デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600を1年半ほど使ってみた『鈴木さん』(16歳/男性)に実際の使用感や特徴などをインタビューしました。
デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600
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実際購入して良かった点、悪かった点など、伺っていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
- デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600を購入しようと思ったきっかけ
- デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600を知ったきっかけは?
- デジタル一眼レフカメラを買う際に重要視したポイントとは?
- 購入に迷ったデジタル一眼レフカメラは?
- デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600の特徴、性能
- デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600のメリット
- デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600のデメリット
- デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600の総合評価
- デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600の口コミ・評判は?
- デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600の購入を考えている人へアドバイス
デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600を購入しようと思ったきっかけ
去年の1月ごろから動物園に行くようになり、そこで写真を撮ることが趣味になりました。
私は自分のカメラを持っていなかったので父のコンパクトカメラを借りてしばらくはそれで撮影をしていたのですが、古い機種でズーム倍率も低く、動物園で写真を撮るには物足りない性能でした。
そこで私は父が長い間使っていなかったフィルムの一眼レフカメラを使うことにしました。
私はデジタルカメラに触れて育ってきた世代なので、フィルムカメラは使うたびにフィルムを買って装填しなければならないこと、連写ができないこと、マニュアルのピント合わせしかできないこと、そして何よりフィルムの現像代がかかることの不便さにストレスを感じてしまいました。
やはり自分専用の、デジタルの一眼レフカメラが欲しいなと思ったからです。
デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600を知ったきっかけは?
インターネットで初心者向けの一眼レフカメラを色々と調べてみたところ、この商品を紹介しているサイトがあり、気になったので調べてみたのがきっかけです。
調べていくと、私が求めていた機能が全て搭載されていたので「このカメラは初めて持つのにはちょうどいいなあ」と思いました。
デジタル一眼レフカメラを買う際に重要視したポイントとは?
私がジタル一眼レフカメラを購入しようと思ったときに重要視したのは以下の4つです。
1.Nikon製品であること
なぜNikonの製品にこだわるのか、その理由は「壊れにくさ」です。
Nikonは軍用機器を製造してきた歴史があるため他社のカメラよりも壊れにくく作られている、ということを色々なところで見聞きしました。私は高価な製品は長く使えることが大切だと思っているのでNikon製で信頼できるこの商品を選びました。
2.バリアングル液晶であること
私はローアングルでの撮影をよく行うのでバリアングル液晶は必須の条件でした。
3.Wifi転送が行えること
SNSに写真をアップするのでこれも必須の条件でした。
4.操作が素早く行えること
動物を撮る時は一瞬でも時間をかけてしまうとシャッターチャンスを逃してしまいます。そのため操作性は重要視していました。
具体的には右手で操作が完結することです。
このカメラは設定用ボタンやダイヤルが右手側に集中しているのでとても操作しやすいです。
購入に迷ったデジタル一眼レフカメラは?
はじめはD5300というカメラを検討していました。
比較検討していたものの中でも安く、バリアングル液晶を搭載していたためです。しかしこのカメラは発売が2013年と一昔前なので今では役不足と感じる箇所がありました。それは最高ISO感度です。基本的に最近のNikonのカメラはエントリークラスのものでも上限がISO25600です。
しかしこのカメラは上限がISO12800となっているので物足りなく感じてしまいました。デジタル一眼レフに求める性能の一つとして暗所でも手ブレせずに綺麗に撮ることができることがあったのでこの違いはとても大きなものでした。
そしてもう一つはダブルズームキットに付属するレンズの種類です。D5600に付属するレンズはAF-Pという型番がついているのですが、D5300に付属するレンズにはAF-Sという型番がついています。
これはどのような違いかというと、レンズに搭載されているモーターの種類です。AF-Pはより新しく、性能がいいレンズです。モーターの性能が良いほどAFでピント合わせにかかる時間が短いので、動物をメインに撮る私にはこれが決め手となりました。
ちなみに現在ではD5300にもAF-Pのダブルズームキットがありますが、私が購入した時にはまだありませんでした。
デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600の特徴、性能
ブランド | ニコン |
---|---|
製品型番 | D5600LK18-55/A |
年式 | 2016 |
有効画素数 | 2416万画素 |
撮像素子 | APS-C |
画面サイズ | 3.2 インチ |
可動式液晶 | はい |
連続撮影速度 (コマ秒) | 5 |
ズーム倍率 (光学) | 3 |
固定焦点距離 | 18 mm |
焦点距離 (広角側) | 18 mm |
焦点距離 (望遠側) | 55 mm |
F値 (広角側) | 3.5 f_stop |
F値 (望遠側) | 5.6 f_stop |
シャッタースピード | 1/4000秒 |
測距点 | 39点 |
最低 / 最高撮影感度 (拡張感度) | ISO 100~25600 |
ファインダー付き | はい |
ファインダータイプ | 光学式ファインダー |
ファインダー倍率 | 0.82倍 |
レンズタイプ | ズームレンズ |
種類 | 標準レンズ |
フィルター径 | 55mm |
レンズ構成 | 8群11枚 |
レンズマウント | ニコンF |
WiFI | 有り |
手ブレ補正 | 有り |
付属機能、特徴 | タッチパネル、フルハイビジョン動画、タイムラプス |
付属品 | AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR・Li-ion リチャージャブルバッテリー EN-EL14a・バッテリーチャージャー MH-24・ストラップ AN-DC3・ボディーキャップ BF-1B・接眼目当て DK-25 |
モータータイプ | STM(ステッピングモーター) |
カラー | ブラック |
商品素材 | カーボン |
サイズ | クロス付き |
バッテリータイプ | リチウムイオン電池 |
電池付属 | はい |
保証書 | 同梱 |
保証 | メーカー保証:1年 |
商品重量 | 413 g |
梱包サイズ | 7 x 12.4 x 9.7 cm |
ニコンイメージ動画
ニコン D5600概要説明
バリアングル液晶を搭載している
バリアングル液晶とは、横に開き、縦方向に回転させることができる液晶のことです。これがあると足元に咲いている花をローアングルで撮影したり、人が多いイベントで頭の上にカメラを持ち上げて撮影したりすることができ、液晶が固定されているものよりも撮影の自由度が非常に高くなります。
2416万画素のセンサー
最近のカメラは画素数がとても多く、後からトリミングしても綺麗な画像を得ることができます。これは被写体が遠い場所にある場合に役立ちます。
snapbridge
snapbridgeとはNikonが提供する画像転送用アプリのことで、最近のNikonのカメラに搭載されています。
カメラとアプリでそれぞれ設定しておくことで、撮影した画像を自動的にスマートフォンに転送することができます。SNSにすぐ写真をアップすることができて便利です。
デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600のメリット
現在購入してから1年半経過しましたが、やはり一番便利なのは撮影した写真を自動的に転送することができるsnapbridgeです。
以前使用していたコンパクトカメラにはそのような転送機能がなく、いちいちSDカードをパソコンに挿して取り込む必要があったのでこのカメラを買ってよかったなと思っています。
そしてもう一つ良いと思う点はは最高ISO感度が大きいため夜でも綺麗に撮影することができるところです。
一般的にコンパクトカメラは感度の上限が低く、センサーが小さいのでとてもザラザラした画像になってしまいますが、このカメラでは感度を上げてもザラザラした画像にならないので暗い照明のファミレスや旅行の際に夜景を撮る時など、躊躇せずに感度を上げることができるのが大きなメリットだと思っています。
追記:D5600の隠れた魅力
D5600の特徴的なバリアングル液晶は、特定のシーンでの撮影が非常に便利です。例えば、子供の目線での撮影や星空の撮影など、従来のカメラでは難しかったアングルでも、この液晶のおかげで自然に撮影することができます。
また、背面液晶がタッチパネルになっているのも大きな魅力。スマホのような感覚で直感的に操作ができ、特にカメラ初心者には非常に使いやすいと感じました。
さらに、D5600のBluetooth機能は、撮影後の写真の共有が非常にスムーズ。友人や家族との思い出を即座に共有する際に、この機能はとても役立ちました。
デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600のデメリット
使っていて不便だなと感じるのは、マニュアルモードでの露出補正が素早く行えないところです。
マニュアル以外のモードではシャッターボタン近くのボタンを押しながらダイヤルを回すことで露出補正を素早く行うことができるのですが、マニュアルモードではiボタンを押してメニューを呼び出してから設定しなければいけないため手間がかかります。そこが残念でした。
もう一つは、ライブビューでの撮影を行う時に、電子シャッターを使うことができないところです。
ライブビューではカメラの内部にあるミラーが上がり、センサーに直接光が当たるので、電子シャッターを使うことができるカメラでは無音かつ振動がない撮影を行うことができるのですが、この機種ではそのような設定を行うことができないため、ライブビュー撮影時でもいちいちシャッターが動作します。
以前コンパクトカメラを使っていた時は全くシャッター音が気にならなかったのですが、この機種のシャッター音は結構うるさく気になってしまうので残念だなと思ってしまいました。
デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600の総合評価
私は普段からカメラを持ち歩くわけではないのでコンパクトさよりも画質を重視して選びました。そして、このカメラはエントリークラスながら非常に綺麗な写真を撮ることができるのが特徴です。
他社製のエントリークラスの一眼レフカメラは画素数が少なかったり感度の上限が低かったりオートフォーカスの範囲がとても狭かったりするのですが、このカメラは値段と性能のバランスが非常によくできています。
本体価格で約7万円という価格ながら、妥協しているところがありません。価格内に収めることができる範囲で、写真をストレスなく撮るために必要な操作性や、上位の機種と同じ画像処理エンジンを惜しみなく搭載し、初心者から上級者まで写真を撮ることの楽しさを味わうことができるカメラだと思います。
デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600
デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600の口コミ・評判は?
デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600のネットでの評判を調べてみました。以下、良い口コミ、悪い・要望などの口コミをどうぞ。
良い感想や効果があった口コミ
- 少しのお出かけでもカメラが軽いのでストレスなく持ち歩けます。ダブルズームと18-140と比べて望遠が欲しかったので、こちらにしました。でも、標準が18-55までなので、もっと望遠したい時には物足りなさは否めません。
- タッチパネルがかなり便利です。バリアンブルについてはローアングルで人込みの中を後ろ側から撮影するときに重宝しますね。この機能はハイスペックのカメラを持っているベテランカメラマンでさえ羨ましいと言います。
- ペアリング登録だけで、スマホに転送することができます。スマホ1台に飛ばすだけならアプリを立ち上げるだけでOK。サイズも小さくなるので、SNSに画像アップする際に便利です。
- 軽いですね。撮ってすぐにスマホ転送できるのは便利過ぎる。
- スマホだけ持っていて、SNSをよく使う人なら、このカメラは最適と言えます。
悪い感想や要望などの口コミ
- ミラーが大きいのと、シャッター音も気になる。ミラーブレがやや多く、最新の画像処理機能が活かせてない。
インスタの評判
松島観光。先の五大堂から福浦橋を写す。F値は4.5、7.1、2の三枚を並べました。どれがお好み?
リスをパシャり!
私の最初のプロカメラ。
デジタル一眼レフカメラ Nikon D5600の購入を考えている人へアドバイス
スマホよりももっと画質のいい写真を撮ってみたい、コンパクトカメラでは物足りなくなってしまった、だけどいきなり高いカメラを買うのはちょっと…と思っている方にはとてもおすすめできると思います。
確かに上位の機種には及ばないところも多いですが、スマホやコンパクトカメラよりは明らかに質のいい写真を撮ることができますし、写真が上達したらカメラを使いこなすことができるようになるので「写真を撮る」という行為そのものを楽しむことができます。
写真転送アプリ「snapbridge」を使うことで、旅行先でもすぐスマホに転送してSNSにアップし、思い出を共有する、といったことも手軽に行えます。
SNSへの掲載をメインに写真を撮っている方の中では、一眼レフは綺麗な写真が撮れるけど、スマホに転送するのが面倒くさそう…と思って一眼レフを使うことを諦めている方もいるのではないでしょうか。
そんな方にはぜひおすすめできるカメラです。