Logicool Slim Comboを1年ほど使ってみた『太田貴裕さん』(34歳/男性)に実際の使用感や特徴などをインタビューしました。実際購入して良かった点、悪かった点など、伺っていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
- Logicool(ロジクール)Slim Combo iK1092BLA(10.5インチ iPad Pro用 バックライトキーボード付ケース ブルー Smart Connector テクノロジー搭載)を購入しようと思ったきっかけは?
- Logicool Slim Comboをどのようにして知りましたか?
- ipadケースを買う際に重要視したポイントとは?
- 購入に迷ったipadケースは?
- Logicool Slim Comboの特徴、性能
- Logicool Slim Comboのメリット
- Logicool Slim Comboのデメリット
- Logicool Slim Comboの総合評価
- Logicool Slim Comboの口コミ・評判は?
- Logicool Slim Comboの購入を考えている人へアドバイス
Logicool(ロジクール)Slim Combo iK1092BLA(10.5インチ iPad Pro用 バックライトキーボード付ケース ブルー Smart Connector テクノロジー搭載)を購入しようと思ったきっかけは?
iPad Pro 10.5インチwi-fiモデルを購入したので、専用のカバーケースを探していました。iPadの使い方として、簡単な文書作成やブログの更新など、ノートPCのような使い方も考えていたため、文字の入力ができるようにキーボードが付いているカバーケースを考えていました。
また、タブレットとしても使いやすいように、キーボードとカバーケースが取り外しできることも条件でした。そんな製品があるのかなと思いインターネットで探していたところ、このLogicool 10.5インチ iPad Pro用 Slim Comboは、これらの条件を満たしており、かつ見た目のデザインも気に入ったため、今回購入することとなりました。
Logicool Slim Comboをどのようにして知りましたか?
まずはインターネットを使って、キーボード付きカバーケースにどれくらいの種類の商品があるのかを調べました。【検索ワード:iPad Pro、10.5、キーボード、ケース、カバー、おしゃれ、smart connector】
検索ワードの中で、実は一番重視していながら、一番諦めていた条件がsmart connectorです。これは、Apple独自の技術で開発されたinterfaceで、接続部分を重ねるだけで機器の接続ができるというものです。smart connectorはApple純正製品にしか採用されていないと思っていたので諦めていたのですが、何とこのLogicool 10.5インチ iPad Pro用 Slim Comboは、smart connectorが採用されている唯一のサードパーティー製品でした。
この時初めて知ったのですが、Slim ComboはLogicool社がApple社と独占的にパートナーシップを結んでデザイン、設計されているとのことで、いわゆるApple公認のサードパーティー製品でした。そのため、Apple Storeでもきちんと取り扱いされています。
キーボード付きカバーケースは正直、デザインこそ好みで分かれますが、機能的にはあまり差がありませんでした。そんな中、smart connector採用でApple公認であるという点で、私はSlim Comboに一目惚れしてしまいました。
ここまで情報が得られれば、あとは出来るだけ安く購入することを目的として様々なwebサイトでSlim Comboを検索し、結果的にAmazonが一番安く購入できると判断しました。
ipadケースを買う際に重要視したポイントとは?
私がipadケースを購入しようと思ったときに重要視したのは以下の5つです。
1.メーカーの知名度
一番ベストなのはやはり純正製品であることでしたが、サードパーティー製品の中には純正製品にない機能が付加されていることが多いため、もしサードパーティー製品を購入する際には日本でも実績のある大手メーカーであることが条件でした。初めて聞くようなメーカーの製品は購入しないと決めていました。
2.smart connector採用の有無
これはApple純正製品のみだと思っていたので諦めていましたが、さすがLogicool社でした。(画像名:smart connector.jpg)なぜsmart connectorにこだわるのかと言うと、接続が簡単ということだけではなく、Bluetooth接続特有のタイムラグ(文字入力時の遅延)が全くないということです。
Bluetooth接続は、製品にもよりますがかなり遅延がひどいものもあります。キーボード入力に慣れている人なら分かると思いますが、ちょっとした遅延が結構ストレスだったりします。
また、smart connectorはiPadから電力供給するので、キーボード自体に電力を必要としないことも大きな理由です。Bluetoothキーボードは、そのほとんどがキーボード自体に電力供給が必要なため、充電式となっています。つい充電するのを忘れてしまい、いざ使用したいと思った時に電力切れ、何てこともsmart connectorにはありません。
3.キーボードとカバーケースの取り外しが可能かどうか
常に文字入力をするわけではないので、タブレットとして使用したい時にキーボードが邪魔になるということがあってはなりません。使用するシーンに合わせて取り外しができるということもポイントです。
4.iPad背面の角度調整の自由度
これはApple純正のsmart keyboardにはない機能です。smart keyboardは角度が一択で調整ができませんが、Slim Comboの場合は背面チルトの角度が自由自在です。好きな角度でiPadを使用することができます。
5.キーボードバックライトの有無
これもApple純正のsmart keyboardにはない機能です。Slim Comboのキーボードにはバックライトが採用されているため、暗い場所でも手元が見えて、文字入力をすることができます。
購入に迷ったipadケースは?
購入に迷ったipadケースは以下の商品です。
Apple純正smart keyboard
Apple純正smart keyboardにするか、Slim Comboにするか、一番迷ったのはやはり価格です。Apple信者にとって、Apple純正製品であるということはある意味機能面以上に重視するところですが、やはり価格も一流(高額)です。私の場合は、Apple公認ということであればサードパーティー製品もありなので、少しでも価格が安価で済むSlim Comboにまずは一票。
機能面ではさほど変わりがなかったのですが、キーボードの取り外しが可能である点、iPad背面のチルトが自由自在であり、好きな角度で使用できる点、キーボードにバックライトが採用されている点についてはApple純正smart keyboardよりも優れていると判断したため、Slim Comboにさらに一票。
それから、初めはあまり意識していなかったのですが、実はSlim ComboにはApple pencilを収納する部分もあります。
購入を検討している時にはすでにApple Pencilを使用していましたが、胸ポケットやペンケースに収納していたのであまり気にしていませんでいた。しかし、「あれば便利かも」と思ったのも事実なのでApple Pencil収納にも一票です。
ブランドよりも機能面を重視した結果、Slim Comboを購入することに決めました。
Logicool Slim Comboの特徴、性能
本体サイズ
10.5 inch model
高さ x 幅 x 奥行き: 258 mm x 184 mm x 27 mm
重量: 528 g
パッケージ内容
着脱可能なキーボード付きケース
使用説明書型番
for iPad Air (3rd gen) and iPad Pro 10.5-inch
ブラック: 型番: iK1092BKA
ブルー: 型番: iK1092BLA
Apple純正smart keyboardにはない機能がとても魅力的です。
まずキーボードの取り外し・接続が思っていた以上に簡単でした。接続部分は強めのマグネットになっています。マグネットの「カチャ」っという着脱感がとてもいいです。やはりsmart connectorを重視したことは良い選択でした。
iPad背面のチルトは角度調整が自由自在です。段階式チルトではなく、好きな角度で支えることができます。チルトの可動部分自体が硬めに設計されているため、どの角度に曲げてもきちんと固定されています。
キーボードもしっかりとした作りとなっています。打鍵感もノートPCとあまり遜色なく、しっかりとキーを叩けている感触が個人的には良かったです。また、キーボードのバックライトも便利です。ライトの強弱も調整できます。
さらに、キーボードには入力キー以外にも様々なキーが配列されており、iPadを操作する上でよりノートPCに近い操作感が得られます。
↑ON・OFF・タスク
↑液晶明るさ
↑ソフトキーボードON・OFF
↑通知
↑音量
iPad Pro用 Logicool Slim Comboの動画説明
Logicool Slim Comboのメリット
実際に使い始めて、約1年が経過しようというところですが、結論から言うと思っていた通り、あるいはそれ以上の使いやすさでした。間違いなく「買って良かった」製品です。もともと私が想定していたiPadの使用方法が、簡単な文書作成や表計算ソフトの利用、ブログなどの更新でしたので、「文字を入力する」と言う点を重視していました。
その中で一番驚いたのがやはり文字入力のしやすさ、タイムラグが全くないというところです。やはり、Bluetooth接続によるキーボードでの入力は、製品にもよりますが若干のタイムラグが生じます。気にしない人は気にしないみたいですが、入力に慣れている人ほど、このタイムラグに対するストレスは大きいと思います。実際に使用してみると、ノートPCで入力している感覚で文字入力をすることができました。
最近の私は自宅にノートPCを持ち帰る機会が激減し、自宅で作業するときはiPadのみで行なっています。また、キーボード自体に電力供給が不要であることも大きなメリットです。smart connector接続でiPadから電力を供給する仕様なので、キーボード自体の電力を気にすることなく、思い立った時にすぐ使えることも私の中では満足する大きな要因でした。
購入する前まではあまり意識していなかったのですが、実際に使い始めてメリットとして大きく感じたのが「Apple Pencilが収納できる」ことです。ケース本体の側面にApple Pencilを収納できるようになっており、これが実際に使い始めると思っていた以上に便利でした。
これまでは「Apple Pencilどこに置いたっけ?」というようなことが多々ありましたが、Slim Comboを使い始めてからはそういったことが全くなくなりました。Apple Pencilを常時使用される方には大変オススメです。
総合的にはApple純正smart coverよりも低価格、高機能であったということで大満足でした。
Logicool Slim Comboのデメリット
デメリットは、カバーをつけることにより重くなる点です。特にiPad Proは軽量化を売りにしているところもあるので、そういった製品にあえてケースを使用すること自体がデメリットであるのかもしれません。Slim Comboの場合はキーボードも付属しているので、なおのこと重く、そして分厚くなるというデメリットがあります。
これについては、持ち主がどのような使い方をするかによって大きく変わってくると思います。私の場合は、「文字入力がスムーズに行えること」が前提でしたので、重さや大きさについては承知の上のことでした。ですから、重さや大きさを優先順位上位に考えている方にとってはこのSlim Comboもそうですが、ケースの使用自体をよく考えた方が良いかと思います。
また、デザインを重視する方にもこのSlim Comboはオススメできません。なぜなら、液晶部分以外はケースに覆われるため、Apple自慢のアルミボディやアップルのロゴマーク、デザインなどが全て見えなくなります。
私もApple信者ですので、この部分はやはり気にしていないというと嘘になります。しかし、前述した通り今回は使用目的にを最優先に購入を検討したため、致し方なくといったところでした。
Logicool Slim Comboの総合評価
総合的に、Slim Comboはキーボード付きケースとしては大変良い製品であると思います。特に、私のようにiPad ProをノートPCのような使い方、あるいはPCのサブ機として使用したい方にとっては、ベストアイテムであると言えます。
実際にブログを更新したり記事を書いたりする場合には、やはりソフトキーボードでは限界があると感じました。このSlim Comboのキーボードであれば、ノートPCと同じ感覚で、タイムラグもなく文字入力ができるため、生産性の高い仕事を行うことが可能です。
また、ケースとしても全面を覆うタイプですので、持ち運び時の衝撃にも強いです。
実際に私もほとんどiPad Proを肌身離さず持ち歩いているので、何かとダメージを受けやすいです。ケースは約1年使用しているため、小さい傷等はありますが、iPad Pro本体は新品同様傷一つありません。ケースとしての保護機能も十分に満たしている製品であると言えます。
Logicool Slim Comboの口コミ・評判は?
Logicool Slim Comboのネットでの評判を調べてみました。以下、良い口コミ、悪い・要望などの口コミをどうぞ。
良い感想や効果があった口コミ
- いろんなケースを購入しましたが、これが一番使い勝手が良いです。Bluetoothが必要ないのでペアリングの煩わしさもなくとても便利です。
- 買って後悔しない商品ですね。使い勝手が良すぎです。磁石なのでキーボードが簡単に着脱できるのもうれしいです。
- 純正とは違い、画面の全面保護、Apple Pencilのホルダーも使いやすい。
悪い感想や要望などの口コミ
- どうしても分厚くなってしまいます。重くなるのはトレードオフの部分ですが、それでも重い。
- Apple Pencil ホルダーが邪魔でひっかかる。
- キーボードの品質に難あり。凹んだままになってる。
SNSの反響は?
TwitterでもLogicool Slim Comboは話題になっているようです。
キャッシュカードが半年で2枚も使えなくなった犯人は君かぁ。
iPad ProのケースはLogicoolのslim comboで、重さはあるものの使い心地&使い勝手は大変気に入っております。特に入力キーが◎。
が、この磁石、めちゃ気をつけています。 pic.twitter.com/9xnrBeGstD
— Takachan (@Takachan360) 2019年3月7日
まだぜんぜん使い方わかってないけどめちゃめちゃたのしい!ぶっちゃけ描きごこちはcintiq13HD使ってるときと大差ないなーと思う。
あとこのスタンドのためだけにlogicoolのSLIM COMBO買ったんだけど、スタンド優秀すぎるしキーボードもかなり使いやすくてなんだかんだ重宝しそうだ。 pic.twitter.com/t2fNgTgGfa— ??おすしBOY?? (@signo_c) 2018年7月1日
こんな時間まで夜更かししてる良い子にだけけ教えるけど、
・iPad pro 12.9インチ
・Apple Pencil + ナカトシ産業ソフトグリップ
・IllustStudio for iPad
・Logicool SLIM COMBO(ショートカットキー用、角度調整可)
死ぬほどおえかき環境が整って永遠にベッドに寝転がってしまうからオススメ pic.twitter.com/MauMK6Wl1a— かわいいねこちゃん?? (@niah0hain) 2018年5月12日
Amazonで予約してた今日発売のLogicool Slim Combo、結局今日発送すらされなかった…久しぶりにkonozamaクオリティを味わった。ちょっと高くてもビックかヨドバシで予約すればよかった…
— やましん (@yamashin0906) 2017年8月10日
7月下旬に発売のLogicool iPad Pro専用SLIM COMBOがテスト用に届きました。
キーボードにも電池要らずで、iOS11が来たら更にPCに近い形で使用できそう。若干重量があるものの、物凄く便利になった。 pic.twitter.com/YnygSHEBLp— 岸大河 / Taiga Kishi (@StanSmith_jp) 2017年6月30日
Logicoolのipad pro用slim comboめっちゃいいな
欲しい機能が全て詰め込まれてる— ふたみん (@hutami_doublook) 2017年11月11日
Logicool Slim Comboの購入を考えている人へアドバイス
私がこの製品をお勧めしたい方は、私と同様にiPad ProをノートPCのように使いたいと考えている方です。文字の入力や文書・スプレッドシートの作成、ブログ記事作成など、生産性の高い仕事をしたい方には間違いない製品であると断言できます。
類似品はいくつもありますが、入力の際のタイムラグを気にしている方にとってもSlim Comboはお勧めです。smart connectorによる接続のため、Bluetoothのようなタイムラグも全くなく、何より電源をiPad Pro本体から供給できるため、電源も不要です。キーボードでの入力が得意であり、かつ使用頻度が高い方には打って付けの製品であり、この機能を備えた製品は類似品にもほとんどありません。さすがLogicoolといったところでしょうか。
また、Apple Pencilを収納できる仕様になっているため、Apple Pencilの使用頻度が高い方にもお勧めです。Apple Pencilの収納定位置が定まっていない方、いつもどこに置いたか分からなくなってしまう方にも是非使用してほしい製品です。
逆に、iPad Proの使用目的がWebページの閲覧や動画視聴などをメインに考えている方にとっては必要のない製品です。そういった方にはそもそもキーボードはソフトキーボードで十分だと思います。また、Appleとしてのブランド性やデザインなどにこだわる方にもお勧めできません。特にApple信者にとってはApple製品であることが大きなステータスにもなるので、デザインを損なうサードパーティー製品にはとても抵抗があると思います。(私もそうです)
使用目的にもよりますが、機能よりもデザイン・ブランド重視の方にはお勧めできない製品です。(そういう方にはむしろ、裸で使ってほしいです)
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