具体的に使い方を見ていきましょう。

タイマーコンセントの使い方・活用術の事例

1.朝食時や夕食時に、電気ポットの電源を入れる

多忙な家庭での朝食時と夕食時における電気ポットの効率的な使用を目的として、タイマーコンセントを活用します。このシナリオでは、特に忙しい朝と夕方の時間帯において、自動的に電気ポットが作動し、必要な時にすぐにお湯を利用できるように設定します。

具体的な使用方法

  1. 設定時間の決定
    • 家庭の日常生活に合わせて、朝食の準備が始まるおよそ30分前、例えば6:00 AMに電気ポットが自動でオンになるようにタイマーを設定します。これにより、家族が起き出すころにはお湯が沸いている状態を保証します。
    • 同様に、夕食の準備が始まる時間、例えば5:30 PMに再び電気ポットがオンになるよう設定します。これにより、帰宅後すぐに温かいお湯を使用することができます。
  2. タイマーコンセントの設定
    • デジタルまたはアナログのタイマーコンセントを使用し、指定した時間に電気ポットがオンになるようプログラムします。デジタルタイマーの場合、具体的な曜日や特定の日だけ異なる時間設定を行うことも可能です。
  3. 電気ポットの準備
    • 電気ポットをタイマーコンセントに接続し、ポット自体のスイッチがオンの状態にしておくことが重要です。これにより、タイマーが作動した瞬間に電気ポットが稼働を開始します。

期待できる節電効果

前提条件

  • 電気ポットの消費電力(使用時):800ワット(W)
  • 待機時消費電力:5ワット(W)
  • 使用時間:朝食前と夕食前の30分ずつ、合計1時間
  • 待機時間:1日の残り時間(23時間)
  • 電気料金:1キロワット時(kWh)あたり22円

節電効果

  1. タイマー使用前の1日あたりの総消費電力
    • 総消費電力: 約0.915 kWh
  2. タイマー使用による1日あたりの節電量
    • 節電量: 約0.115 kWh
    • 節約される電気代: 約2.53円
  3. 年間の節電効果
    • 節電量: 約41.975 kWh
    • 節約される電気代: 約923円

この計算により、タイマーコンセントを使用して電気ポットの待機時間を効果的に管理することで、毎日約2.53円、年間で約923円の電気代を節約することができます。このような節電対策は、日々の電力消費を削減し、経済的な節約に貢献すると同時に環境への負荷も軽減します。

テレビやオーディオ機器の夜間の消し忘れを防止

家庭でよくある問題の一つに、テレビを見ながら寝落ちしてしまい、一晩中テレビがつけっ放しになってしまうことがあります。これにより無駄な電力消費が発生し、電気代の無駄遣いにつながるだけでなく、テレビ自体の寿命にも影響を与えかねません。タイマーコンセントを活用することで、これらの問題を解決し、節電とともに安全対策を図ります。

具体的な使用方法

  1. タイマーコンセントの設定
    • 家族の就寝時間を考慮し、例えば毎晩11:00 PMにテレビの電源が自動でオフになるようにタイマーコンセントを設定します。これにより、テレビの消し忘れを防ぎながら、無用な待機電力の消費も削減します。
    • 翌朝の起床時間、例えば6:00 AMにテレビが再びオンになるよう設定することも可能です。これにより、起床時にはすぐにニュースなどを視聴できるようになります。
  2. 家庭の生活パターンに合わせた設定
    • 特に夜遅くまでテレビを見る習慣がある場合、より遅い時間でのオフ設定を選択するか、週末だけ異なる設定を行うことも考慮します。これにより、ライフスタイルに柔軟に対応しつつ、エネルギーの無駄遣いを防ぎます。
  3. リモコンの使用
    • タイマーコンセントの設定に加え、リモコンを利用して簡単にオン/オフができるようにすることで、緊急時や特別な状況での操作が容易になります。

期待できる節電効果

前提条件

  • テレビの消費電力(使用時):100ワット(W)
  • 夜間のオフ時間:毎晩11:00 PMから翌朝6:00 AMまでの7時間
  • 電気料金:1キロワット時(kWh)あたり22円

節電効果

  1. 1日あたりの節電量
    • 節電量: 0.7 kWh
    • 節約される電気代: 約15.4円
  2. 年間の節電効果
    • 節電量: 約255.5 kWh
    • 節約される電気代: 約5,621円

夜間にテレビを自動でオフにすることで、毎日約15.4円、年間で約5,621円の電気代を節約することができます。このようにタイマーコンセントを利用することは、テレビの無駄な電力消費を防ぎながら経済的な節約にも大きく寄与し、さらに環境保護にも貢献する手段となります。

暖房便座の電源を夜間だけオフにする

冬季に特に人気の高い暖房便座は、寒い日には非常に快適ですが、一晩中稼働していると無駄な電力を消費してしまいます。特に夜間は使用頻度が低下するため、この時間帯に暖房便座やウォシュレットの電源をオフに設定することで、効果的にエネルギーを節約することができます。

具体的な使用方法

  1. タイマーコンセントの設定
    • 最後の家族が使用する時間、例えば夜10:00 PMを過ぎた後に暖房便座の電源がオフになるようにタイマーコンセントを設定します。
    • 翌朝、最初に家族が起床する時間、例えば朝5:00 AMに電源が再びオンになるように設定します。これにより、朝の最初の使用時に便座が温かくなっていることを保証します。
  2. エネルギー消費の監視
    • タイマーコンセントを利用することで、実際の電気使用量を把握しやすくなり、どれだけ節電できているかを確認することができます。
  3. 使用パターンの調整
    • 家族のライフスタイルや季節に応じてタイマーの設定時間を調整することが可能です。例えば、冬場は早めに設定を開始し、春になったら必要なくなるまで徐々に使用時間を短縮することができます。

期待できる節電効果

前提条件

  • 暖房便座の消費電力:50ワット(W)
  • 夜間のオフ時間:毎晩10:00 PMから翌朝5:00 AMまでの7時間
  • 電気料金:1キロワット時(kWh)あたり22円

節電効果

  1. 1日あたりの節電量
    • 節電量: 0.35 kWh
    • 節約される電気代: 約7.7円
  2. 年間の節電効果
    • 節電量: 約127.75 kWh
    • 節約される電気代: 約2,810円

夜間7時間の電源オフによって、毎日少しずつですが着実に電気代が節約され、年間で見ると約2,810円の節約になります。これは、日々の小さな節約が積み重なって大きな効果を生み出す良い例です。さらに、無駄なエネルギー消費を減らすことは環境保護にも貢献します。

電子蚊取り器を夜の数時間だけONにする

夏の季節になると、蚊の活動が活発になり、特に夜間は蚊に刺されることが多くなります。しかし、一晩中電子蚊取り器を稼働させるのは電力の無駄遣いにつながるため、必要な夜の時間帯のみ電子蚊取り器を動作させることで、効率的に蚊を防ぎつつエネルギー消費を抑えることができます。

具体的な使用方法

  1. タイマーコンセントの設定
    • 蚊が最も活動的な時間帯を考慮し、夕方の6:00 PMから夜中の12:00 AMまでの6時間、電子蚊取り器を稼働させるようにタイマーコンセントを設定します。この時間帯は一般的に家庭内で活動があり、窓を開けることが多いため、蚊の侵入が多くなる時間です。
  2. 電子蚊取り器の設定
    • 電子蚊取り器をタイマーコンセントに接続し、常にオンの状態にしておきます。タイマーコンセントが設定された時間になると自動的に電源が入り、設定された時間が過ぎると自動的にオフになります。
  3. 位置の選定
    • 電子蚊取り器を、蚊が多く侵入しそうな場所や、家庭内で人がよく集まるリビングルームやダイニングエリアに設置します。これにより、蚊取り器の効果が最大限に発揮され、快適な空間を保つことができます。

期待できる節電効果

前提条件

  • 電子蚊取り器の消費電力:5ワット(W)
  • 通常の稼働時間:12時間/日
  • 節約後の稼働時間:6時間/日
  • 電気料金:1キロワット時(kWh)あたり22円
  • ボトルの通常持続期間:45日

節電効果

  1. 1日あたりの節電量
    • 節電量: 0.03 kWh
    • 節約される電気代: 約0.66円
  2. 年間の節電効果
    • 節電量: 約10.95 kWh
    • 節約される電気代: 約241円

ボトルの節約効果

  • ボトルの持続期間の伸び:通常45日間の持続が、使用時間を半減させることにより90日間に延長されます。

電子蚊取り器の使用時間を半減させることで、電気代を年間で約241円節約でき、さらにボトルの消費速度も半減させることができます。これは、経済的な節約だけでなく、ボトルの交換頻度を減らすことで使用者の手間を省くことにもつながります。

水槽のライトを毎日決まった時間だけ点灯

魚の生活リズムを健康的に維持するためには、水槽のライトを一定のリズムで点灯・消灯することが重要です。自然の光のサイクルを模倣することで、魚のストレスを減少させ、健康を促進することが可能です。タイマーコンセントを使用して水槽のライトを自動でコントロールすることにより、日々の手間を省きつつ、魚にとって最適な環境を提供することができます。

具体的な使用方法

  1. タイマーコンセントの設定
    • 理想的な魚の活動パターンに合わせて、水槽のライトが毎日朝6:00 AMに点灯し、夜8:00 PMに消灯するようにタイマーコンセントを設定します。これにより、14時間の日光サイクルを提供し、自然界の日の出と日の入りを模倣します。
  2. ライトの接続
    • 水槽のライトをタイマーコンセントに接続し、ライトのスイッチをオンに設定します。タイマーが指定した時間になると自動でライトが点灯または消灯するため、毎日手動で操作する必要がなくなります。
  3. 環境の確認
    • ライトが設定された後、数日間は魚の様子を観察し、ライトの周期が魚に適しているかどうかを確認します。魚の活動が自然であれば設定は成功ですが、もし魚が不快そうであれば、点灯時間を調整することが必要です。

期待できる節電効果

前提条件

  • 水槽ライトの消費電力:20ワット(W)
  • 通常の稼働時間:1日24時間
  • タイマー設定後の稼働時間:1日14時間
  • 電気料金:1キロワット時(kWh)あたり22円

節電効果

  1. 1日あたりの節電量
    • 節電量: 約0.2 kWh
    • 節約される電気代: 約4.4円
  2. 年間の節電効果
    • 節電量: 約73 kWh
    • 節約される電気代: 約1,606円

水槽ライトを1日14時間のみ稼働させるタイマー設定を採用することで、年間で約1,606円の電気代を節約することができ、電気の無駄遣いを大幅に削減できます。このような節約策は、環境にも優しく、水槽内の生態系にとっても自然に近い状態を維持するのに役立ちます。

不在時の室内照明を自動化して防犯対策を行う

家を空ける際、特に長期間不在や帰宅が遅れる場合には、家に人がいるように見せかけることが重要な防犯対策となります。タイマーコンセントを利用して室内の照明を一定の時間に自動で点灯・消灯させることで、空き巣などの犯罪を抑止する効果が期待できます。

具体的な使用方法

  1. タイマーコンセントの設定
    • 照明を夕方から夜間にかけて自動的に点灯させる時間帯を設定します。例えば、夕方5:00 PMに点灯して、夜中の12:00 AMに消灯するようにタイマーコンセントをプログラムします。
    • さらに、不在が長引く場合は、ランダムに点灯時間を設定することも有効です。これにより、照明が毎日同じパターンで動作するのを避け、より自然な生活があるかのように見せかけることができます。
  2. 照明器具の選定
    • 主要な部屋や玄関、リビングルームなど、外から見えやすい位置にある照明器具をタイマーコンセントに接続します。
    • LED照明や省エネ型の照明を使用することで、電力消費を抑えつつ防犯効果を得ることができます。
  3. セキュリティとの連携
    • 旅行中も安心できるように、セキュリティシステムやカメラと連動させることも検討します。これにより、実際には誰もいないが、家にはセキュリティ体制が整っているかのように見せかけることが可能です。

夜間電力を利用してポータブル電源を充電する

多くの地域では、夜間に電力料金が割安になることがあります。この低料金の時間帯を活用してポータブル電源を充電することは、経済的に非常に効果的です。タイマーコンセントを使用して、電源が最も安い時間帯に自動的に充電を開始し、終了するように設定することで、電気代を節約しつつ、ポータブル電源を効率的にフル充電できます。

具体的な使用方法

  1. タイマーコンセントの設定
    • 電気料金が最も安い時間帯を調べます。多くの場合、夜間の深夜0時から早朝6時までが対象です。
    • タイマーコンセントをこの時間帯に合わせて設定し、ポータブル電源を自動で充電するようにします。
  2. ポータブル電源の接続
    • ポータブル電源をタイマーコンセントに接続し、充電が必要なデバイスや備品として準備します。
    • 充電が完了すると自動で電源がオフになるモデルを選ぶと、過充電防止にも役立ちます。
  3. 充電状態のモニタリング
    • 最初の数回は、タイマーコンセントが正確に作動し、充電が適切に行われているかを確認します。
    • 必要に応じて、タイマーの設定を微調整して最適な充電プランを確立します。

期待できる節電効果

充電コストの比較

  1. 通常料金での充電コスト
    • 1回の充電につき約12.5円
  2. 夜間割引料金での充電コスト
    • 1回の充電につき約7.5円

節約される金額

  • 1回の充電につき節約される金額:約5.0円

この計算により、夜間割引を活用してポータブル電源を充電することで、通常料金に比べて1回の充電あたり約5円の節約が見込めます。もし毎日このように充電する場合、年間で約1,825円の節約になります。

この節約効果は、家計にとっても有益であり、エネルギーをより効率的に使用する方法としても推奨されます。さらに、夜間に電力を使用することで、電力供給のピーク負荷を避け、エネルギーシステム全体の効率向上にも寄与します。

おすすめのタイマーコンセント

デジタルプログラムタイマーET55Dは、消費電力量、料金、CO2排出量をリアルタイムで表示し、最大20プログラム設定可能で1秒単位の時間設定ができます。積算使用料金表示やエコ機能も装備し、節電と省エネ対策に効果的です。特に、防犯対策としても利用可能なこのタイマーは、日常生活におけるエネルギー管理を簡単かつ効率的にします。

一般的なタイマーと比較して、この製品はエネルギー消費量を具体的に可視化し、ユーザーが意識的に電力使用を調整できる点が特徴的です。

まとめ

いかがでしたか?

今回ご紹介した様々なタイマーコンセントの活用方法は、日々の生活をもっと便利で効率的にするための一助となることでしょう。

節電から防犯、さらには環境保護に至るまで、タイマーコンセントは多方面で大きな役割を果たしています。特に設定が簡単で効果的なこれらの活用法は、時間管理を改善し、電気代の節約にもつながります。この情報が皆さんの生活に有益なヒントとなれば幸いです。

タイマーコンセントはいろんな種類が販売されています。複雑な操作が可能なものから、オンオフのみの簡単な操作しかできないものまで、さまざまですが、あなたが求めるタイマーコンセントはどこに売っているのでしょうか?100均やホムセンなど、各店舗で取り扱っているタイマーコンセントについて紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください。

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