ガーデンライトは、その美しい外観だけでなく、防犯にも効果的だといわれています。
警察庁が提供する「住まいる防犯110」によれば、空き巣による被害が侵入窃盗の中で最も多く、全体の約1/3を占めています。このガイドラインでは、家の周囲を照明や防犯灯で明るく保つことを防犯対策の一つとして推奨しており、一般的に見てガーデンライトが有効に機能します。
しかし、一概にガーデンライトといっても防犯効果が高いものと、そうでないものがあります。
基本的に、ガーデンライトは家の景観を向上させ、訪れる人々に安心感を与えるものです。夜間に外出から戻った際に明るく照らされたエントランスは、家全体の雰囲気をも高めることができますが、だからといって防犯対策に非常に効果的とは言い難いです。
この記事では防犯対策としてガーデンライトを設置しようと思った時、どういったガーデンライトが効果が高いのか？また相乗効果が得られるアイテムなどを紹介していきます。
ガーデンライトで実際の犯罪は減った？
屋外照明が防犯に効果的かどうかについて、一部の研究では照明が改善されると犯罪率が低下することを示していますが、他の研究では大きな効果が見られないという意見もあります。
例えば、アメリカとイギリスで行われた研究によると、改善された照明が設置された地域では犯罪が平均で21%減少したことが報告されています (Office of Justice Programs)。しかし、これは全ての種類の犯罪やすべての地域に当てはまるわけではなく、昼間の犯罪抑止にはなりません。
研究者たちは、照明が防犯カメラや警備員と組み合わせて使用される場合、特に有効である可能性があると指摘しています。また、照明が地域の誇りや非公式の社会的コントロールを強化するという理論が提唱されており、これが犯罪減少に一役買っている可能性があります (Brottsförebyggande rådet)。
ガーデンソーラーライトを含む家庭用の屋外照明は、夜間に家に人がいると見せかけることができるので、どのガーデンライトであっても犯罪を抑止する一因となりえますが、ガーデンライトの種類によって防犯抑止の効果は全く異なります。
防犯効果を高いガーデンライトとオプション
ガーデンライトを使って家の安全を高めるためのいくつかのポイントをご紹介します。これらのライトは防犯対策としても有効で、価格も手頃なため多くの家庭で利用されています。
まず、ライトの設置場所を慎重に選びましょう。玄関や窓、ガレージの周辺など、侵入者が入りやすいと考えられる場所にガーデンライトを設置することが推奨されます。これにより、不審者が侵入しにくくなります。
次に、人感センサー付きのガーデンライトを選ぶことをお勧めします。これらのライトは、近くに人が来ると自動で点灯するため、侵入者を驚かせることができます。特に赤外線検知タイプのセンサーは人の動きを感知しやすく、効果的です。
このソーラーライトは、2200mAhバッテリーを搭載し、最大2500ルーメンの明るさを誇ります。分離型と一体型の2タイプがあり、リモコンで操作可能な3つの照明モードを備えています。IP65の防水性能もあり、屋外での使用に最適です。ソーラー充電式で電気代がかからず、環境にも優しい製品です。
2500ルーメンという高輝度は際立っており、広範囲を照らすことができる点が特徴的です。また、リモコン操作による便利さや、分離型と一体型の選択肢があることも、使い勝手の良さをさらに向上させています。
また、フラッシュ点滅機能付きのライトも防犯に役立ちます。何か動きが検知されたときに急に点滅を始めることで、侵入者に警告を与える効果があります。このようなライトは侵入者に対して強い威嚇となり、防犯に寄与します。
このソーラー警告アラームは、人感センサーで不審者を検知し、サイレンとフラッシュライトで警告を行うため、家庭やオフィス、農園など様々な場所での防犯に適しています。配線不要でソーラー充電式、防水IP65仕様のため、設置が簡単で維持費もかかりません。特に夜間モードではフラッシュのみの設定も可能で、住宅街での使用に配慮されています。
特徴的な点としては、他の多くの防犯アラームと異なり、ソーラー充電を利用しているため、電源が不要で経済的です。また、リモコン付きで遠隔からも操作可能、複数の警告モードが選べる点も便利です。
これらのガーデンライトを適切に配置し、機能を最大限に活用することで、自宅のセキュリティを大幅に向上させることができます。
昼間の防犯に役立つアイテムは？
夜間の防犯のためのソーラーライトと合わせて設置を検討したいのが防犯カメラです。数年前であれば個人宅の防犯カメラといえばダミーカメラが一般的でした。
ですが、現在は防犯カメラ自体の価格も下がり、性能も飛躍的にアップしています。かつ電源不要のソーラータイプが主流になりつつあるので、防犯カメラとして設置しておくと、格段に被害に遭う確率が低くなります。
設置場所は？
ガーデンライトを設置する際、防犯面を考慮して場所を選ぶことが大切です。以下は、安全性を向上させるために照明を設置するおすすめの場所です。
- テラスの壁面: テラスが隣の建物や木々に囲まれている場合、不審者が隠れやすくなるため、ここにセキュリティライトや監視カメラを設置すると良いでしょう。これにより、侵入者の侵入経路を遮断できます。
- 駐車場やカーポート: 車や貴重品が保管されている場所は、犯罪のターゲットになりやすいです。特に道路からアクセスしやすい位置にある場合、センサーライトやスポットライトを設置して、不審者の接近を防ぎましょう。
- 道路に面していない側: 視認性が低い側は、侵入者が目立たずに接近しやすくなります。フラッシュタイプの照明を設置すると、侵入者を威嚇することが可能ですが、近隣に迷惑をかけないように点滅の強さや間隔を調整することが大切です。
これらのポイントにガーデンライトを適切に設置することで、住まいの安全性を大きく向上させることができます。
1F賃貸のバルコニーに、防犯ライト設置完了。センサーが感知して光ります。それ以外にOn/Offで常時点灯させることも可能です。バルコニーで外ご飯するとき、便利です。 pic.twitter.com/2ZP86dc
— 木津イチロウ | 猫専用賃貸プロデューサー (@Gatos_Apartment) August 21, 2011
まとめ
いかがでしたか？
この記事では、ガーデンライトの設置が防犯に役立つ方法として、特に重要な場所にセキュリティライトを設置することの効果を詳しく説明しました。
テラスの壁面、駐車場やカーポート、そして道路に面していない側の視認性が低い場所に適切な照明を設置することが、不審者の侵入を防ぎ、安全を高める上で非常に有効です。
フラッシュタイプの照明が侵入者を威嚇する効果もある一方で、近隣に迷惑をかけないよう配慮することも重要です。
家の安全を守るために、これらのポイントを活用して、ガーデンライトを上手に設置してみてください。
防犯ライトに監視カメラ付きなので安心しておくんなまし
— ジュン⬛️⬜️⬛️ (@JUN_3373) January 1, 2020
ガーデンライトといえばソーラータイプが便利ですが、現在では100均でもたくさんのガーデンライトが販売されています。防犯に使用するようなガーデンライトだと価格的に少し高いと思われてる方はまず安価なガーデンライトを試してみてはいかがでしょうか？こちらの記事では100均で扱っているガーデンライトの種類や用途についてまとめています。合わせてご覧ください。
