【レビュー】モンベル サーマルシーツ|アルパイン ダウンハガー800同素材

寝袋

寝袋代わりにモンベル シュラフ用インナーシーツ サーマルシーツ(#1121306)を2年間使ってみた『デジャヴさん』(52歳/男性)に実際の使用感や特徴などをインタビューしました。

モンベル サーマルシーツ #1121306

実際購入して良かった点、悪かった点など、伺っていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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モンベル(mont-bell) シュラフ用インナーシーツ(アルパイン ダウンハガー800同素材)サーマルシーツ(#1121306)を購入しようと思ったきっかけ

休日は自転車(折り畳み小径車)によるサイクリングを楽しんおります。過ごしやすい季節はソロツーリングキャンプにもトライしたいと思い、平地での3シーズン(春~秋)を想定したシュラフ(寝袋)を探していました。

冬用のシュラフはすでに持っているので、今回の買い足しでオールシーズンをカバーできれば理想となります。

↑自転車でサイクリング

併用できる装備としてシュラフカバーやインナーシーツは所有しているので、これらとの組み合わせも想定します。

自転車の旅ではなるべく荷物を軽くコンパクトにまとめたいので、その時の気候や現地の条件に合わせた必要最小限の装備を選んで持ち出すという、フレキシブルなシステム構成ができればベストです。

モンベル シュラフ用インナーシーツ サーマルシーツ(#1121306)を知ったきっかけは?

モンベルの公式ウェブサイトでラインナップの確認と製品の絞り込みで知って、モンベルの直営店で現物確認しました。

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アウトドアグッズなどを物色したりすると、いろいろなメーカーからそれぞれの特色の製品があって、その中でも日本のメーカーってどことなく信頼があって安心するというイメージもあるんですよね。

モンベルもその中の1つのメーカーでした。

シュラフ用インナーシーツを買う際に重要視したポイントとは?

私が寝袋を購入しようと思ったときに重要視したのは以下の5つです。

  1. 素材>ダウン
  2. 軽量コンパクト
  3. 機能性
  4. 信頼性
  5. アフターサービス

購入に迷ったシュラフ用インナーシーツは?

購入に迷ったシュラフ用インナーシーツは以下の商品です。

モンベル アルパインダウンハガー800 #5

価格 ¥18,900 +税
品番#1121303
【重量】416g(439g)※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。
超軽量・コンパクトで高い快適性を実現した、Light & Fastモデルです。夏の縦走やキャンプなどにも適したモデルです。
【コンフォート温度】9度【リミット温度】5度

モンベル アルパインダウンハガー800 #7

価格 ¥17,900 +税
品番#1121304
【重量】371g(391g)※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。
超軽量・コンパクトで高い快適性を実現した、Light & Fastモデルです。夏の低山をはじめ、自転車やバイクのキャンプツーリングに適したコンパクトなモデルです。
【コンフォート温度】12度【リミット温度】8度

モンベルといえば、日本が世界に誇るアウトドアブランド。なかでもシュラフ製品は同社の代名詞的存在で、その性能と品質はトップクラスだと思います。

もちろんその他のブランドでも良質なものはたくさんあると思いますが、モンベル製品は懐にも優しいことから最有力候補となります。加えて全国には直営店があり、アフターサービスも受けやすいことから今回の買い物はモンベル一択としました。

自転車という限られた積載能力から、必然的に素材は軽量でコンパクトなダウンモデルになります。シュラフの中では高価な上級モデルとなりますが、ここは決定的にサイズが違ってきますので譲れない条件となります。

次に3シーズン用という条件から、まずはアルパインダウンハガー800 #5(コンフォート温度9度)か、#7(コンフォート温度12度)に目星を付けました。

しかし同ラインナップをよく見ると、「サーマルシーツ」という製品が目に留まります。これは本来メインのシュラフの保温力が足りない時に、中に挿入して使うサブシュラフ的な製品です。

↑サーマルシーツを伸ばした状態

しかし使っている生地はアルパインダウンハガー800シリーズと同じなので、その重量から考えても#5や#7とほぼ同等の能力を発揮するのではと考えました。このサーマルシーツの特徴として、サブで使うという仕様であることから、一般的なシュラフの形状と違い頭を覆う部分が不要なのでありません。

↑サーマルシーツをブランケット状に開いた状態

さらには足元まで全開に広げられるので、ブランケットのようにも使えるという多様性のある製品となっています。平地の穏やかな気候の時しかキャンプはしないので 、これまでの野営経験から考えても頭部のカバーは不要ですし、そのぶんコンパクトになるのは歓迎すべきポイントです。

しかし、ブランケット状に展開できるのは暑い時期に便利です。スタンダードな形状のシュラフよりもむしろ幅広く使いやすいのではと思い購入を決めました。

モンベル シュラフ用インナーシーツ サーマルシーツ(#1121306)の特徴、性能

ブランド:モンベル
パインダウンハガー サーマルシーツ
価格 ¥18,900 +税
品番#1121306

仕様
【素材】表地:10デニール・バリスティック® エアライトナイロン・リップストップ[ポルカテックス®加工 ]
中綿:800フィルパワー・EXグースダウン
【重量】384g(404g) ※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。
【カラー】マスカット(MSCT)
【サイズ】最大長186×最大幅72cm
【収納サイズ】φ12×24cm(2.2L)

↑スタッフバッグに入ったサーマルシーツを手に持つ 

↑スタッフバッグに入ったサーマルシーツ 

前述の通りこの製品はインナーシーツとしてのサブ的な存在であることから、メーカーサイトの製品ページには適合温度の記載がありません。

単純に重量で比較すれば、アルパインダウンハガー800 #7(コンフォート温度12度)とほぼ同等かと想像しましたが、実際に外気温12度における単体使用では寒くて眠れませんでした。この辺りは個人差がありますのでご参考までに。

↑スリーピングマットの上に置いた状態

なお実際に使用してみた感じですが、機能的にも使用感も一般的なシュラフと同等に扱うことができます。

その部分では全く問題ありませんでした。一般的なシュラフと同様、メインジッパーには両側に引き手があります。

つまりで袋に入った内側からもジッパーの開け閉めが操作できるという構造になっています。

↑引き手が外側と内側の両方にあるメインジッパー

こういった重要な基本機能は犠牲になっていませんでした。メーカーサイトには詳しく載っていないのですが、これも一般的なシュラフと同様、首元にはドローコードが付いています。

↑ドローコードで首元を絞る

中に体を入れたら、首元をぎゅっと絞りストッパーで固定できるので肩が冷えません。これはとても重要な機能です。長期保管用のストリージバッグが付属しているのは嬉しいですね。

↑長期保管用のストレージバッグ(左)とスタッフバッグ(右)

これは素材を傷めないようにゆったりと保管しておくための袋です。タイトなスタッフバッグに収納したままだと湿気がこもったり、ダウンが圧迫されて回復しにくくなるからなんですね。

モンベル シュラフ用インナーシーツ サーマルシーツ(#1121306)のメリット

冬用のシュラフは、冬以外では暑くてとても使えない(おまけに大きく重くて邪魔)ので、当初の目的通りこのサーマルシーツは3シーズン用として大活躍しています。

↑手持ちの冬用シュラフ( 左)とサーマルシーツ(右)

ただし春先や晩秋では気温がぐっと下がる日もあり、そういう時期には、水濡れ対策にもなるイスカのゴアテックスシュラフカバー(#2008)、そして内部の汚れ防止になるモンベルシルクシーツ(#1121582)も持っていくようにしています。

↑左からサーマルシーツ、シュラフカバー、インナーシーツ、500mgペットボトル

ゴアテックスシュラフカバー(#2008)

シルクシーツ

それぞれは生地一枚の薄いシートですが、重ね着の要領で保温力は格段にアップします。

↑外側にシュラフカバー、サーマルシーツの中にインナーシーツ

加えて持っている着替えを全て着込むという、持ち物を最大限に有効活用しながら寒さをしのぐことができます。当製品を購入して約2年になりますが、実は冬にも活躍するようになりました。

↑冬用シュラフの中にサーマルシーツ

真冬の時期は車中泊の旅を楽しんでいるのですが、冬用のメインシュラフにインサートして使用するという本来の方法で、より寒い気温でも暖かく過ごせます。

以前はフリースブランケットを持ち込んでいましたが、それよりもはるかにコンパクトですし、ずっぽり体を覆える構造なので、ブランケット以上の暖かさが得られます。

↑フリースブランケット(左)とサーマルシーツ(右)

わたしの体感的には、気温3~4度分は稼げます。氷点下になる夜を何度も体験しましたが、寒くて目が覚めるということがなくなりました。

前述の通り、このサーマルシーツは全開に広げることができるフルジッパー方式なのですが、そのジッパーは首元と足元の両側から開けることができます。

↑両側から開けるダブルジッパー

つまり上半身が暑い時、または下半身が暑い時という状況に合わせて臨機応変に温度調節ができる構造になっており、これは実用的でとても便利です。

モンベル シュラフ用インナーシーツ サーマルシーツ(#1121306)のデメリット

ストレッチ性

製品情報には「ストレッチ性を備えたシーツ」と記載がありますが、実際には期待したほどの伸縮性は感じませんでした。私は小柄(165㎝58㎏)なのでそれほど気になりませんが、体格が大きくある程度の横幅も欲しいという方や閉塞感がダメな方は注意が必要です。現物を確認できることが望ましいですね。

ダウン素材について

これはダウン製品全般にいえることですが、保温力を保つために水濡れには十分注意が必要です。自転車旅行であれば、収納するバッグは防水機能が必要になってくるでしょうし、テントも内部が結露しにくいダブルウォールを選ぶなどの考慮は必要になってきます。つまり全般的にコストがかさむ方向になりますので、お財布の中身と十分相談してください。

当製品は1種類のみ

カラーはマスカット、製品の最大長は186㎝となっております。上位機種のようなレディース用のラインナップがあれば、小柄な女性にも嬉しいかなと思いました。

モンベル シュラフ用インナーシーツ サーマルシーツ(#1121306)の総合評価

最終的にはオールシーズン活躍してくれており、わたしの用途においてはベストマッチな製品となりました。

↑サーマルシーツの洗濯タグ

使用する頻度が高い部分汚れも気になるところですが、ダウン用の洗剤を用意すれば自分でも洗濯できますので、そういった面でも非常にお手軽です。

↑500mgペットボトルとサーマルシーツのサイズ比較

また肌寒い時期のデイキャンプなどでは、底冷え防止のブランケットとしても活躍できそうですね。バッグにポンと忍ばせるのも邪魔にならないサイズで、その得られる暖かさは想像以上になりますから。

モンベル サーマルシーツ #1121306

モンベル シュラフ用インナーシーツ サーマルシーツ(#1121306)の口コミ・評判は?

モンベル シュラフ用インナーシーツ サーマルシーツ(#1121306)のネットでの評判を調べてみました。以下、良い口コミ、悪い・要望などの口コミをどうぞ。

良い感想や効果があった口コミ

  • モンベルの#3のインナーシュラフとして使うと#1ぐらいの暖かさとしても使えるので、寒い時期にはいってからのキャンプでも大活躍しています。
  • 使うシーンとして、車内泊や漫画喫茶、フェリーなどでもとても重宝します。また、外出先の室内で寝る時にも、寒い思いをしないで使えます。触った感じも気持ちよく色もいいです。熟睡するにはこれに、耳栓とアイマスクで万全です。
  • 気に入った点は、軽くてコンパクトという点です。携帯用と収納用の袋、特に収納用は、綿の大きなものなので、気に入りました。携帯用の袋は小さくて、それに詰めて入れておくと、羽毛が堅くなってしまうのを防げて良いです。
  • 車中泊の時に、インナーシュラフとして使うと、快適に眠ることが出来るのでとてもいいです。

悪い感想や要望などの口コミ

  • 特になし

Twitterの評判

モンベル シュラフ用インナーシーツ サーマルシーツ(#1121306)の購入を考えている人へアドバイス

ブランド選びに迷っていて特に最初の一本ということであれば、よほど特殊な用途でない限りモンベル製品のチョイスで間違いないと思いますし、ラインナップも豊富なので予算に合わせた選び方もできます。

なお今回私が購入したサーマルシーツですが、登山での3シーズン用をご検討でしたら薄すぎますので注意が必要です。 平地用として、ミニマムな装備を目指すソロキャンプ用としてご検討ください。

またダウン製品は、取り出して膨らんだ状態からスタッフバッグに収納する場合、ある程度のコツと腕力が必要です。

これから初めて購入される方は、もし可能ならば専門ショップのスタッフさんによる実演を見せてもらった方が安心だと思います。

デジャヴ
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■この記事の担当
ヒデ

libloomスタッフのヒデです。43歳で奥さんと3人の子供と暮らしています。家電やスマホ用ガジェットなど大好きで、「libloomレビュワー」さんのインタビューも僕が担当しております。

近々、新築を建てる予定でして、そのタイミングで電化製品などおおよそ買い替えるつもりでいますので、libloomでも僕が実際に購入した商品をレビューしていきますよ!

libloomのレビューはガチです。実際購入した方の情報を正確にお伝えすることを心がけています。今後ともlibloomをよろしくお願いします。

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