冷蔵庫「MITSUBISHI MR-CX37C」を2ヶ月間ほど使ってみた『tomatoさん』(28歳/女性)に実の使用感や特徴などをインタビューしました。
MITSUBISHI MR-CX37C
MR-CX37Cは2017年10月に発売されたモデルです。後継機としてMR-CX37Dが2018年10月にリリースされ、さらに、同モデルとしてMR-CX37Eが2019年10月にリリースされています。
ただし、現在の冷蔵庫は殆どマイナーチェンジになりますので基本ベースの機能はほとんど同じです。MRシリーズに興味がある方は、レビューを参考にしてください。
MR-CX37D
MR-CX37E
実際購入して良かった点、悪かった点など、伺っていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
冷蔵庫 MITSUBISHI MR-CX37Cを購入しようと思ったきっかけ
結婚を機に、2人暮らしを始めました。そのため、テレビ、電子レンジ、掃除機、など、ひとそろい購入することになりました。そのときに冷蔵庫も新調することに!以前は、お互い、単身者用の冷蔵庫を使っていましたので、2人暮らしだと容量が大変少ないだろうな、と。
今は2人暮らしですが、おいおい家族が増えるかもしれないので、容量は3~4人用の物を、と思っていました。具体的に言うと、350L~400Lですね。ただ、マンション住まいのため、あまり大きい冷蔵庫は、キッチンに入らないというおそれもあったので、サイズに関してはけっこう気を遣っていました。
あと、お互い料理が好きなので、肉や魚、バターやチーズなどが新鮮に保存できる、性能の高いチルド室で、かつ容量が大きめの物を探していました。できれば、はやりの「真ん中野菜室」が欲しいな、という希望もありました。
MITSUBISHI MR-CX37Cを知ったきっかけは?
インターネットでAmazon、yahooショッピング、楽天、ジャパネットタカタなどで口コミを熱心に読み漁りました。ある程度の情報を仕入れたうえで電機店に足を運び、実際に商品を見比べました。
特にこだわったのは冷蔵庫のサイズとチルド室なので、1つずつ、冷蔵庫を開けては閉めて、を繰り返しながら検討しました。
ヤマダ電機の冷蔵庫の写真を撮って、ビッグカメラの冷蔵庫と比較しながら、ビッグカメラの店員さんと価格交渉も行いました。前に使っていた冷蔵庫の下取りの話でもご好意が感じられましたので、最終的にはビッグカメラで購入しました。
冷蔵庫を買う際に重要視したポイントとは?
私が冷蔵庫を購入しようと思ったときに重要視したのは以下の3つです。
1.氷点下ストッカー
肉や魚を生のまま鮮度に長持ちさせる、「氷点下ストッカー」が搭載されています。夫婦ともども、けっこう料理が好きなので、チルド室にはこだわっていました。普通のチルド室に加えて、氷点下ストッカーがあるので、この容量クラスの冷蔵庫にしては、チルド室に肉や魚などを保存できる!と思いました。
2.容量
定格内容積は365L、冷蔵室215L、冷凍室 80L、野菜室 70Lです。3~4人サイズです。
3.サイズ
幅600×高さ1820×奥行656(脚カバー含む:660) mm。マンション住まいのため、重要でした。キッチン自体はそんなに狭くはないのですが、搬入経路が一部狭い所があるため、特に横幅が気になっていたんです。大きすぎる冷蔵庫は省エネ性能が高いので、気になっていましたが、致し方ありません。
購入に迷った冷蔵庫は?
購入に迷った冷蔵庫は以下の商品です。
HITACHI R-S3800HV
冷蔵庫は、日立か東芝がおすすめ!というのを聞いたことがあったので、まずは日立や東芝の、350~400Lクラスを見ていました。そのときに目をとめたのが、日立のR-S3800HV「真空チルド」という言葉に引き込まれました。
真空チルドとは、真空の力で酸化を抑えて、おいしく保存してくれる機能です。店頭でこの冷蔵庫を開けた時に、チルド室を手前に開けてみたんです。すると、「ぷしゅ~!!!」という音が!この音の虜になりました。本当に真空になっているんだ!と感動。
ただし、ネックだったのが、その容量。本体容量は375LなのでOKですが、肝心の真空チルド室の容量が小さい……。真空チルド室の左側に製氷機がついているので、その分、真空チルド室が狭くなってるんですよね。また、価格もこのクラスにしてはお高い。15万円は軽く超えちゃってます。
真空チルド室には惹かれましたが、容量が少ないのでは話になりませんので、却下。そして、見つけたのが三菱のこの冷蔵庫です!チルド室に一工夫があり、容量も大きい!そんなわけで、私は三菱を選びました。
MITSUBISHI MR-CX37Cの特徴、性能
三菱電機 冷蔵庫「氷点下ストッカー」CM
- 定格内容積:365L
- 各室容量
冷蔵室:215L [168L うちフレッシュゾーン 17L]
野菜室:70L [41L]
冷凍室:80L [53L]※[ ]内の数字は食品収納スペースの目安
自動製氷:有 外形寸法:幅600×奥行656×高さ1820mm- 必要設置スペース:幅610×奥行660×高さ1870mm
- 質量(約):68kg
- 年間消費電力量(50/60Hz):345kWh/年
- 年間電気代目安:9320円(税込)
・「氷点下ストッカー」がとにかくすごいです。
独自の気流制御により、食品の内側と外側の温度差を抑えることで過冷却状態を作り出し、氷点下(約-3℃~0℃)でも食品を凍らせない状態で保存できます。従来、チルドで約4日しか保存できなかった牛ひき肉や豚ロース肉も約7日間保存でき、傷みやすい肉や魚の鮮度を長持ちさせます。冷蔵室より低温環境で保存するため、食品の変色を抑制します。食品を凍らせないため、細胞破壊によるドリップの流出を防ぎ、栄養素を逃がさず、旨味をキープします。
・省エネ評価は星4つです。年間消費電力(50Hz)365kWh年間消費電力(60Hz)365kWh年間電気代(50Hz)9855円年間電気代(60Hz)9855円。いろいろ調べましたが、このクラスだと星4つが限界のようです。もっと容量の大きい冷蔵庫だと、省エネ評価が星5つですが、そんなに大きな物は部屋に入らないかもしれないので、4つで良しとしました。
・冷蔵室の床面に製氷用タンクを埋め込み、空いたスペースに冷蔵室の横幅一杯まで広げた「氷点下ストッカー」と「ワイドチルド」を搭載。
これにより、食品をたっぷり収納できます。
チーズやハムなどの加工食品は「ワイドチルド」に、
肉や魚などは「氷点下ストッカー」に保存するなど、それぞれに適した食材を整理して保存できます。
衛生的で食材の臭い移りも抑え、食材の使い忘れや無駄を削減します。2種類あるので、使い分けられる喜びが大きいです。
・静音トップレベルの約17dB(A)。購入してから気付きましたが、リビングにいて、全く冷蔵庫の音が気になりません。
・その他各種
扉側のポケット
温度調整
MITSUBISHI MR-CX37Cのメリット
購入して2ヶ月ほど経ちました。毎日使用しています。
期待していた、氷点下ストッカーに驚きです。
今まで、まとめ買いした肉などを、下処理して小分けにして冷凍庫に入れていましたが、料理する際に解凍するのが面倒くさいんですよ……。
料理する何時間も前に冷蔵庫に入れて解凍すればいいんですけど、それがなかなか面倒くさくて。解凍し忘れていたときには慌てて電子レンジで解凍するんですが、解凍時間が難しく、時には火が入りすぎてしまうことも……。
氷点下ストッカーは、そんな心配がありません。氷点下で保存しているのに、包丁で切れます!だから、解凍する手間が不要です。
もっと大きいクラスの冷蔵庫には、氷点下で保存したり、急速に冷凍したりといった保存場所が、冷蔵室とは別に搭載されているものも多いですが、350~400Lクラスだと、なかなかチルド室にまで一工夫された冷蔵庫がないんですよね。
その点、この冷蔵庫は素晴らしいです。製氷機の場所の工夫で、チルド室の容量が大きいのも助かっています。
おかげで、毎日の料理が楽しくなりました。
MITSUBISHI MR-CX37Cのデメリット
改善していただきたいのは、野菜室の容量です。
はやりの、「真ん中野菜室」なのはいいんですが、容量がもっとあったらまとめ買いにきくし、出し入れしやすいのにな~と思っています。
冷蔵庫と冷凍庫の容量はたっぷりあるので、我が家ではけっこう余っちゃってます。しかし、野菜室がいつもパンパン!!入りきらないので、野菜を切って冷凍庫に保存したり、そのまま1段目に入れちゃったりしています。
野菜は野菜室で保存したい!というのが本心なんですが。我が家はベジタリアンというわけではありませんので、一般的な2人暮らし家庭の野菜の消費量だと思います。特にまとめ買いしたつもりはなくても、いつも野菜室がいっぱいで、出し入れがしにくいんです。
よくCMで、「真ん中野菜室は、出し入れラクラク~♪」なんてやっていますが、野菜室の場所よりも、容量の方が、出し入れラクラクかどうかを左右するのではないでしょうか。冷蔵室と冷凍庫の容量を少し減らして、野菜室の容量にあてていただけると、出し入れラクラクになるのでは。
MITSUBISHI MR-CX37Cの総合評価
総合評価としては、星4つです。とにかく「氷点下ストッカー」と「ワイドチルド」のダブル使いが気に入りました。
横まできっちりの容量ですし、解凍する手間が省けました。バターやチーズは、チルド室で保存すべし、というのは頭ではわかっていても、チルド室の容量のせいで、どうしても肉や魚を最優先して、バターやチーズを扉裏に保存している方って多いと思うんです。私もその1人でした。
扉裏って、すっごく温度変化が激しいらしいので、やめたほうがいいようです。今は、肉や魚だけでなく、チーズやバターもきちんとチルド室に収められているので、新鮮!
また、私はホワイトの冷蔵庫を選びましたが、このカラーはキッチンを上品に格上げしてくれるカラー。ブラウンのカラーも、大人っぽくて素敵だったので悩みました。ドアの開き方も、右開き、左開きに対応していていいです。
また、特殊な加工のおかげで、冷蔵庫の拭き掃除がとってもしやすいので、いつも清潔です。ただ、野菜がネック……。野菜はとにかく1つ1つがかさばりますし、何種類も毎日摂取する必要がありますしね。キャベツやレタスをまるまる購入したときなんかが特に入れにくいです。
そのせいで、奥から干からびた野菜が発掘される!なんてことも、これから起こってしまいそうです。
MITSUBISHI MR-CX37C
MR-CX37Cは2017年10月に発売されたモデルです。後継機としてMR-CX37Dが2018年10月にリリースされ、さらに、同モデルとしてMR-CX37Eが2019年10月にリリースされています。
ただし、現在の冷蔵庫は殆どマイナーチェンジになりますので基本ベースの機能はほとんど同じです。MRシリーズに興味がある方は、レビューを参考にしてください。
MR-CX37D
MR-CX37E
MITSUBISHI MR-CX37Cの口コミ・評判は?
MITSUBISHI MR-CX37Cのネットでの評判を調べてみました。以下、良い口コミ、悪い・要望などの口コミをどうぞ。
良い感想や効果があった口コミ
- 省エネ性能で音は静かです。運転音も気になりません。
- 見た目が高級感あります。黒に見えるブラウンは高額があって、立体的に見えます。
悪い感想や要望などの口コミ
- 野菜室が小さい。高さがないです。2Lのペットボトルが入らないのはダメ。
- 庫内の照明が暗い。下の方がわからないです。
- 庫内の一番上の棚が高すぎて使いずらいです。もう少し下に最上棚を位置してくれた方が良い。
- 取説の書き方が下手。わかりにくい。
- 奥行きが思ったほどないです。
- 操作パネルが庫内の奥にあるので、モノが収まっていると使えない。
- チルド室が無駄に二つに分かれてるので、高さがない。
インスタの評判
肉や魚を1週間近く、冷凍せずに保存できる、「点下ストッカー」が魅力♪
「氷点下ストッカー」や「切れちゃう瞬冷凍」と便利な機能がたくさん。
氷点下ストッカーのある三菱の冷蔵庫になりました!ビールキンキンっ!
MITSUBISHI MR-CX37Cの購入を考えている人へアドバイス
マンションやアパート住まいのため、搬入経路やキッチンが狭い、という方におすすめします。こちらの冷蔵庫は、横幅60cmのため、ファミリー用の1LDKや2LDKなんかにお住まいだと、だいたい設置可能なサイズだと思います。
1人暮らしだけど、月に1度コストコでのまとめ買いが趣味!なんて方にもおすすめです。とにかくチルド室がおすすめなので、料理をする方にはもちろん、私のように解凍し忘れちゃったり、電子レンジでの解凍時間がつかめない……なんていう方にはもってこい!の冷蔵庫です。
余談ですが、冷凍すると少しは細胞が壊れてしまいますし、電子レンジで解凍なんて、もってのほか!ですしね。わかっちゃいるけど、冷凍庫で保存するしかないのが実情で……そんな人こそぜひ!お料理は毎日のことですので、自分のライフプランに合った、最適なパートナー(冷蔵庫)を見つけてくださいね。
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