アクションカメラ SAC AC200を3ヶ月ほど使ってみた『博多湾大好きおやじさん』(57歳/男性)に実際の使用感や特徴などをインタビューしました。
アクションカメラ SAC AC200
実際購入して良かった点、悪かった点など、伺っていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
株式会社SAC アクションカメラ SAC AC200を購入しようと思ったきっかけは?
私は釣りが趣味ですが、色々な釣りにハマっていくうちに、釣りそのものに加えて魚料理や魚や自分の写真や動画を撮ることに関心が広がっていきました。
その後、自分のブログを立ち上げて、写真や動画を張り付けた内容を「みんなに見てもらいたい!」と思うようになりました。
そんな時、仕事帰りに立ち寄った家電量販店でふと見つけたアクションカメラ(ウェアライブカメラ)に興味を惹かれました。
自分の目線で動画が撮れるアクションカメラですが、実にいろいろな使い方が出来ます。主にはスポーツやレジャーのシーンですが、製品のサンプル動画を見ているうちに、「自分の釣りのヒットシーンが撮れるのでは?」という思いが芽生え始めました。
売場のサンプル動画には無かったのですが、家に帰って動画を検索してみると、あまり多くはありませんが、釣りのシーンをアクションカメラで楽しんでいる人がいて、強く「これ、欲しいなぁ」という気持ちが高まっていきました。
アクションカメラ SAC AC200をどのようにして知りましたか?
最初にこの製品の存在を知ったのは、ヨドバシカメラ博多の店頭でした。展示はされていましたが、カタログもなく、あまり力を入れていない商品だなぁという印象でした。
それから、「激安」「釣り」「アクションカメラ」などのキーワードでこの製品の類似製品も探してみました。
アクションカメラを買う際に重要視したポイントとは?
小遣いも少ないので、先ずは低価格ということを重視しました。そして、釣りのヒットシーンを撮ろうと思ったので、ある程度の画質、手ぶれ機能の必要性、連続録画時間などを重視しました。
購入に迷ったアクションカメラは?
購入に迷ったアクションカメラは以下の商品です。
APEMAN A-80
4K動画が撮影でき、2000万画素の高画質、手ぶれ補正機能、高品質バッテリーが2個もついて約8,000円。価格的には少し高いものの、コストパフォーマンスは高いと感じました。
MUSON MC2
4K高画質が録画でき、手振れ補正があり、2000万画素等はAPEMANと同じですが、リモコンがつていいることが特徴です。約8,000円というのはコスパを感じました。
GO-PROなど、高級品ははなから除外していました。先ず、低価格を優先し、1万円以内のモデルから検討することにしました。また、釣りの撮影に実際に使われているかどうかも検討しました。
APEMAN A-80とMUSON MC2はともに性能が高く、価格の割には使い勝手も良い評判が多く、インターネッ上に浮かんでるサンプル動画も納得いくものでした。
しかし、両モデルの半値以下のSAC AC200の価格が強烈なインパクトがあったことと、まず、そのくらいの値段なら失敗しても良いなぁという気持ちになってきて、最終的に決めました。
釣りのスケジュールが決まっていて、現物ですぐ手に入るのがSACモデルだったということも間接的な決定要因です。
アクションカメラ SAC AC200の特徴、性能
イメージセンサー 130万画素 CMOSセンサー
画像画素数 12MP / 10MP / 8MP / 5MP / 3MP / 2MP / 1.3MP
動画画素数 1920*1080 30fps / 1440*1080 30fps / 1280*720 30fps / 848*480 30fps / 640×480 30fps
動画フォーマット AVI
動画コーディック MJPEG
標準画素数 動画: 1080P
画面 2.0インチ液晶
レンズ 140度 広角レンズ ビデオモード 標準、連続録画、モーション検知モード、車載モード
写真モード 標準、タイマー、バーストモード
周波数 50Hz、60Hz
メモリーカード microSDHC 32GB Class10 UHS-まで対応
言語 日本語/英語/フランス語/スペイン語/ドイツ語/イタリア語/中国語/ロシア語/韓国語
外部インターフェイス USB 2.0
駆動時間 約70分(フル充電、動画1080FHD)
電池 リチウムイオン電池 500mAh
消費電力 約400mA 4.2V
充電時間 約3時間
本体寸法 59mm x 41mm x 29mm
本体重量 59g (電池含む)
動作環境温度 -10℃~+55℃
保管環境温度 -20℃~+70℃
思った以上に画質が良かったことが、一番のお気に入りです。ネット上にはどちらかというと酷評が多かったので、逆にとても嬉しかったです。
また、手ぶれもほとんど影響なく、釣りのシーンを撮っては楽しんでいます。
あまり期待していなかったドライブレコーダー機能も、動画自体もある程度きちんと見れますし、エンジン始動で自動スタートすることも気に入っています。
操作方法も、最初はなれなかったのですが、実は限られたボタンでシンプルに操作できるように作られています。
マウント類も一通り入っており、色々なシーンで活用できます。
アクションカメラ SAC AC200のメリット
釣りのシーンは、思った以上に鮮明に撮れていて非常に満足しています。
ライフジャケット(救命胴衣)につけて撮影していますが、角度も丁度良く、あまり意識せずに動いてもしっかり撮れていました。
釣り場の風の音や竿が軋む音、その中での私のつぶやきなど、音声も結構クリアに拾ってくれています。
↑自分で収録した動画です。
釣りのシーンだけでなく、釣った魚の料理のシーンも撮ってみましたが、手元の動きや台所を行き来する様子なども手振れ防止機能がないにもかかわらず、そこそこ綺麗に撮影できています。
↑自分で収録した動画です。
正直言って手ぶれ防止機能が無いことは心配していましたが、私の使っている範囲では全く問題なく動作しています。また、当初は考えていませんでしたが、このカメラは簡単なドライブレコーダーとしても兼用できます。
マウント(装着するための付属品)を使って前方ガラスの手前の運転席と助手席の間あたりに設置し、電源はシガライター経由で取れます。
車載モードにしておけばエンジンをかけた時点から自動で撮影が始まり、停止しても録画は続きます。止める際は操作が必要ですが、車を停止中も不審者の撮影が出来るので便利です。
仮にバッテリーが無くなってもその時点までの録画はされていますし、エンジンを掛ければ電源は車から取っていますので、即自動撮影が再開されます。
まだ、試してはいませんが、水中撮影のキットも同梱されています。30mまでの水深に耐えますので、大抵の釣り場で、海の中の様子を楽しんだり、魚群探知機みたいな機能としても活用できるなと思っています。
アクションカメラ SAC AC200のデメリット
やはり、画像の粗さは決定的なデメリットだと思います。
高品質な画像を求める人には非常に残念な部分になるので、おすすめはしません。撮影した動画をスマートフォンで見る分には気にならない人もいるかもしれませんが、パソコンや大画面テレビで再生すると、かなり見た目も悪く、時々光の角度や対象の動きによっては一部変な色になる場合も多々見られます。
また、手ぶれ補正機能が無いので、激しい動きを伴うシーンには全く使えません。
さらに、何かのタイミングで画面が固まり、どんな操作も効かなくなったことがありました。どういう理由でそうなるかは不明ですが、結局、電源が入った状態で、仕方なくバッテリーを取り出し、再度投入するという荒業を使わざるを得ませんでしたが、その後は正常に動作しています。
しかし、無いとは思いますが、これが撮影中であったりすると、製品としては致命傷ですね。今のところ、撮影中の固まりは発生していません。
また、マウント(カメラを色々な場所につけるための付属品)の一部が折れるということもありました。
私がドライブレコーダーとして使う際に装着しようとして折れました。原因は不明ですが、あまり素材が良くないのかもしれません。
アクションカメラ SAC AC200の総合評価
私の今の使い方である「釣りのヒットシーン」と「ドライブレコーダー」という範囲で言えば、非常に満足しています。特に釣りのヒットシーンでは、実はそこまで激しい動きを伴う撮影でもないので、充分動きを追ってくれています。
「手ぶれ機能なし」と表示されているとちょっと引きますが、釣りのシーンでは問題なさそうです。さらに公開するブログで見る人もスマートフォンユーザーが増えているので、余り動画の粗さも気になりません。
また、ドライブレコーダーとしても実用に耐えうるだけの動画は撮れています。GPSの機能はありませんが照明がある舗装道路であれば、夜間のもきちんと撮影できていました。
ネットを検索すると道路が揺れている実証動画が見られますが、その多くが山道などです。私自身山道を走ることはほとんどありませんので、手ぶれ無しでここまで撮れていれば充分という感想です。
さらに、税込み最低価格2,000円台で買えるというのは、すさまじい魅力ですね。同時に購入したSDカードがかなり割高に思えたほどです。
アクションカメラ SAC AC200
アクションカメラ SAC AC200の口コミ・評判は?
アクションカメラ SAC AC200のネットでの評判を調べてみました。以下、良い口コミ、悪い・要望などの口コミをどうぞ。
良い感想や効果があった口コミ
- ちゃんと広角になっています。ああ
- ドラレコに使用してますが、問題なしです。
悪い感想や要望などの口コミ
- 手ブレ補正はまったくない。
- ファイルの圧縮がなく、容量を圧迫する。
- ドラレコに使用してるが、手動で電源オフする必要がある。
SAC-AC200シリーズ。なお、WEBカメラとして使用しているときはマイクは使えない仕様となっている模様。ご注意を。 pic.twitter.com/rIS6btSBgl
— ギター講師・ギタリスト 道祖尾良児(さいのおりょうじ) (@peacefulguitar) April 17, 2020
アクションカメラ SAC AC200の購入を考えている人へアドバイス
特定のニーズがあって、その範囲で楽しむ人や、入門機として考えている人にはとてもおすすめです。
逆に、画質にこだわる人や、なめらかな動きまで忠実に再現したいと思う人にはおすすめできません。ドライブレコーダーとしても、場所を特定するGPS機能やナンバーを正確に捉えることは難しいでしょう。
マニュアルは非常にシンプル過ぎて最初は逆に分かりにくいと思いますが、慣れてくれば、自然と原理が掴めて使いやすくなっていきます。
価格が安すぎるために粗利が取れないためか、売場ではあまり熱心におすすめしてくれません。
どちらかというと、他の製品の引き立て役になっているようにも見えますが、特定の使い方をする人にはとても使い勝手の良い製品だと思います。
ぜひ、自分の使い方をよく考えた上で購入すると良いでしょう。