車両火災は予期せぬ瞬間に発生し、迅速な対応が求められます。そんな緊急事態に備えるために、車用消火器を常備することが重要です。
しかし、どこで購入すればよいのか、どんな種類があるのかを知っておくことは、いざという時に役立ちます。
本記事では、車用消火器の購入場所や平均的な価格、さらにお得に買える方法について詳しく解説します。
車用消火器とは？
車用消火器は、車両火災の初期段階で迅速に火を消すために設計された特別な消火器です。一般的な家庭用消火器と異なり、車内の高温環境や振動に耐えられるように作られています。車両火災の主な原因は、燃料漏れや電気系統のショート、エンジンの過熱など多岐にわたります。そのため、車用消火器はこれらの火災に対処できるよう、ABC粉末や二酸化炭素などの消火剤を使用しています。
例えば、ワイピーシステムの「消棒RESCUE」は、二酸化炭素を使用した車両専用の消火具で、シートベルトカッターやガラス破砕機能を備えた多機能な製品です。これにより、火災だけでなく、事故で車内に閉じ込められた際の緊急脱出にも対応できます。また、製品のコンパクトなデザインと軽量さにより、車内の限られたスペースでも邪魔にならずに設置できます。
車用消火器を選ぶ際には、放射時間や消火能力、耐久性などを確認することが重要です。特に高温環境下での耐久性が求められるため、購入前に製品の仕様やレビューをしっかりと確認しましょう。車内に常備することで、万が一の際の被害を最小限に抑えることができます。
車用消火器はどこに売ってる？どこで買える？
ここでは、車用消火器がどこで売っているのか調査した結果を詳しく報告します。
カー用品店で車用消火器は売ってる？
オートバックス、イエローハット、ジェームスなどのカー用品店では、車用消火器が豊富に取り扱いされています。
スーパーオートバックスで車載消火器置いてあったのに聞き忘れてた
車載消火器の交換後の破棄料金
— おぴか (@o0_pika_0o) January 6, 2019
専門スタッフがいるため、適切な商品選びのアドバイスも受けられますし、商品の種類も多く、車種ごとの選択もできます。
ホームセンターで車用消火器は売ってる？
カインズ、ビバホーム、ケーヨー、コーナン、コメリ、カーマ、ナフコなどのホームセンターでは車用消火器を取り扱っています。
@989Kurage そうか、以前購入したときは
車用の消火器、ほとんど売ってませんでしたが、
今は、ホームセンターにも置いてあるんですよね。
今度行った時、見てみます！— くすの とひろ(彫刻&絵本作家) (@KusunoTohiro) June 12, 2015
商品も豊富に揃っていて、DIY用品と一緒に購入することも可能です。また、大型店舗ではゆったりと買い物ができる点も魅力です。
100均で車用消火器は売ってる？
ダイソー、セリア、キャンドゥなどの100円ショップでは、基本的に車用消火器は取り扱っていません。ただし、緊急時の代用品として簡易的なツールが販売されていることがあります。
その他の場所で車用消火器は売ってる？
イオン 大型スーパーのイオンでは、カー用品コーナーにて車用消火器を取り扱っている場合があります。特に大型店舗では品揃えが豊富で、専門スタッフが対応してくれます。
ドン・キホーテ ドン・キホーテでは、カー用品の一部として車用消火器が販売されています。価格も比較的手頃で、深夜でも購入できるのが大きなメリットです。
ネット通販で車用消火器は売ってる？
車用消火器はインターネット通販でも購入することができます。インターネット通販の方が品揃えも多く、より確実に見つけることができるでしょう。
Amazon 豊富な種類の車用消火器が揃っており、レビューも参考にできます。送料無料の商品も多く、手軽に購入できます。
楽天市場 各店舗が出品しており、価格比較が容易です。楽天ポイントも貯まるので、ポイントを賢く使ってお得に購入できます。
Yahoo!ショッピング 様々な車用消火器が販売されており、ポイント還元も魅力です。Tポイントが使えるので、日常の買い物で貯めたポイントを活用できます。
公式ECショップ 専門メーカーの公式ショップで安心して購入できます。製品の保証やアフターサービスも充実しています。
Amazon売れてる車用消火器
ワイピーシステムの「消棒RESCUE」は、二酸化炭素を使用した車両専用消火具で、シートベルトカッターとガラス破砕機能を備えた1台3役の緊急脱出ツールです。火力発電所などから排出された二酸化炭素を再利用しており、環境にも配慮されています。Amazonでの評価は4.3で、過去1か月で100点以上が購入されました。高温環境下でも安全に使用でき、使用後の汚れが少ないのが特徴です。
車用消火器の選び方（車で選ぶ）
車用消火器を選ぶ際には、以下の5つのポイントをチェックしておくことが重要です。
1. 重量や放射時間が異なる容量に注目しよう
消火器の容量が大きいほど消火能力は高まりますが、その分本体の大きさや重量も増します。車内の限られたスペースに設置するためには、扱いやすさとサイズのバランスが重要です。例えば、4型の消火器は約1.2kg、6型は約2.0kg、10型は約3.0〜3.5kgです。一般的には10型が放射時間が長く、消火能力も高いですが、女性や高齢者が使用する場合は、より軽量なタイプを選ぶとよいでしょう。
2. 対応する火災種別を要確認
火災にはA（普通火災）、B（油火災）、C（電気火災）の3種類があります。車用消火器を選ぶ際には、どの種別の火災に対応しているかを確認することが重要です。ABCすべての火災に対応する粉末消火器や、水系消火器の強化液タイプは、広範囲の火災に対応できるためおすすめです。
3. 特徴を理解してタイプを選ぼう
消火剤のタイプには、粉末、水、ガスの3種類があります。それぞれの特徴を理解して選ぶとよいでしょう。
- 粉末系消火器：消火能力が高く、ABCすべての火災に対応。再燃のリスクがあるため注意が必要。
- 水系消火器：冷却効果が高く、再燃のリスクが低い。油火災には不向き。
- ガス系消火器：迅速な消火が可能で、部品を汚さない。高価で取り扱いに注意が必要。
4. 多機能な便利商品も要チェック
限られた車内スペースを有効に活用するため、シートベルトカッターやガラスハンマーが付属した多機能な消火器も検討すると良いでしょう。これらの機能が一体となった商品は、1つで複数の役割を果たすため非常に便利です。収納時も安全に保管できるカバーが付いているものを選ぶとさらに安心です。
5. 車種や取り付け場所を考慮しよう
車用消火器を選ぶ際には、車種や取り付け場所にも注意が必要です。例えば、コンパクトカーには小型で軽量な消火器が適しており、SUVや大型車には容量が大きく消火能力の高いものが向いています。また、取り付け場所としては運転席や助手席の足元、トランクのサイドなど、取り出しやすく、かつ安全に設置できる場所を選びましょう。
以上のポイントを参考にして、安全で信頼性の高い車用消火器を選びましょう。万が一の際に備えて、適切な消火器を車内に常備しておくことが大切です。
車用消火器の取り付け方（ブラケットなど）
車用消火器の取り付けは、安全性を確保するために非常に重要です。取り付ける際のポイントを以下にまとめました。
取り付ける場所の選定
車内で消火器を取り付ける場所は、できるだけ振動の少ない場所を選びましょう。具体的には、運転席や助手席の足元、トランクのサイドなどがおすすめです。また、消火器の上には何も配置せず、人や物がぶつからない場所を確保することが重要です。
ブラケットの設置
消火器を車内に固定するためのブラケットは、消火器が落下したり誤放射しないようにしっかりと固定する必要があります。以下の点に注意して取り付けを行いましょう。
- 全ての取付穴を使用：ブラケットを固定する際は、必ず全ての取付穴を使用してしっかりと固定してください。
- たて置きの設置：ブラケットをたて置きする場合は、地面と垂直に設置しましょう。
- 横置きの設置：横置きする場合は、地面に水平に設置してください。ただし、車両の進行方向と平行には固定しないよう注意しましょう。
取り付け後の確認
消火器とブラケットを取り付けた後には、しっかりと固定されているか緩みがないかを確認してください。取り付け後も定期的にチェックを行い、緩みが発生していないかを確認することが重要です。
取扱説明書の確認
消火器を購入した際には、必ず商品の取扱説明書に目を通し、正しい取り付け方法を確認してください。製品によって取り付け方が異なる場合があるため、説明書に従って正確に取り付けることが必要です。
車用消火器の有効期限と点検
車用消火器には有効期限があります。一般的には製造日から8〜10年が目安とされていますが、住宅用の消火器を搭載している場合は5〜6年と少し短くなります。購入時には本体に記載されている使用有効期限を必ずチェックしましょう。
点検と交換の必要性
消火器の期限を過ぎると、容器が圧力に耐えられず破裂する恐れがあります。期限が近づいたら点検に出すか、交換するようにしましょう。家庭用消火器は薬剤の詰め替えができないため、期限が来たら新しいものに買い替える必要があります。
古い消火器の処分
古い消火器を廃棄する際には、ゴミに出したり放置したりせず、購入した販売代理店や専門業者に連絡して対応してもらいましょう。スプレータイプの消火用具はエアゾールの廃棄方法になりますので、多機能タイプのものも含めて適切に処分することが重要です。
以上のポイントを参考にして、安全で正確に車用消火器を取り付け、定期的な点検を行うことで、万が一の際に備えることができます。
まとめ
車用消火器は、カー用品店やホームセンター、インターネット通販など多くの場所で購入できます。特にインターネット通販では品揃えが豊富で、口コミを参考にしながら選ぶことができます。
また、店舗ごとに特徴が異なるため、自分のニーズに合った場所で購入することが重要です。
適切な車用消火器を常備し、万が一の火災に備えておくことで、安全なカーライフを送ることができますよ。
