【レビュー】下村工業 ヴェルダン パンスライサーは切れ味バッチリ

包丁

ヴェルダン パンスライサー OVD-17を3ヶ月ほど使ってみた『しなもんさん』(33歳/女性)に実際の使用感や特徴などをインタビューしました。

ヴェルダン パンスライサー OVD-17

実際購入して良かった点、悪かった点など、伺っていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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下村工業 ヴェルダン パンスライサー OVD-17を購入しようと思ったきっかけは?

以前からパン好き(特に食パン)だった私。数年前から人気の高級食パンやスーパーでお買い得だったバケット等を厚切りにして食べるのが至福の時間でもありました。

出産後、「手作りのパンを子供と楽しみたい!」とパン作りに挑戦する事を決意。しかし以前から自宅の安い包丁では切れ味が悪く、せっかくのパンが潰れてしまったり、切り口からパンくずがこぼれ落ちてパンの断面がザラザラになり、トーストした時も口当たりが悪くなる事が残念に感じていました。

そこで、焼きたてのパンを潰さずキレイに切り分けられるパン切り専用の包丁が欲しい!と思ったのがきっかけです。

それなりの品質のパン切り包丁は安くないイメージがあり、当初はパンを切るためだけに包丁を購入する事に迷いもありましたが、商品検索を重ねるうちにサンドウィッチや巻き寿司の切り分けもキレイにできると知り、子供用のお弁当等にも活躍しそうだったので、それなら買ってもいいかな!?と思いました。

ヴェルダン パンスライサー OVD-17をどのようにして知りましたか?

自宅で100円ショップで購入した包丁を使用している事もあり、100円ショップやニトリでも安くパン切り包丁を購入できる事も知っていました。

しかし、今回は主に「焼きたてのパン」という繊細な食品に使用するので切れ味や使い勝手も重視したいと思っていました。

そこで、「パン切り包丁 おすすめ」というキーワードでネット検索した所、口コミサイトや雑誌LDKの比較サイトに行き着いたので、そのサイトでのおすすめ製品を参考に製品を選ぶ事にしました。

口コミサイトは2~3件比較したでしょうか。そしてどの口コミサイトでも上位にランクインしていたのがこの「ヴェルダン パンスライサー」でした。

口コミサイトで継ぎ目の無いオールステンレスのものが手入れしやすく清潔が保てる事を知り、その様な製品を希望していたので「理想通りのパン切り包丁だ!」とすぐに購入したい製品の第一候補に挙がりました。

価格もお手頃だったのが嬉しかったです。

パンスライサーを買う際に重要視したポイントとは?

私がパンスライサーを購入しようと思ったときに重要視したのは以下の5つです。

1.使いやすさ

ステンレス製か、切れ味やお手入れのしやすさがそれに準じた素材。パン以外の食品も切りやすい波刃タイプのもの。お手入れが簡単な柄と刃に継ぎ目がないデザインである事。

2.コスパの良さ

品質は重視したいものの、1万円を超える様な高級品は趣味の一貫として購入するには高価すぎるので、予算は3000円以内。

3.サイズ

口コミサイトで刃渡り20㎝前後のものが汎用性が高く使いやすいという情報を得たので、刃渡りは20㎝前後である事。

4.メーカー

品質保証がある等安心感があり、信頼できるメーカーの製品である事。

5.その他

ユーザーの口コミ。価格以上の品質や丈夫さである事や、使いやすいといった評価が高い製品である事。

購入に迷ったパンスライサーは?

購入に迷ったパンスライサーは以下の商品です。

AUGYMER パン切り包丁

パン切り包丁:オールステンレスで、価格帯もヴェルダンと同等。1年間のメーカー保証もある事が魅力的でした。懸念事項が見当たらない事と、口コミを見ても切れ味や耐久性に関して高評価で、その他も目立ったマイナス評価は無かったため、こちらの商品も最後まで購入について迷いました。

貝印 ブレッディ ワン

刃物メーカーとして馴染みのあるメーカーの製品で、口コミサイトでも上位にランクインしていたので候補に入れていました。有名メーカーの製品であるにも関わらず、通販サイトでは1000円以下で購入できる点も魅力でした。口コミでも切れ味については高評価で、コスパで考えるのであればヴェルダンよりも優位でした。

この二つのパン切り包丁と比較検討して最終的にヴェルダンに決定した理由は、やはり刃と柄が一体型の製品が良かった事と、「切れ味が持続する」モリブデンバナジウムという刃の素材に惹かれた事です。

自宅で使用している調理用トングや包丁に柄と先の部分に継ぎ目があり、継ぎ目を清潔に保つためにいつも入念な洗浄が必要だったので、貝印のブレッディは柄と刃の間に継ぎ目があり、ストレスになりそうだったため候補から除外しました。

ヴェルダンの製造メーカーである下村工業の他の包丁についても洗浄のしやすさが口コミに挙がっていたので、メーカー保証について特に記載はありませんでしたがそこは信頼して、最終的にヴェルダンの製品の購入を決めました。

ヴェルダン パンスライサー OVD-17の特徴、性能

商品サイズ:幅約351mm×奥行き約30mm×高さ約21mm
商品重量:約125g
刀身:モリブデン鋼、柄:18-8ステンレス
生産国:中国

洗浄が簡単で全体を清潔に保ちやすい柄と刃が一体になったデザインです。

柄から刃にかけて曲線的なデザインで、柄を握った際のフィット感も良いです。柄と刃は同じステンレスに見えますが、刃の部分は切れ味が持続するという特徴があるモリブデンバナジウムという別素材です。

全体がメタリックな見た目なので重そうに見えますが、重量は実測で105gと軽く、軽々とパンをカットできます。

刃はオールマイティーに使用しやすい22.5㎝の刃渡りで、特に軟らかいパンやケーキ等に向く平刃タイプとは違い波刃タイプなのでどんなパンも切りやすいです。

パンに限らず巻き寿司やサンドウィッチ、完熟のトマト等自宅にある包丁では潰れてしまってキレイな切り口にできないという悩みをこの1丁で解決してくれます。我が家では使う機会がありませんが食器洗浄機にも対応しています。

ヴェルダン パンスライサー OVD-17のメリット

こちらのパンスライサーを使い始めてから3ヶ月程経ちました。

パンは時間がある時にしか焼けないので焼き立てのパンを切るために使用したのは4回程ですが、その他にもカステラや巻き寿司等、今まで普通の包丁で切って潰れてしまい、テンションが下がってしまっていた食品は迷わずこちらのパンスライサーを使っています。

参考に自宅にある普通の包丁で切った断面とヴェルダンパンスライサーで切った断面を焼き立てパンと巻き寿司で比較してみましたが、やはり「潰さずに切れる」といった点は一目瞭然です。

↓カステラの切れ味比較

↓巻きずしの切れ味比較

巻き寿司はレタスやかまぼこ等実感が違う具材を同時に切っていますが、包丁で切るとそれぞれの具材が飛び出てきてしまいましたが、ヴェルダンパンスライサーではレタスの断面もキレイに切る事ができて感激でした。

強いて言えば、巻き寿司の海苔の継ぎ目が下にあると、その部分だけはパンスライサーでも切にくい事もあったので、継ぎ目を上にして継ぎ目を綴じるように押さえながら切り分けると力も上手く入り、キレイな断面にする事ができました!

パンやカステラ等は口当たりが美味しさの重要ポイントだと思っています。このパンスライサーを使う事で口当たりの良さや本来の弾力を楽しむ事ができる様になり、大好きなパンが格段に美味しく感じられ幸せです。

また、キレイな断面で切り分けられる様になったので、先日焼き立てパンをママ友にお裾分けする時も見た目に配慮でき、焼き立てのふっくらした状態で届ける事ができました。

ヴェルダン パンスライサー OVD-17のデメリット

我が家ではこのパンスライサーをニトリの包丁スタンドに立てて収納していますが、全体的に普通の包丁と比較して厚みがないため、スタンドに収納しても柄の部分がグラつき、傾いてしまいます。

包丁スタンドを買い換えれば解決する問題かもしれませんが、刃先のケース等が付いていれば、スタンドに立てずに引き出し等に平置きできるのにな〜、と思っています。

また、刃の素材がモリブデンバナジウムというステンレスよりも丈夫で錆びにくい素材を使用している事にも惹かれて購入したのですが、洗った後にキッチンクロスで拭いて収納したところ、クロスの繊維の跡の形に一部変色してしまいました。

錆びにくい素材ではあるものの、洗った後はすぐに乾拭きしないとあっという間に錆びてしまうのでは?と感じています。

こちらの商品は食洗機対応でもあります。我が家で食洗機は使わないので検証はできていませんが、包丁スタンドでのグラつきや、水分による変色等を考えると、食洗機の中で安定せず他の食器を傷付ける事や、乾燥が不十分で錆びてしまう事が不安なので、もし自宅に食洗機があっても、こちらの商品は手洗いすると思います。

ヴェルダン パンスライサー OVD-17の総合評価

最も重要視していた使いやすさに関しては、軽量で扱いやすく、軽々と焼き立てパンや巻き寿司等普通の包丁では潰れてしまいやすい食品をとても綺麗な切り口で切る事ができ、大変満足しています。

切れ味や品質も考慮して、当初は3000円以内で買えればいいな、と思っていたのですがこちらは2000円でお釣りが来るので、色々なものにベビーユースして2本目を購入する事を考えたくなる使いやすさとコストパフォーマンスです。洗いやすさを考えて柄と刃に継ぎ目がないデザインのものを探していましたが、するっと丸洗いができ、継ぎ目のないデザインにして正解でした。

刃渡りに関しては切るものを選ばない20cm前後の22.5cmですが、我が家にとっては包丁スタンドの高さからすると、20cm以下(18cm程度)の刃渡りの方が包丁スタンドでグラつかず、収納のしやすさはあるかなと思います。

下村工業の包丁に関してはパンスライサー以外の包丁も洗いやすさと使い勝手に関して実際のユーザーからの高評価な口コミもあり、メーカーとしても信頼できました。

私は使用後の乾拭きが甘く、既に刃の部分を変色させてしまっていますが、切れ味は健在なのがさすが丈夫な素材だな、と感じています。

今回このパンスライサーを購入して、丈夫な素材であってもメンテナンスは怠ってはいけない事を学習する事ができました。

ヴェルダン パンスライサー OVD-17

ヴェルダン パンスライサー OVD-17の口コミ・評判は?

ヴェルダン パンスライサー OVD-17のネットでの評判を調べてみました。以下、良い口コミ、悪い・要望などの口コミをどうぞ。

良い感想や効果があった口コミ

  • 2008年からずっと使い続けています。ガイドがなくてもキレイに切れます。一度も研いでないけど切れ味変わらず。
  • ビックリするほど簡単に切れる。早く買えばよかった。
  • 高級感があって好き。以前使ってたやつはパンくずだらけだったけど、こちらは殆ど出ずに切れる。

悪い感想や要望などの口コミ

  • 中が柔らかいパンだと切れ味はイマイチ。
  • それなりにパンくずは落ちる。
  • 刃が薄いので手を切る。

Twitterの評判

ヴェルダン パンスライサー OVD-17の購入を考えている人へアドバイス

リーズナブルで切れ味も良いこちらのパンスライサーは、趣味でパンを焼いたり、パン屋さんで1斤以上の食パンを良く買って食べるという方は、ご家庭に1本あるととても重宝します。

4ヶ月程度使用してみての感想ですが、家庭で使用する分には切れ味の劣化はなく、もしこの先劣化してしまっても2本目を買い替えやすい価格設定なのもおすすめしたいポイントです。

柄と刃に継ぎ目がなく、丸洗いできるのも魅力ですが、刃の部分に少しでも水分が残っていると変色や錆びの原因になるので、他の食器とキッチンクロスを共有するのではなく、乾拭き専用のクロスを用意するのが良いかもしれません。

この製品は食洗機対応ですが、細身のフォルムとパンスライサーならではの長い刃渡りで、ラック等に収納させても安定しにくいです。他の食器の破損等を防ぐためにも、食洗機の中に安定して置ける場所があるか確認してから食洗機での洗浄をする事と、変色や錆び防止のためにもできるだけ速やかに乾燥、乾拭きする事をおすすめします。

モリブデンバナジウムは切れ味が持続しやすい丈夫な素材ですが、その硬さゆえに研ぎ直して使用するのは難しいので、1本を長く大事に使いたいという方は、ステンレス製等の比較的研ぎやすい素材のものが良いと思います。

しなもん
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■この記事の担当
ヒデ

libloomスタッフのヒデです。43歳で奥さんと3人の子供と暮らしています。家電やスマホ用ガジェットなど大好きで、「libloomレビュワー」さんのインタビューも僕が担当しております。

近々、新築を建てる予定でして、そのタイミングで電化製品などおおよそ買い替えるつもりでいますので、libloomでも僕が実際に購入した商品をレビューしていきますよ!

libloomのレビューはガチです。実際購入した方の情報を正確にお伝えすることを心がけています。今後ともlibloomをよろしくお願いします。

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